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2009年10月22日 (木)

『ハナミズキ』の歌詞をきっかけの出会い

インターネットでは顔がお互いわからなくても「言葉」「思い」を通じて出会える、つながれるということを感じた出来事があります。
それは今年の私の誕生日にQtaroさんとおっしゃる方がこのブログ「今日も星日和」にコメントを書き込んでくださったこと。以来、度々メールのやりとりをさせていただいているQtaroさんのご了承を得て、今日は書かせていただきます。

今年の私の誕生日。珍しいほど吉凶混合の日でした。
誕生日を覚えてくださる友人がいるというのはいくつになってもうれしいものですね。
日付が変わってすぐから、バースデーメールをいくつもいただいて嬉しいと思う一方。午後には「あら・・・」と思う出来事も。
迷惑コメントがこのブログに書き込まれていたのもその一つ。昼間、帰宅して発見したのです。  すぐに削除。
コメントを書き込みがすぐに反映されるシステムから<一旦保留。私がコメントをチェックした上で画面に反映>方式に変えてまた外出。

怒りが湧いてくること、自分の至らなさを痛感すること等、心の振幅の激しい一日を過ごして夜遅く帰宅。
郵便で届いていたプレゼントにも心わくわくして、やっと一日無事終わりかと思ったあと、もう一つ出来事があったのです。それは、不注意で愛用していた桜模様のアンティーク皿を見事に割ってしまったこと。
これはきっと「厄払い」。誕生日の夜に大切なお皿が身代わりとなってくれたんだわと、破片を拾いながら気持ちを切り替えようとしましたが、内心、大ショック。
「大凶の誕生日だわ」と、PCを起動。そしてQtaroさんからコメントが届いているのに気づいたのでした。

それは私が2008年6月10日にアップした、一青窈の「ハナミズキ」の歌詞の記事に対してでした。
Qtaroさんが「ハナミズキ」の歌を愛し、この詩の意味を考える中で私のブログのこの記事に出会ったこと。私の記事で、より解釈が深まったことが記されていました。
また、Qtaroさんご自身の詩の解釈を教えてくださったのでした。

ものすごくうれしかったです。お役に立てたこと。
そして、Qtaroさんの詩の解釈が、この日の私の心境にものすごく重なるところがあり、まるで神様がQtaroさんを通じてメッセージをプレゼントしてくれたようなありがたい気持ちになりました。

ブログでコメントを公にせず、私(emi)だけが読んでいただければ、と書き添えられていました。
昼間の迷惑コメントの一件があったからこそ、コメントを承認制に変えました。
だからこそ、ご自身のコメントがブログに公になることを望まないQtaroさんが私にメッセージを送ってくださることができたのですね。
一見、いやだなと思う出来事(昼間の迷惑コメント)もどこで「吉」の出来事につながっているかわからないなあと実感。
誕生日の夜は、思いがけない、じーんとくる素敵なメッセージでしめくくられたのでした。

以来、Qtaroさんと「ハナミズキ」の歌に関してメールのやりとりをさせていただいております。
今日は、ご了承を得て、Qtaroさんの詩の解釈のいくつかをご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、私。「ハナミズキ」の歌は大好きだけれど、その花言葉まで思いめぐらしていませんでした。
Qtaroさんはハナミズキの花言葉についても触れていらっしゃいました。
「私の思いを受けて下さい」なのだとか。

Qtaroさんからのメッセージは歌詞の「解釈」というよりも「ハナミズキ」をよりわかりやすく&深く発展させた「詩」というべき作品。一部分を抜粋で。

私の近くに来てください
すぐ近くまで来てください
つぼみをあげたいのです
友情のしるしだったハナミズキ
この地に来て、今では私の家の庭にさえ咲いています
そう、それは花開いたのです
薄紅色をつけて可愛らしく咲いている、そのつぼみをあげたいのです

果てしなく続いている悪い夢が、
現実に起こっているとは思いたくない戦争が、必ず終わりを告げますように
私の大切な人と、その人が大切に思っている人とが、
生きている間、平和が続きますように
  * * *
そう祈ることが、あなた方にあげたい私のつぼみです
いつか大きく花開いて、あなた方を喜ばすことができるはずです
ハナミズキを、
私の思いを受けてください
生きている私たちが、そう祈りながら生きていくことを、
あなた方に約束したいのです
  * * *
報復に出ない我慢が、暴力に訴えない度量が、いつか実を結んで
果てしなく続いている波風が、暴力の応酬が、必ず収まりますように


Qtaroさんの解釈を拝読して、一青窈の「ハナミズキ」のツボミという言葉を頭の中で自然に「いのり」「きぼう」「救い」に置き換えていました。
あらためて「ハナミズキ」の歌に流れる自己犠牲、愛を感じました。

一青窈が「ハナミズキ」の楽曲は「返礼」という花言葉を意識したと語っていたことから、Qtaroさんは3番の歌詞に「返礼」の思いを読み取っていらっしゃいます。
「ハナミズキ」の歌詞が、9.11の出来事を受けて作られたことから、3番=犠牲者となった方から生きていく方へのメッセージ。
1、2番の歌詞=生きている人たちがその思いに応えている「返礼」なのではないかと。
そううかがって、歌詞を目にすると、3番のわかりづらい「待たなくてもいいよ 知らなくてもいいよ」のくだりがすっと心に通っていきます。

さて、Qtaroさんのメッセージで特に胸にしみこんだのが
「報復に出ない我慢が、暴力に訴えない度量が、いつか実を結んで」のところでした。
私自身の抱えている「課題」にものすごくリンクしていました。
攻撃を攻撃で返さないのは、弱さでも、また、やさしさでもなく、「度量」。一番意識していきたい言葉を誕生日に届けてくださったこと、本当に感謝です。

Qtaroさんに教えていただいた、「ハナミズキ」の花言葉「返礼」。

1912年に当時の東京市がワシントンDCに桜の木を送り、その返礼として1915年に、ハナミズキが贈られたという日米の友好のエピソードがあるのですね。
このハナミズキの原木が現存するとうかがい、私も調べてみました。
世田谷区にある都立園芸高校に現存するようですね。東京とワシントンの友情の証のハナミズキが、第二次世界大戦他さまざまな時代の出来事を経て生き続けて、今も花を咲かせている。
「友情の証」が100年続いてきたということ。ハナミズキの歌にリンクするエピソードですね。

何かが100年続くためには、いろんな人の思いが手がくわわっている、そんなことを感じます。

「ハナミズキ」の歌は水面みたいなものですね。いろんな人がその水面に自分の心象風景を映して奥深さを味わう歌となるのでしょう。
そして、誰かが実体験を含めて感じる解釈が、別の誰かの心にも美しい共感の波紋を広げる・・・

Qtaroさんは、2008年6月10日のブログに登場するよみうりランドのコンサートの画像もみつけてくださいました。
ttp://www.youtube.com/watch?v=iohVckltLPE (2009.10.22現在)

「趣味人さん」(このブログで何度かご紹介している友人)にお伝えするとやはり、
よみうりランドで「ハナミズキ」の演奏中に西日がさすサプライズのあった時の映像でした。  ライブの間、日の光が指したのは、この「ハナミズキ」の曲の後半、わずかな時間だったそうで、
「その一瞬が、ハナミズキのラストにシンクロしているのは奇跡としかいいようがないです。今思い起こしても、感動的な瞬間でした」 と、趣味人さんもQtaroさんに感謝されていました。
Dogwoodfairy
さて、この記事を書くのが遅れてしまい、もう10月ですが、偶然にも私が部屋で飾っているフラワーフェアリーズのカレンダーの10月がハナミズキの妖精なんです。
Dogwood fairy 。茜色のタイツをはいて、紅葉した葉を纏っています。手にした葉には愛らしい実も。ご覧になれますか?

※青文字はQtaroさんの言葉の引用部分です

ブログ内「ハナミズキ」に関する記事はこちらにも。

2006年9月11日
2008年6月10日
2010年5月3日

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コメント

はじめまして。
ハナミズキについての歌詞について調べてたどり着きました。非常に丁寧でわかりやすく、しかも思いの詰まった解釈で、読んで感動しました。また、新たな思いでハナミズキを聴きなおそうと思います。
ブログからもリンクを張らせていただきました。

pocariさん。はじめまして。この記事に辿りついてくださってありがとうございます。ハナミズキシリーズはお読みいただいた通り趣味人さん、Qtaroさんの素晴らしいエピソードや解釈のお力を得て綴ることができました。ブログからのリンクもありがとうございます。
pocariさんのブログ「Youtaful Days!」http://d.hatena.ne.jp/rararapocari/
拝見させていただきました。
『祈れ呪うな』奥が深いですね。最初どんな歌詞だろうと歌詞を検索して、そのあとyoutubeを聴かせていただきましたが、強い歌詞とうらはらの少しからっとしたメロディーと歌い方がいいなと思いました。「反」という叫び!という曲調じゃないところがかえって印象に残りました。

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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