星のお絵描きに挑戦---いて座のティーカップ
子供の頃、たくさんの点に1から番号が振ってあって
その通りに結んでいくと絵ができあがるっていう遊びをしませんでした?
点と点を結んで絵を作る。
そんな気分で宙の星も自由に結んでいいのです、きっと。
ココログにお絵かきソフトが加わったので
今回は、中黒「・」ではなくて、このソフトで星のお絵描きに挑戦!!
↓へたっぴで恥ずかしいですが、こちらはいて座のおもだった星たち
今、ちょうど宵空で木星があるあたりですね。
お絵描き初心者なので、
星の明るさを白い点の大きさで描ぎわけるというワザはできません。
いて座の主だった星は、こんな線で描かれることが多いです。
黄色い線で結んだのが南斗六星。
北斗七星のようなひしゃくの形を6つの星で作っています。
西洋ではミルクディッパー(ミルク匙)。
その他の線はこんな風にグレーの線で結ばれています
覚えにくい形ですよね。
そこで、覚えやすく、とっても楽しくなるいて座の結び方をご紹介。
補完するのは茶色い線です。
またまた、線がギタギタしてますが、
左手で描いたわけでも、ヘタウマを狙ったわけでもありません。
右手でマウスを持って何度も直線を引くことにトライして
ベストの出来なんです、一応(^_^.)
最初に引いたグレーの余分な線を消します。
仕上がる絵はこんな感じ!
なんでしょう?
そうです。ティースプーンとティーポット!
かわいいですよね。この形だったら、一番上の星の並びをみただけで、
すぐに星と星を結べる気がしませんか。
南斗六星のひしゃくの柄の先の星は肉眼では街なかですと見えづらいことも多いので、
余計このティーポットの形を覚えた方が便利でしょう。
満天の星空でティースプーンをみつけると、
まわりの星たちがこぼれた砂糖の粒にみえるかもしれませんね。
(街なかだとティースプーンは見えづらいです)
星の位置関係を自分のなじみのある物の形にあてはめて覚える。
古代人から受け継がれてきた星座を無視しても。
でも、そんな風に楽しむことも、
古代の人の<星を身近なものに見立てて楽しむ>精神を大切に受け継ぐことになるといえるかもしれません。
星空散歩ができる本 北半球版
ちなみにこのティーポットとティースプーンは私が考えたものではありません。
日本の星座案内の本でみかけることはあまりないですが、
Milton D. Heifetz 著& Wil Tirion絵の「A Walk through the Hevens」---日本語訳は
「星空散歩ができる本 北半球版」(編訳者松森靖夫、訳者岩上洋子、高橋真理子/恒星社厚生閣)で
p48~49に紹介されています。
いて座をティーポットに最初に見立てたのはいつの時代の誰か、私はわからないのですが、
きっと紅茶好きの人だったのかしらなんて思います。
ところでこのティーポットで飲む紅茶はレモンティーがいいですか。ミルクティーがいいですか。
それはもちろんミルクティーでしょう。
なんてったって射手座の方向は天の川(ミルキーウエイ)が濃いのですから。
涼しい秋の夜、いて座のティーポットを仰ぎながら、アツアツのおいしいミルクティーを楽しんでみませんか。
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