星出さんを見ると千里の道も一歩から
さきほど、NHKで、星出彰彦さんを乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」が
国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングというニュースをみました。
ISSに入室する星出さん。
ISSの乗組員が星出さんを迎えるという映像で、
ISSの船内(ちょうど入口の内側の壁)に写真が飾られているのが映りました。
その一番右は、「宇宙旅行の父」と呼ばれ、
ガガーリンが少年時代に宇宙に惹かれるきっかけをもつくったツィオルコフスキーの写真でした。
おひげのおじいちゃんになってからの写真。
アニメの巨匠ユーリ・ノルシュテインっぽい風貌の写真です。
たしか左から2番目がガガーリン。
軍服をきて軍帽かぶって白い鳩を両手に持っている写真です。
ソ連で1961年に出版されたガガーリンの著書「ダローガ・フ・コスモス(宇宙への道の意味)」に
МИРУ-МИР!というキャプションで掲載されている写真。
ロシアの宇宙ステーションの名としてもおなじみのミールは、
ロシア語で「世界」という意味と「平和」という二つの意味があることをご存知の方も多いと思います。
МИРУ-МИР!となると、「ミールー・ミール」。
世界に平和を!という意味になります。
21時のニュースでも同じ映像が流れるかしら。
ぜひ入り口裏の写真にチェックしてみてください。
ユーリ・ノルシュテインがお好きな方はぜひツィオルコフスキーのノルシュテインぶりをチェックください。
ところで、星出さん、すごいですね。
星出さんのこれまでを綴った番組で、
4歳の頃、スミソニアン博物館で宇宙飛行士のコスチュームの隣で映っている写真をみました。
その後、宇宙をめざし、語学や必要な理科系の知識を学んでいったこと・・・
などがお母様へのインタビューなどを含めて語られていました。
すごいものです。
自分のかなえたい夢、目指したい位置が遠すぎて、
そこまでどう歩きだしていいのかわからず、
途方にくれて挫折してしまうことってないですか?
宇宙なんて本当に遠い。
それでも星出さんはそこに到達するまでの必要な第一歩、第二歩を着実に積み重ねていたのですよね。
宇宙に憧れ、宇宙を目指して星出さんと同じように大学で勉強し、
就職先を選んだ方もたくさんいらっしゃるのだろうと考えると、
すべての人が、遠い夢への第一歩を踏み出して順調に到達できるというものではないわけだけど。
それでも果てしない途方にくれる宇宙に対して、着実に一歩一歩近づいていった星出少年、星出青年・・・。
そして見事到達した星出壮年。励まされます!
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