雷のゆりかご
今日は昼過ぎに局地的な雷がありました。
<一転にわかにかきくもり>というように空が真っ黒い雲で覆われたわけではなくて、
青空に雲がぷかぷか浮いているのに、バリバリと言う音。
びっくりしました。
青空から突如鳴り渡る雷。
光るのとバリッ、ピシャッという音が同時。
雷はたいてい、遠くでゴロゴロという導入があるものですが、いきなり本編からスタート、といった感じ。
曇り空ぐらいの明るさをキープしている空なのに、稲妻がぴしぴし光る筋がはっきりみえるのです。
いかに雷の光がまぶしいか、ってことですよね。
ピンク色がかってみえるものもあり、怖いながらも綺麗、と感じました。
夜になって、再び雷到来。
今度は徐々に近づいているという様子でぴかぴかと、低音のごろごろが鳴り響いています。
映画『ジョーズ』で徐々に鮫が近づいてくる時のような音楽みたいに、
「雷がやってくるぞー、くるぞー」といわんばかりの低音ごろごろも迫力ありますよね。
夜の雷と対比すると、あらためて、昼間の雷は近づいてくるぞというプロローグがなかったことがわかります。
いきなり上空で雷が発生しました、というのに近かったです。
少し遠くに(南東)に雷が遠ざかったと思いきや、また頭の上からバリバリッ。
第一弾、第二弾・・・次々頭の上で雷が発生しているのがわかります。
天文では「星のゆりかご」という言葉があります。
星が次々に生まれてくる場所のことを言うのですが、
今日は私が住んでいるところの上空にまさに「雷のゆりかご」があった気がします。
雷や夕立は局地的だからこそ、川で遊ぶ時は上流の天候のチェックが必須。
PCが必要になりますが、リアルタイムで気象情報を見るのにお勧めの2つをご紹介。
2chの気象情報スレッド。
私は「関東気象情報」をチェックしています。
いろんなエリアの方が、「今雷なり始めた」とか「こちらどしゃぶり」とか
「虹がみえてる、所沢」とか書かれていて参考になります。
もう一つは東京電力の「雷雲・落雷合成情報」。
落雷状況を1、今~12分前、2、12分前~24分前、というように
5つの時間枠でデータがアップされています。
なので、1時間前は埼玉に来ていたのが徐々に南下しているな、
とか奥多摩の方から徐々に南東に下りてきているな、とか状況がよくわかります。
東京電力雨量・雷観測情報のトップページ ttp://thunder.tepco.co.jp/
日本全国というわけではないのですが、関東と新潟、福島、静岡エリアのデータがみられます。
今日もそうですが、雷は本当に怖い。
南東の方向へ雷が遠ざかっていったのがわかりました。
その方角で稲妻がバンバン走っているから。
それでも10本に1本ぐらいは真南の方向にピシッと落ちました。
遠ざかったようにみえても、必ずイレギュラーに走る稲妻があるのです。
「雷がまだ遠い」「雷がもう行った」と侮ってはいけないということですね。
雷の起きる日の天気予報で語られる言葉は「大気の状態が不安定」「上空には寒気が」。
地上で熱せられた空気が昇って、上空の冷たい空気と触れるのが雷発生のポイント。
どうやら、明日は寒気も東の海に抜けて、大気の状態は安定のようです。
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