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2009年2月24日 (火)

星のささやき---その8.ウラジーミル・オブルチェフ

ザハールの物語にセルゲイ・オブルチェフの名前は出てこないかなと全文をさらっと目を通したところでは無かったのですが、セルゲイの父ウラジーミル・オブルチェフは名前を挙げて登場しています。

ソ連からトルコのカスピ海方面を結ぶ鉄道開発に関するくだりでした。

さて、ウラジーミル・オブルチェフのプロフィールを『砂ばくの謎-中央アジアの僻地を探る』(V.A.オブルーチェフ著 川岸貞一郎訳)より抜粋でご紹介。
(※苗字のオブルチェフは頭のOにアクセントがあるので表記はオーブルチェフがより正確なのですが、一般的にオブルチェフとカタカナ表記されているので私はこのブログではオブルチェフと書いています。この『砂ばくの謎』ではオブルーチェフと表記されていますので、出典に忠実にするために下記の引用(青字)ではオブルーチェフとしました)


この本(原著名『中央アジアの僻地にて』は原書者ウラジーミル・アファナーシエビチ・オブルーチェフが1905~6年と1909年にジュンガルを探検したときの経験をもとにして、1951年にまとめたものだ。(中略)1956年、93歳で他界するまでに執筆した本は一千冊を越えるといわれ、しかもその間に何度か探検旅行に遠征しているのだから、まさに超人的存在といわねばなるまい。
地質学者としてオブルーチェフは1901年にトムスク工科大学、また、1921年から1929年まではモスクワ鉱山大学で教授の地位にあり、その年アカデミー会員となっているし、のちにはソ連地理学協会名誉総裁に推挙されている。
一方、探検家としては、1886~88年にカラクムへ出かけたのをはじめ、1892~4年にはポターニン探検隊に同行して北中国、蒙古を訪れ、そのあと、先ほど触れたジュンガル探検のさいには石油、金鉱を発見している。また、しばらく間をおいて、1935~8年にシベリア探検もしている。


長く引用いたしましたが、このように地質学者として輝かしい功績のある人物なのです。
月のクレーターにも名前が付けられたような方なのです。

が、しかし、『砂ばくの謎』の続きに、
もう一つ、オブルーチェフは肩のこらない読みもの、空想科学小説の作者としても知られている。と書かれているように、父オブルチェフはソビエト版ジュール・ヴェルヌといいますか、ソビエトSFのさきがけの人物なんです。

Zemlya_sannikova1955book 代表的なSF作品としては
『地底世界探検隊』袋一平訳/講談社少年少女世界科学冒険全集27/1957年出版
(原題 Плутония/プルトーニア/1926年出版)

『北極の秘島』工藤精一郎訳 講談社少年少女世界科学冒険全集30/ 1957年出版
( 原題 Земля Санникова/サンニコフ島/1926年出版 )

小松崎茂が表紙を手がけた本をジュブナイルを中心に幅広く紹介されているサイトを発見!(ttp://www16.ocn.ne.jp/~t2349/)。こちらのサイトででこの2冊がどんな本か知ることができます。

『地底世界探検隊』は ttp://www16.ocn.ne.jp/~t2349/htm13.html


<地底世界にはいった探検隊がマンモスにあったが・・・>
ロシアの探検隊六人が、北極の火山口から海面下九千メートルのプルトニア国にはいり、マンモス、恐竜、剣竜などの大昔の巨大動物たちにあう。また大あり、大鷲に襲われながらも、不思議な地底世界のプルトニアを探検する波瀾にとんだ冒険物語・・・・巻末広告より


『北極の秘島』は ttp://www16.ocn.ne.jp/~t2349/htm14.html

<雪と氷にとざされた北極に、花さく緑の楽園がある。>
北極に楽園があると信じた探検隊は、極地にむかった。少年ニキータもとくに楽しんで、その中に加えてもらった。苦しい暴風の中を越えていくと、見た事もない不思議な動物や人間にあい。色々の冒険が続けられていくという興味ある冒険物語。・・・・巻末広告より


上記の青字はこの↑サイトより引用

♪メモ♪
ウラジーミル・アファナーシエビチ・オブルチェフ(1863-1956)/Vladimir Afanasyevich Obruchev/Владимир Афанасьевич Обручев
『砂ばくの謎-中央アジアの僻地にて 』法政大学出版局 1959年出版
原書名『В дебрях Центрально  Азии』ソ連で1951年出版

星のささやきシリーズINDEXはこちら

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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