もうすぐクリスマス。クリスマスにちなんだ音楽を聴きたくなりますよね。
誰でもご存知の坂本龍一の「戦メリ」こと「戦場のメリークリスマス」。
映画『戦場のメリークリスマス』の中の曲で
正確には「メリー・クリスマス ミスターローレンス Merry Christmas Mr.Lawrence 」。
出だしの繊細な甘い高音の繰り返し、エキゾチックなメロディー。
永遠の名曲ですよね。いろんなバージョンやカバーがありますのでまとめてご紹介します。
①まずは、坂本龍一のオリジナルバージョン。この映画のサントラはこちらですね。


戦場のメリー・クリスマス
②坂本龍一による別バージョンはアルバム『coda』にはピアノ、
『1996』ピアノ・ヴァイオリン・チェロのトリオ編成、
『04』ピアノ別バージョンなどがあります。


Coda


/04
③押尾コータローのギターバージョン。
すっごくいいです~。ギターというと左手で弦を押さえて、
右手でその弦を弾いて音を鳴らすのに、
左手の指で弦を押さえながらそれだけで音を出したり、
右手でも弦を押さえパッと離して音を鳴らすタッピング&ハーモニクスなど独特の奏法の妙技でギター1本の概念が変わります!
ギター一本とはいえない厚みのある楽曲になっています。


STARTING POINT
④マキシムのピアノ
クロアチアのピアノの貴公子マキシムのカバーはちょっとアップテンポでアグレッシブだけどかっこいいです。


グレイテスト・マキシム
⑤デヴィッド・シルヴィアン&坂本龍一の「禁じられた色彩」
「戦場のメリークリスマス」というと忘れてならないのが
「禁じられた色彩(Forbidden Colours」ですよね。
バッハの曲にグノーが新たなメロディーをつけて「グノーのアヴェマリア」を創ったように、
おなじみの戦メリのメロディーに新たなメロディーが加わって生まれた超名曲。
デヴィッド・シルヴィアンの歌声がなまめかしくて、
坂本龍一のメロディーに絡みつくような耽美さがすごくいいです。


禁じられた色彩
⑥初音ミクの「禁じられた色彩」
知る人ぞ知るおすすめカバー。
戦メリのピアノの高音の幽玄な感じと、人工的な歌声の組み合わせがぴったり。
⑦世界の歌姫サラ・ブライトマンによる「禁じられた色彩」
アルバム『神々のシンフォニー』にボーナストラックとして収録されています。
艶やかな声がぴったりで、出だしも鳥肌ものですが、
一つだけ残念なのは、こんこんコーンの繰り返しの音色。
ちょっとうるさいカナ。


神々のシンフォニー
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この他にも「Merry Christmas Mr.Lawrence」のカバーは
⑧西脇睦宏のベルサウンドや、⑨オルゴールバージョンあり。
「禁じられた色彩」のカバーは
⑩Bobo in White Wooden Housesのアルバム『glow』にも。
少しエキセントリックな女性の歌声で。
⑪マーク・スチュアートによる「禁じれられた色彩」はピカソの人物像のように、
断片にして再構成して別物を作ったみたいな感じですが、なかなかかっこいいです。
⑫Volta Mastersも戦メリをアレンジした「1773 / Mr.Lawrence/ Heart Music Remix」や、
戦メリとラストクリスマスを合体させたアレンジ曲などを発表しています。
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あらたなカバーで、戦メリを楽しんでみませんか。
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