音合わせ、チューニングのよろこびと井上陽水の「つめたい部屋の世界地図」
私のブログの右サイドで紹介させていただいているさる子さんのブログを訪ねたら、
クラシックコンサートが始まる前の音合わせの時間が大好きであることを書かれていました。
私も「音合わせの時間大好き!」なので、今日はこの話題で。
スポーツ選手でいうところの、試合前のストレッチみたいな、
楽器が本番の「よそいき?」の顔をする前の素顔の音を披露するみたいなところが好きです。
フィギュアスケートなどでも、本番で音楽に合わせての振りをみているより、
その前にスケーターが音楽なしで、
頭の中の音楽だけで、すすすってジャンプのあとの手の振りの練習とかしているところをみるとぞくっとします。
「素」がみえるような気がして。
さて、この演奏前の音合わせの時間が大好きという方にぜひ聴いていただきたい楽曲が
♪井上陽水の「つめたい部屋の世界地図」。
出だしが、弦楽の音合わせのような音。
混沌とした雰囲気がすーとひとつにまとまって、少しクレッシェンドしてフッと消えたあと、
ギターが始まって歌がはじまります。
歌の内容もいいです。
♪潮風に吹かれ、何も考えず遠くをみるだけ とか
♪飛び交うかもめは陸が近いのを教えてくれる とか。
私は、この歌の世界に憧れ、船の上で海を眺めたいがために島へ何度も旅行しました(国内)。
酔うから嫌だという友達と、
「酔っても船に乗りたい」という私で意見が別れ、
飛行機好きの友達と現地で集合したことも。
デッキで音楽を聴きながら、風に吹かれながら、
大海原の景色の中にゆっくり自分が前進していく、のが心地いいんですよね。
この歌は、オカリナの郷愁を誘う音色も、陽水のつややかで耽美な歌声もGOOD。
「つめたい部屋の世界地図」データ:
最初に収録されたアルバムは1972年の『陽水II センチメンタル』のようです。
私が持っているのは1975年リリースのベストアルバム『GOOD PAGES』。
「つめたい部屋の世界地図」は3曲目。白ジャケットが印象的なアルバムです。
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コメント
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曲を聴いたら、emiさんが星空を見上げながら
航海しているイメージが浮かんできました☆
私、もしかしたら、井上陽水さんのコンサート
今月末行くかも知れません。
妹が、母が好きだからとチケット取って
くれたのが、きっと井上陽水さんだったと
思います。
太陽の水と書いて、陽水なんですね。
もしかしたら井上陽水さんも、航海が
お好きなのかも知れませんね!
投稿: おんぽたんぽ | 2009年5月 1日 (金) 06:36