おさるのジョージの作者による星のお絵描き
おさるのジョージ(ひとまねこざる/curious George)が
宇宙服を着て宇宙に行ったお話はこちら(2008.6.26)に書きました。
この愛すべきキャラクターを生み出した作者H.A.レイは
「星座を見つけよう」という素敵な絵本も描いているのです。
ジョージシリーズと同じ、軽やかなタッチで星座の動物たちが描かれています。
日本ではたぶん1969年が初版。
今74版あたりが出回っているので、40年近く愛されつづけている絵本といえるでしょう。
なにが素晴らしいかというと、レイのオリジナリティあふれる星座絵。
といっても星を独自の方法で結んで新しい星座をつくったというわけではありません。
いて座の星を別の方法で結ぶとティーポットになるというのを先日ご紹介しましたが、
そんな風にあらたな星座を作ってしまうわけではありません。
おおぐま座、くじら座、おとめ座etc.今までとは違う独自の結び方で、
さらにおおぐま、いて、くじら、おとめっぽい星座絵を描いているところがすごいんです。
へたっぴですが、お絵かきソフトで私が再現してみます。
たとえば先日ティーカップの結び方をご紹介した射手座。右側が一般的な結び方の一つ。
黄色いラインは南斗六星ですね。この線の結び方だと、射手(矢を射る人)にはみえませんね。
それがレイの手にかかると・・・
こんな風になります。
レイの絵本の結び方を私が再現したもので星の位置関係とかもきちんと正確に描けていません。
直線もゆらゆら(^_^.)
あくまでも再現としてご了承ください。
黄緑色のラインがレイ自身によるオリジナルの結び方の部分です。
頭に羽飾りのようなものをつけ、長いスカートのようなコスチュームをまとって弓矢を構える人にみえますよね。
こんな風に独自の線の結び方で星空を楽しんでいるレイの自由な発想っていいですね。
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