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2008年6月12日 (木)

桑田真澄さんに(ToT)。

野球の桑田真澄。

昔はあまりいいイメージがありませんでした。
ハツラツとしたスポーツ青年っていうよりもどこか辛気臭い(失礼!)気がして、それから金銭トラブルのうわさとかも耳にしていましたし。
また、私がプロ野球に関心がなくて、彼のプレーそのものもみていなかったこともあります。

イメージががらっと変わったのは、桑田さんがアメリカに行く話題でテレビでコメントを聞く機会が増えたころから。
特に、審判との接触で致命的な怪我を被った時の彼の発言にぐぐぐっと感じ入るものがありました。
相手への恨みを一言も語らない、愚痴らない、不運を嘆かない。試練をたんたんと受け入れ、今自分がやるべきこと、今後目指していくもの(きっといろいろ修正しなければならない予定)をたんたんと見据えて語る様子に、涙が出ました。
老成した、位の高い僧を見ているような気持ちになりました。

イケメンでもハツラツでもない桑田真澄のいぶし銀の魅力が、遅ればせながら私にもわかるようになりました。

その桑田さんが日曜日(6/8)の「行列のできる法律~」という番組に出たのですね。
知らなかったのですが、姉から「感動的だった」と興奮気味に電話があってわかりました。
以下、姉からの聞き伝えなので、要約程度で。きっとあの番組をご覧になってもっと鮮明に言葉を覚えていらっしゃる方もいることと思いますが。

人生を四季にたとえたそうですね。
日本に四季があるように人生にも四季がある。桑田さんは甲子園で活躍した高校時代を夏にたとえ、プロになってから冬も経験した。けれど冬も冬の過ごし方があると前向きに語ったのだとか。
それから、清原とのエピソードにも触れたようですね。
(桑田さんをさん付けで書いて清原を呼び捨てもなんですが、清原って、さんもくんも似合わない気がして)。
二人はPL時代からのチームメイトですが、因縁が深い絆ですよね。
清原が行きたいと願っていた巨人が指名したのは桑田さんだったのでしたっけ。

姉からの話を電話口で聞いているだけで(ToT)(ToT)になったのは、桑田さんが今やりたいことの話。
清原が引退する時にバッティングピッチャーをやりたいと。
そのためには力のない球を投げては清原くんに失礼だから、引退時(桑田さん自身の)と同じくらいのボールを投げられるよう準備万端整えているのです、というようなことを語ったのだとか。

桑田さんが野球人としての清原をリスペクトしていることがうがかえてジーン。

この「行列~」の放送を私も見たいなあ、某動画サイトで見られないかしら、とチェックしてみたのですが、みつけられませんでした。
でも、別のテレビの番組での桑田さんのインタビュー映像がみられました。
これも泣けます。宗教家のような言葉、そしてうわっつらじゃない重みがあります。
私が見た映像でのコメントはこんな感じ。


「まわりの評価は気にしない。あくまでも自分。
負け組といわれても、10年後に逆転している可能性もある。
その人が神様ならわかる。だけどみんな完璧じゃない。不完全な人が評価していることは不完全。
絶対じゃない。完璧じゃない人が評価していることをまともに受けて落ちこむことはない」

・・・・・・・・・・・・・・
姉から桑田さんがブログをやっていることをきいて、早速開いてみました。
桑田真澄オフィシャルブログ(ttp://sports.nifty.com/kuwata-masumi/)

メッセージをさかのぼって読んで、また(ToT)。
2008年3月20日では
「倒れたってええやん」というタイトルでこんなことが書かれています。
先生は、全員いい先生かといえば、必ずしもそうではないし、むしろ最悪の先生の方が、多いかもしれないよね。
友達だってそうだよね。誰だって自分が一番可愛いんだから、いざという時は、人を利用したり、裏切ったりするよね。
でも、彼等と生涯を共にするわけではないので、「いい勉強をさせてもらったな」って感じで受け止めて欲しいね。恨んだり、復讐を考えたりしたら駄目だよ。

とか
なぜ、人は、挫折したり倒れたりするかというと、努力、工夫し、起き上がるために倒れるんだよ。
とか。

2007年12月25日には、特定の宗教には入っていないけど、桑田さん自身が感じているのは野球の神様と、大自然の力を信じる自然教かなというようなことが書かれています。
ファンの人の力など、みえない力に支えられて野球をやってこられたからというように。

また、野球のルールについても。野球のルールは審判に気づかれなければ通ってしまうようなところがあるからこそ

「そんな中に、身を投じているからこそ、より一層、自分に厳しさを持たなければいけないと思う。
スポーツ選手の、努力し鍛錬し洗練された姿は、とても美しいと思うし、それ自体が芸術だと思うんだ」
と述べています。

私事ですが、今日、どうしても癒えない過去の傷に触れる出来事があり、いろんな感情がよみがえってきて、朝食昼食を食べなくてもおなかも減らない。全身が怒りに支配されてしまっていたのでした。

でも夕方になって少し平静さを取り戻せました。姉からの電話で、桑田さんのことを知り
「いい勉強をさせてもらったな」って感じで受け止めて欲しいね。恨んだり、復讐を考えたりしたら駄目だよ、という言葉に触れ、桑田さんもいろいろ辛酸あったけれど、人を恨まないように自分に言い聞かせているんだから私もそう努力するか・・・と。

思うのです。人生は、どんなにひどい目に遭っても、結局自分で自分をコントロールするしかない。
治すしかないのですよね。
わざとでも、悪意でなくても、誰かによって傷をつけられた時---その人を責めることはできる。
形だけでも謝らせることはできる。
でも、負った傷は責めたり謝らせたことで治ることはない。
自分自身の自然治癒力を高めて自己再生能力で傷を癒すしかない。
理不尽であっても、私たちは自分で自分の傷を解決しなきゃいけない。
相手を赦さなきゃいけないのは、相手のためではなく、自分のためにもなるから。
自然治癒力だって怒りに浸っている細胞よりも、穏やかさの中で発揮されるものだと思うから。

高校野球などで、「冬越え」が大事とききます。
秋の試合シーズンを終えた冬。走りこみをして下半身を強化したり地道な体づくりをすることが次の春からの野球の力を引き伸ばすと。
自分の人生、今が春か冬かなんて「さなか」にいる時は判断しにくいものかもしれないけれど、スポーツと同じで冬は、「一回り大きい自分」、土台を作り上げるために大切な季節なのかもしれませんね。

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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