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2008年7月29日 (火)

雷のゆりかご

今日は昼過ぎに局地的な雷がありました。
<一転にわかにかきくもり>というように空が真っ黒い雲で覆われたわけではなくて、
青空に雲がぷかぷか浮いているのに、バリバリと言う音。

びっくりしました。
青空から突如鳴り渡る雷。
光るのとバリッ、ピシャッという音が同時。
雷はたいてい、遠くでゴロゴロという導入があるものですが、いきなり本編からスタート、といった感じ。
曇り空ぐらいの明るさをキープしている空なのに、稲妻がぴしぴし光る筋がはっきりみえるのです。
いかに雷の光がまぶしいか、ってことですよね。
ピンク色がかってみえるものもあり、怖いながらも綺麗、と感じました。

夜になって、再び雷到来。
今度は徐々に近づいているという様子でぴかぴかと、低音のごろごろが鳴り響いています。
映画『ジョーズ』で徐々に鮫が近づいてくる時のような音楽みたいに、
「雷がやってくるぞー、くるぞー」といわんばかりの低音ごろごろも迫力ありますよね。

夜の雷と対比すると、あらためて、昼間の雷は近づいてくるぞというプロローグがなかったことがわかります。
いきなり上空で雷が発生しました、というのに近かったです。
少し遠くに(南東)に雷が遠ざかったと思いきや、また頭の上からバリバリッ。
第一弾、第二弾・・・次々頭の上で雷が発生しているのがわかります。

天文では「星のゆりかご」という言葉があります。
星が次々に生まれてくる場所のことを言うのですが、
今日は私が住んでいるところの上空にまさに「雷のゆりかご」があった気がします。

雷や夕立は局地的だからこそ、川で遊ぶ時は上流の天候のチェックが必須。
PCが必要になりますが、リアルタイムで気象情報を見るのにお勧めの2つをご紹介。

2chの気象情報スレッド。
私は「関東気象情報」をチェックしています。
いろんなエリアの方が、「今雷なり始めた」とか「こちらどしゃぶり」とか
「虹がみえてる、所沢」とか書かれていて参考になります。

もう一つは東京電力の「雷雲・落雷合成情報」。
落雷状況を1、今~12分前、2、12分前~24分前、というように
5つの時間枠でデータがアップされています。
なので、1時間前は埼玉に来ていたのが徐々に南下しているな、
とか奥多摩の方から徐々に南東に下りてきているな、とか状況がよくわかります。

東京電力雨量・雷観測情報のトップページ ttp://thunder.tepco.co.jp/

日本全国というわけではないのですが、関東と新潟、福島、静岡エリアのデータがみられます。

今日もそうですが、雷は本当に怖い。
南東の方向へ雷が遠ざかっていったのがわかりました。
その方角で稲妻がバンバン走っているから。
それでも10本に1本ぐらいは真南の方向にピシッと落ちました。

遠ざかったようにみえても、必ずイレギュラーに走る稲妻があるのです。
「雷がまだ遠い」「雷がもう行った」と侮ってはいけないということですね。

雷の起きる日の天気予報で語られる言葉は「大気の状態が不安定」「上空には寒気が」。
地上で熱せられた空気が昇って、上空の冷たい空気と触れるのが雷発生のポイント。
どうやら、明日は寒気も東の海に抜けて、大気の状態は安定のようです。

2008年7月25日 (金)

「崖の上のポニョ」を観ました!


Ponyo_banner
昨日、映画「崖の上のポニョ」を観ました。
♪ぽーにょぽーにょとCMで流れる歌が、頭の中でずっとループして、
気づくと口ずさんでいた割りには、映画の内容をしらなかったのです。

ネタバレになるので、以下、気になる方は映画をご覧になられてからお読みくださいませ。

<1.ぶきみかわいいポニョの造形の虜>
ポニョはさかなの子。そのポニョが3変化するのですが、かわいー。
私はさかなの子、半魚人のポニョの二つにやられました。
ブサカワなのがたまらなく心の琴線をくすぐるのです。

<2.メッセージ性を抑えてわかりやすい映画>
映画自体はとてもわかりやすい。
ハウル、ゲドのように理屈やメッセージ性を強く盛り込まないのがとってもよかったでした。
「となりのトトロ」は高尚なメッセージを言葉で語るというよりも、
あたたかさ、楽しさ、自然の美しさが五感で感じられる名作ですが、
ポニョはトトロ系といえるでしょう。

<3.水の中のゆらゆら浮遊感が心地いい>
今回は、空ではなく海が舞台。クラゲがぷわーぷわーと漂う。
波間に光がゆらゆら。あぶくがホロロンと昇っていくetc, 
漂う、泳ぐ心地よさと色の美しさがめいっぱい楽しめます。

<4.アニメは絵が動くだけ感動させる力がある>
学生の頃、教科書の隅に何枚も絵を描いてパラパラ漫画つくりませんでしたか。
「絵が動いてみえる!」というあの感動。
「崖の上のポニョ」はそんな、「絵が動く」というアニメの原点をちゃんと楽しませてくれる映画でした。
絵が動く、というだけでアニメは感動を起こせるのだから、難しい理屈で補おうとしなくていいですよね。

<5.色鉛筆で描いたようなぬくもりが伝わってくる背景>
セル画風の人物と違って、崖の上の家や海辺の町の風景他は、
色鉛筆で丁寧に描きました、というようなタッチ。
その風景一つ一つが美しかったです。

<6.俯瞰の目も水の中>
宮崎駿映画は<空を飛ぶ&町を見下ろす>目線がポイントと思うのですが、今回は空を飛びません。
でも、水の中に沈んだ町を、船の上から見下ろす場面があります。
水の底に、アスファルトやおうちやみえるという俯瞰の視点をちゃんと抑えているのです。
「空を飛ばないけれど、こういう形で俯瞰の設定を持ってきたかー、なるほどー」と思いました。

<7.好き、ほしい、なりたい、という思いにまっしぐらの映画>
なによりも魅力は、ポニョのまっしぐらな思い。
そうすけに会いたい、人間になりたい、手、ほしい。足、ほしい。そうすけ、好き!

大人になるにつれて、自分の欲求を素直に口に出すことをしなくなって、
好きな相手にも駆け引きや主導権のために、
素直に「好き」、とか「会いたい」って言えなくなっちゃったりしますよね。
ポニョは迷いがありません。
「そうすけ、好き」「そうすけ!」って大好きな人の名前を大声で叫んだり、
嵐や津波を起こしてでも宗介に会いに行く。その一途さがたまりません。
津波のようにまっしぐらに「好き!」「会いたい!」っていう勢いが映画の最後まで押し寄せています。
そしてちょっとのつじつまの合わなさや回収されていない伏線すらなぎたおすように、
このエネルギーに乗ってしまえば楽しむことができます。

「手、ほしい」って力を入れて、ぽこって手をはやしてしまったり。
宗介の怪我を、ぺろっとなめて治してしまったり。
映画では「魔法」と使える力があると説明されているけれど、
きっと私たち誰もが本来は魔法の力を持っているのでしょうね。
陸で立ちたいと思ったから人類は進化したのだろうし、空を飛びたいと思って、飛行機を発明したり。
私達もみんな魔法使いなんだわと感じました。

<8.車と波のカーチェイス>
宗介の車を追ってくる黒い波。迫力ありました。これぞアニメの真骨頂。

<9.照明での信号>
沖の上の船にいるお父さんと崖の上の家との間で、照明でモールス信号みたいにメッセージを送りあう場面が粋でした。
なぜ崖の上に家があるのか、とかの設定説明は何もなかったけれど、
それをうかがいしれたし、宗助の家の昨日までの生活ぶり
(お父さんがいない夜が頻繁にあって、こんな風に信号をかわしているのか)が伺えて、活きたエピソードでした。

<10.ポニョの歌>
なんといっても、あの歌いいですね。いつのまにか口ずさんでいます。

<11.いもうとたちの群舞>
ポニョの妹たち(赤い魚)がたくさーんでてきます。たくさーん。
「もののけ姫」のこだまがいっぱい!というのがツボだった方は、
このいもうとの群舞もツボかもしれません。
Imoutoset
↑ララポートにある「どんぐりガーデン」で発見。
網にかかった状態で売られているいもうとセット。

<12.宗介の愛情>
クライマックスで、どんな姿の時のポニョも好きという内容のことを宗介は語ります。
この言葉にぐぐっとやられました。

<13.映画館を出たら水の中に思える>
これはたまたま。私が見た映画館は横浜のララポートの中。
3階にある映画館を出ると、まるい吹き抜けがあって1、2階を歩く人が見下ろせるのです。
その感じが、今水中にいて、水の底を見下ろしているような感覚になりました。

・・・・・・・・・ちょっと不満なところは
<もっとナンセンスでもいい>
今までの作品ほどメッセージ性を含めていないけれど、それでも藤本がいろいろ語ります。
難しいことはもっと省いてもいいな。
ディズニーのアニメ「不思議の国のアリス」みたいに。
私だったら、いっそ、宗介の夢の中の話っていう設定にしちゃうな。
おばあさんから、人面魚があがると津波がくるという言い伝えを日頃からきいていた
→人面魚ぽにょに出会う→ストーリー展開→
荒唐無稽にいろんなことが起きる→目が覚める→なんだ夢だったのか、

と思うのだけど、夢の中で観たとおり歩けなかったおばあさんが歩けている、
人面魚ポニョは意味深に笑っている。やっぱり夢じゃなかったのかなあ、という落ちで。

「崖の上のポニョ」は起承転結の結が物足りず、収拾しきれていない肩透かしをちょっと感じます。
だからこそ、「不思議の国のアリス」みたいに荒唐無稽ナンセンスに徹してくれていた方がよかったな。

<もっと普通のお父さん、お母さんの設定でいい>
5歳児の宗介がお母さんを「リサ」と呼ぶことに抵抗あり。
普通に「お父さん」「お母さん」と呼ぶ設定でいいし、
性格も「となりのトトロ」のようにもっと普通のお母さんでもよかった。
Hikarukodama
↑どんぐりがーでんで並んでいたこだまたち。
 心霊写真ではありません。
 光を蓄えて闇で光るのだとか。

2008年7月21日 (月)

熱闘と千羽鶴と

神奈川にいると、しだいにはまってしまうものに
高校野球崎陽軒のシウマイ弁当があります。

今、全国で夏の甲子園に出場する学校が決まりつつありますが、
神奈川では北神奈川、南神奈川のベスト16が決まってきたあたり。
連日熱戦が各球場でおこなわれています。

私学の強豪校だけではなく、公立やいろんなチームが力をつけていて、とても見ごたえがあります。
結果的にはコールドで終わった試合でも途中まで優勝候補相手にリードしている学校もあったりして、侮れません。
初戦突破を目標に掲げるチームも甲子園確実といわれているチームもそれぞれ魅力があります。

さて、全国的な風習なのか、ローカルなのかわかりませんが、
神奈川の高校野球で好きなものの一つが、千羽鶴。

初めて知ったのは、テレビ神奈川で試合中継をみていた時でした。
カメラがベンチの様子を映していたところ、
奥にカラフルな「必勝」とかいろんな絵や言葉が描かれているのれんのようなものが吊るされていたのです。
それが膨大な数の折鶴を繋いで作られたタペストリー(のれん)だと知ったのはしばらく経ってから。

きちんと確かめたわけではないのですが、
神奈川では毎夏、折鶴タペストリー(正式の名称わからず)を必勝をかけて、
応援者(おそらくマネージャーや父母会中心)が作り、野球部に贈呈されるようです。
そしてベンチに飾られ、試合のお守りとなるのです。

負けたチームは自分たちの千羽鶴を、勝者チームに手渡すとききました。
「敗れた自分たちの思いを引き継いでくれ、俺たちの想いも甲子園まで連れて行ってくれ」と託されるのですね。

甲子園に出場が決まった学校は、手元にあるすべてのタペストリーを甲子園に持っていくことはできないので、
各校のタペストリーから一羽ずつカットして持っていく、ということもあるそうです。

折り紙で作られるタペストリーのアート性にも目を奪われますし、
いろんな人が夢を託している、敗者から勝者へという夢の引継ぎを含め、
とても素敵な慣わしだと思っていました。
ところが、どうやら、今年は、この敗者から勝者への引継ぎはとりやめになってしまったそうです。残念。

ただ、勝者へ渡すことが禁じられただけで、折鶴タペストリー自体は健在のはず。
試合後、球場の外で選手達がでてくるのを待っていると、
部員たちが大切そうに注意深く運んでいる折鶴タペストリーをみることができます。

モザイク画、クロスステッチの刺繍のように美しく絵模様が描かれた、
手が込んだタペストリーを間近で。
きっと部室から球場へ丁寧に運んできて、ベンチでの守り神となり、
また運びで持って帰り、次の試合に備えられるのでしょう。

今年も、神奈川の高校野球の夏の大会を総括したグラフ誌が2008年版として発売されるでしょう。
全校紹介、選手名などのデータとともに、
各校の2008年の折鶴タペストリー一覧もカラーページで掲載してくれたらいいな、なんて思います。

2008年7月16日 (水)

暑い夏にはジュニパーの香り

いきなり暑くなってきました。
私の住んでいるところでは先週の金曜日から蝉が鳴き始めています。

暑さと湿度ですっきりしない、そんなこの時期に一番愛用しているエッセンシャルオイルはジュニパーです。
フローラル系のオイルに比べ、好き嫌いがわかれるかもしれませんが、
スッとする森林浴系の香りが気持ちいいです。
深く吸い込むと身体の中がクリアになるような。

そして、私はこの香りを嗅ぐと、なぜかお掃除モチベーションがあがるのです。
ジュニパーの効用に、体内の老廃物や余分な水分を外に出すことを促すというのがあります。
もしかしたら、そういうデトックス効果が、
「身の回りの環境の不要なものも追い出したくなる」という気持ちも促進するのかしら、なんて。

暑い夏こそ半身浴で汗を流すのも楽しみですが、
ジュニパーもお風呂で使うのが一番多いです。
ジュニパーを入れた湯で半身浴。汗がたっぷり出ますし、スッとした香りが清涼感を感じさせます。

半身浴ではジュニパーとイランイランの組み合わせもおすすめ。
少しツンとくる硬質なジュニパーの香りに、鼻にふんわり残る甘さとまろやかさのあるイランイランが加わると、豊かな雰囲気になります。

今日もジュニパー&イランイランでたっぷりと汗を流しました。

2008年7月14日 (月)

雪の結晶を観察した人たち(その9)---マルチネット

ブランクができてしまった「雪の結晶」カテゴリー。
雪が解ける季節までにと思いながら、すっかり夏。
ただ、かえって暑い時期に雪の結晶に目を向けるのも
涼しい気分になっていいかしら、なんて。

さて、年代順に雪の結晶を観察した人を私なりに追っていますが、マルチネットを抜かしていました。
年代前後して、マルチネットのご紹介です。

7´) 1778 マルチネット(Martinet)、『Katechismus der Natuur』の中で雪の結晶を描く。 

人物/オランダの教育者

掲載文献/『Katechismus der Natuur』

詳細/国立国会図書館による書籍説明によりますと
「天体、大気、地上、海洋、動物、昆虫、植物などについて問(V)と答(A)の対話形式で書かれた教科書」
とされています。12片の雪の結晶図が描かれています。
土井利位が雪の結晶を顕微鏡観察する上で参考にしたのが『Katechismus der Natuur』といわれており、
マルチネットが描いた雪華12片を自身の「雪華図説」にも引用しています。
<雪の結晶スケッチ世界3大巨匠の一人>と私が思っている土井利位に影響力を与えたマルチネットですが、
ヨーロッパ諸国ではあまり知られていないのかもしれません。
世界の雪の結晶観察の歴史は、ヘルマンが1893年に出版した『scheekrystalle』の中でよくまとめていますが、
この中にはオランダのマルチネット、そして日本の土井利位
(こちらは時代背景からいってしょうがないのかも)は紹介されていません(ドイツ語の原書に私が目を通したところ)。

ネット閲覧/国立国会図書館のデジタル貴重書で、マルチネットの『Katechismus der Natuur』を
見開き2ページみられます。
こちらのページ(ttp://www.ndl.go.jp/exhibit/50/html/catalog/c090.html)です(2008.7.14現在)。
雪の結晶12片が閲覧できます。

転載文献/
『雪華図説』土井利位。雪の結晶12片転載。
『雪華図説考』小林偵作、『雪華図説新考』小林偵作、などの書物でも
マルチネットによる雪の結晶図12片転載。

文献実物/
土井利位のお膝元、茨城県古河市にある古河歴史博物館
(毎年土井利位にちなんだ雪の結晶展を開催)に
マルチネットの『Katechismus der Natuur』は所蔵されているようです。

2012.8.26の記事で『格致問答』をネットで閲覧できるところ他をアップしました。

【雪の結晶を観察した人たちシリーズ】INDEXはこちら
雪の結晶全般はこちら

2008年7月10日 (木)

お星さまと金銀すなご

月曜日は七夕でしたね。
そして、内輪では姉の誕生日。
7月7日生まれだから美しい織姫という意味で叙情的な名前をつけられた、
なのにガラッパチな姉の誕生日、でした。
七夕の夕暮れ時、地元の住宅街を用事ついでに散歩。
あちこちに地植えのラベンダーが綺麗でした。
そして、いくつもの家の玄関先に笹飾りをみかけました。
達筆な文字で家族みんなの健康と円満を願う短冊あり、
太いマジックでたどたどしく、「サッカーがうまくなりますように」と書かれた短冊あり・・・。
折り紙でロケットの形をつくったものもぶらさがっていたり。

七夕行事っていいですよね。星を「見る」存在で終わらせず、擬人化した存在「お星さま」に語りかける、
思いを送る、ことを小さい子供にも無意識にさせるところが。

七夕の唱歌の「おーほしさーま きーらきらー 金 銀 すなご」の歌詞も好き。
砂子とは、細かな金箔を蒔絵や和紙に、砂のようにちりばめたもの。

漆黒という言葉の通り、<黒い漆のような宇宙>に、
金銀の砂子をちりばめたように流れる天の川。
この歌詞を歌うだけで頭の中に和テイストの宇宙が広がります。

ハロウィーンが日本でもポピュラーになったように、
七夕も世界でポピュラーになるといいですよね。
ちょうどサミットで各国の首脳たちが短冊に願い事を書きましたし、
7月7日は世界中で星にお祈りや願い事をする日、ってなるかもしれませんね。

2008年7月 5日 (土)

岩合光昭さんの「ニッポンの猫」写真展でニマ~

岩合光昭さんの写真展「ニッポンの猫」にいってきました。
赤ちゃん猫もボス猫もおじいちゃん猫も自分のお気に入りポジションでくつろいでいる様子。
かわいくって、見ているだけでニマ~とゆるんでしまいました。

 

ニッポンの猫 (新潮文庫)

 

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2008年7月 4日 (金)

ドリームオンアイスの放送をみて

先日放送されたドリームオンアイス、水津瑠美と浅田真央がとくに印象に残りました。

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2008年7月 1日 (火)

宇宙へ行った人気キャラクター(その5)---ミッキーマウス

宇宙へ行った人気キャラクターシリーズその5は、誰もがご存知ミッキーです。

ミッキーマウスが宇宙に行く映画があったかは調べ尽くしていないので、
今回ご紹介するのは、「宇宙に行った人気キャラクター」としてではなく
「宇宙服を着た人気キャラクター」として。

とってもレトロでほのぼのした宇宙服姿のミッキーマウスです。それが、この写真。
S7524052
(C)NASA

ミッキーマウスとはやけに不似合いな
おじちゃんたちが並んでいますね。
実は、この方たちは
そうそうたるメンバーなんです。

1975年2月28日に撮影された写真。
タイトルは
「Micky Mouse greets prime ASTP crewmen to Florida's Disney World.」。
訳すと、フロリダのディズニーワールドで、
ミッキーマウスがASTP(アポロソユーズテストプロジェクト)の卓越した宇宙飛行士たちを歓迎した」でしょうか。

アメリカとソ連が手を組んで宇宙でアポロとソユーズをドッキングさせるアポロソユーズテスト計画がありました。
(1972年に調印されてから3年越のこのプロジェクトは1975年7月17日、見事宇宙でのドッキングに成功)
この計画に当たって、ソ連の宇宙飛行士が英語を勉強したり、
アメリカの宇宙飛行士がロシア語を勉強したり、両国の宇宙飛行士が交流したり、
ということがおこなわれていました。
(その様子の写真もNASAのライブラリーにはあります)。
そんなプロジェクトの中での交流のヒトコマなんです。

写真に添えられているキャプションを要約しますと。

宇宙服を着たミッキーマウスが、オーランド近郊のフロリダディズニーワールドで、ASTPのクルーたちを歓迎した。
彼らは、ケネディ宇宙センターでの三日間の視察の際、サイドトリップとしてこのディズニーワールドを訪れた。
写真は左から、クバソフ(ソ連)、スレイトン(アメリカ)、
ブランド(アメリカ)、ミッキーマウスを挟んで、
レオーノフ船長(ソ連)、スタフォード船長(アメリカ)、
シャタロフ(ソ連・ソ連の宇宙飛行士訓練のチーフ。私メモ/実際には同乗せず)

となっています。

レオーノフとは、アレクセイ・レオーノフ(Алексей Леонов)。
1965年ヴォスホート2号で人類初の宇宙遊泳をおこなった宇宙飛行士です。
このアポロソユーズ計画をレオノーフ自身が絵(すごく上手)と文を書いて出版されています。
翻訳絵本のタイトルは「やさしい太陽の風」(ラドガ出版所)。
この絵本を読んで、詩的、そして色に対する感覚がこまやかな人だなあと思いました。

(追記 レオーノフのディズニーワールドでの感想を『アポロとソユーズ』からご紹介。
2009年7月9日のブログです) 

【宇宙へ行った人気キャラクターシリーズINDEX】はこちら

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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