カロリーヌがロシアに行く絵本をゲット!!
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うれしいことがありました。海外のアマゾンのユーズドで取り寄せした本が届いたのです。
その本というのは、ピエール・プロブスト(Pierre Probst)のカロリーヌシリーズの「Caroline en Russie」。カロリーヌがロシアへいくお話です。
日本語版の出版はなし。日仏学院の図書室にもフランス版はなし、フランスからの取り寄せをしてくれる書店でもフランス本国での再販の予定なしということで取り寄せ不可能。
あきらめていたのです。
でも、カロリーヌが好きで、ロシアが好きな者にとって、ダブルで自分のハートど真ん中を直撃するこの本を見ずにいられましょうか。
先日、海外のアマゾンでuesdで購入できることがわかり、意を決して四苦八苦で手続きしてみました。すると、わずか9日間で届いたのでした!
感激です。絵本を実況中継します。フランス語はわからないので内容は絵で推測。
私の手元に届いた本は背のところが赤い布張りとなっています。
(装丁は2バージョンありそう)。全編カラーで44ページ。
冒頭ではカロリーヌとおともだちが、カフェオレボウルにクロワッサンを浸して食べるシーン。おいしそう。ゴクリ。
そのあとロシアの旅がはじまります。
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イズバー(美しい窓飾りが施されたロシアの伝統的な農村の家屋)。赤いサロペットでおなじみのカロリーヌが、鮮やかな赤い刺繍のブラウスとスカートというロシアの民族衣装をまとっています。おともだちもロシアの民族衣装ルパシカを着ています イズバーの中ではテーブルをみんなで囲んでいます。
サモワールを真ん中にピクルス、ウォッカやクワスが並ぶ食卓。黒猫のノアローはバラライカ(ロシアの民族楽器)を弾いて歌っています。
イズバーの室内にはイコン(ロシア正教の聖人画)もあり、ピエール・プロブストがロシアを念入りに調べて描いていることがわかります。
(←イコン)
カロリーヌはできたてのブリヌイ(ロシア版クレープ)をみんなにふるまっています。
*** カロリーヌたちは赤の広場にでかけます。おとぎ話の建物のような聖ワシリー寺院も、スパスカヤ塔も色鮮やかに描かれていてロシアマニアのハートをくすぐります。(→聖ワシリー寺院)
カロリーヌはなぜかマロージェノエ(アイスクリーム)の売り子さんになっているみたい。
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クレムリンの中にある王様の大砲も登場。
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サンクトペテルブルクでは、カロリーヌはエカテリーナ2世に扮しているのかドレスを着ています。
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オペラ『ボリス・ゴドノフ』をライオンのキットが演じているシーンあり。赤と金色を基調にしたロシア的色彩をピエール・プロブストがうまく捉えて描いています。
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ボリショイ劇場ではカロリーヌとおともだちがステージでロシアの民族舞踊を。犬のユピーたちのコサックダンスも、ノアローや白猫プフのバレエのような開脚ジャンプも見事。(表紙の絵ですね)
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凍った川の氷が割れたところで寒中水泳?の場面も。
*** サーカスもでてきます。大きなマトリョーシカをひょうのピトーがを一つ一つ開けていくと、、、最後にカロリーヌが中から登場!
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その後、タイガの雪原をトロイカで走ったり、シベリア鉄道の旅も。
この「Caroline en Russie(ロシアでのカロリーヌ)」が出版されたのは1993年。プロブスト氏が80歳の時になります。
晩年は小学館の絵本の時と比べ、タッチがあっさりしています。小学館の絵本のころは、全頁に渡って細部まで描かれ、それぞれの動物がページごとにいろんなことをしでかしているから、絵をずっと眺めていても、何度眺めていても飽きない。というよさがありました。
晩年の作品はそれぞれの動物の描き方もあっさりしています。
それでも、このCaroline en Russieは、カロリーヌとおともだちとロシア的なものの組み合わせが十分魅力的。聖ワシリー寺院やロシアの風景が楽しめる絵本としてだけでも価値ある美しい絵の中に、カロリーヌたちが登場するのですから!!
*カロリーヌの絵本の表紙以外の画像は、イメージをお伝えするために私の私物からアップしました。聖ワシリー寺院は自分で仕上げたクロスステッチの刺繍です。
*「今日も星日和」の中で、カロリーヌが月に行くお話のご紹介はこちらに 前編 後編
(2009.4.7補足)
上記に画像をアップした聖ワシリー寺院のクロスステッチのキット。私はモスクワで購入しましたが、日本でも取り扱っていらっしゃるところがあります。
スワロフスキークリスタルを使用したオリジナルデザインアクセサリーetc.を販売されていらっしゃるリュボーフさんhttp://lubov.jp/ です。
私はリュボーフさんで、別の絵柄の聖ワシリー寺院(雪のある冬の風景)のクロスステッチキットをみつけて早速購入しました!
惹かれる方はどうぞ訪ねてみてください。
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