鶴に願いを
7月21日に「熱闘と千羽鶴と」で
神奈川の高校野球でみられる千羽鶴
(応援のために作られ、ベンチに飾られ、敗者から勝者に自分たちに夢を託すために手渡される)
について書きましたが、
やはり神奈川だけのローカルなものではなかったのですね。
今日、甲子園の横浜(神奈川)VS聖光学院(福島)をみていたところ、
いきなりの激しい雨で試合が40分ほど中断。
試合再開後の聖光学院側のスタンドを映すカメラが捉えたのはカラフルなたくさんの千羽鶴でした。
アナウンサーによって、
控えの部員たちが雨を避けるために真っ先に運んだものがこのたくさんの千羽鶴だったこと。
それらは、県大会で聖光が打ち負かしたチームから託されたものであることが語られました。
部員達がどしゃぶりの雨からまっさきに千羽鶴を守ったというのがいいなと思いました。
自分たちが勝つことによって夢破れた球児たちの思いの重みを感じているということでしょう。
21世紀になってさらに、人間の手作業が機械にとってかわっても、
千羽鶴の一つ一つの鶴は機械じゃなくて手で折られる。
きっとこの先、どんなに技術が発達しても。
応援していたチームは違えども千羽鶴の鶴一羽一羽が
「勝って甲子園で野球ができますように」という願いを担っているのです。
今日、聖光学院が託された鶴たちが勝者となった横浜高校に手渡されたのでしょうか。
知りたいところです。
ところで願いを託すといえば星ですね。
「星に願いを」。
鶴に願いを託しながら、星にも願掛けしたらWパワーだと思いませんか。
「鶴座」なんてのがあったら最強!!と思われる方、いらっしゃるかもしれません。
あるんですね。鶴座が。
ただ、秋が深まる頃南の空低く、なので私はまだちゃんと見たことがありません。
晩秋の南の宵空に見えるということは、
7月下旬~8月上旬の明け方、南の空の低いところに位置しているということになるので、
緯度の低いところに旅行すれば、きちんと見られるかもしれません。
千羽鶴を持って、南に旅して、鶴座に願掛けしたら、最強そう・・・。
本などで鶴座の紹介を見ると、非常に美しく星が並んでいるのがわかります。
主だった星が翼を広げた鶴を連想できる形で並んでいて、
それを結んだ線画が描かれています。
白鳥座の主だった星が羽を広げた白鳥の姿をつくっているように。
さて、鶴座をイメージした音楽を神山純一さんが作曲されています。
明日はこの音楽をご紹介します。
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今年は私も甲子園にはまりまくりました。
近所の日大鶴ヶ丘のほか、
横浜高校と、日吉の慶応が出たので、横浜出身の私としてはウハウハな夏でした。
仙台育英の木村投手がいちばん気になった。
沖縄浦添の伊波も良かったし、来年は少し暇になるだろうから、甲子園に行こうと思ってます。
投稿: ポポ手 | 2008年8月24日 (日) 21:59
ポポ手さん、甲子園みまくりだったのですね。
生粋の神奈川っ子ですものね。
この夏は横高も塾高も結果を出して、神奈川の高校野球の強さをアピールしてくれましたよね。
仙台育英の試合、見逃してしまいました。木村くんよかったのですね。沖縄の井波くん、よかったですよね。
私もいつか甲子園いきたいです。
投稿: emi | 2008年8月24日 (日) 23:50