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2010年1月31日 (日)

ガガーリン84 沼野充義氏「レーリッヒ ロシア文化の地平」---レーリッヒに様々な角度から光を

ブログ「今日も星日和」。
カテゴリー「ガガーリン」 の久しぶりの更新となります。

ガガーリンは宇宙から見た地球について
「やがて地球の大気をとおして太陽の光線がもれてきた。
地平線上が明るいオレンジ色に輝きはじめた。
空色、青色、すみれ色、黒と移りかわる七色の虹のかぎろい。
とても言葉にはつくせない色の諧調!
まるでニコライ・レーリヒの絵を見るようだ」
(『宇宙への道』ガガーリン著 江川卓訳/新潮社)と語りました。

レーリッヒとはどんな人物か。
私なりにガガーリン23(2006.4.6)、27(2006.4.9)のブログで取り上げましたが、
レーリッヒは画家だけでは終わらない様々な活動・功績を持つ人物。
(私が彼を最初に知ったのは、学研の雑誌『ムー』でした)。
バレエ・リュスから、ヒマラヤの奥地にあるという理想郷シャンバラまで、
一筋縄でいかないレーリッヒをきちんと取り上げ、
人物像を伝えてくれる文献はなかなかありません。

ですが、昨年、興味深い文献を入手することができました。

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2010年1月30日 (土)

宇宙へ行った人気キャラクター(その1)---スヌーピー   ここにも編

まあ、なんということでしょう
(↑テレビ朝日の番組「ビフォアアフター」のナレーションの調子で)

今日、姉から「スヌーピーの宇宙旅行のバースデーケーキだよ」
のメールが写真とともに届きました。

今日誕生日の甥がこのケーキをリクエストしたらしいんです。
Snoopybirthdayicecake_2

てっきり私のブログのスヌーピーの記事を見て、
それで送ってきたのかと思ったのですが、
彼らはPCではなく携帯派で、私のブログは見ておらず、
ただの偶然だったことがわかりました。
「1月28日にも宇宙飛行士スヌーピーを取り上げたばかり」と話すとびっくりしていました。

互いにアストロノートスヌーピーが好きとカミングアウトしたことはないのに、
みんなが好きだったとは。

携帯の写真なので少し写りが悪いですが、サーティーワンのアイスクリームケーキとのこと。
三日月にウッドストック。金平糖のお星さまもちりばめられています。

綺麗な画像はサーティーワンアイスクリームのサイトをご覧くださいね。
アイスクリームケーキの中にあります。
http://www.31ice.co.jp/contents/product/icecreamcake/ic016.html 
がその直接ページ(2010.1.30現在)。
(2020.10.30現在
スヌーピーたちのアイスクリームケーキはありますが、
若干デザインがかわっています)

商品名はスペース トリップ☆‘スヌーピー’の宇宙旅行 
アイスクリームケーキの月に旅行中の‘スヌーピー’。
チョコホイップの三日月にはコンペイ糖の星がキラキラと輝いています。
と書かれています。
おいしそ!

ホットペッパーにスヌーピーが使われていたのですね。
この号では宇宙飛行士スヌーピー&ウッドストックが登場。
Hotpeppersnoopy_2

追記(2010.2.7)
姉からサーティーワンのアイスケーキの上にのっていた
スヌーピーとウッドストックをもらいました。
Snoopy31ice2

スヌーピーは宇宙服を着て「31」と書かれた旗を持っています。
ウッドストックは三日月の上に座っています。
二つとも、砂糖でできているのでかじると甘いです。

スヌーピーシリーズをはじめ
【宇宙へ行った人気キャラクターシリーズINDEX】はこちら

2010年1月28日 (木)

宇宙へ行った人気キャラクター(その1)---スヌーピー その後編

このブログでの「宇宙に行った人気キャラクター」シリーズ、
スヌーピー編は2008年5月23日、5月25日、5月27日にご紹介しましたが、
さらに追加編です。

宇宙に行ったスヌーピーの本が2009年9月に出版されていることを先日知り、早速アマゾンで注文。
そして届きました。

CDケースを2回りぐらい大きくした本です。
NASAとスヌーピーの関係をたっぷり紹介しているのかなと思ったのですが、それに関しては
「スヌーピーとアポロ計画」という見出しの見開き2ページ。

1968年以来、キャラクターとして唯一スヌーピーがNASAの有人宇宙飛行プログラムの
公式シンボルを務めるようになって2009年で41年になります。
 (p30)
1969年5月18日に打ち上げられたアポロ10号の月着陸船と司令船のコールサインが
「スヌーピー」と「チャーリー・ブラウン」だった
 (p31)と紹介されています。

『スヌーピーたちの宇宙旅行』でスヌーピーが宇宙に行くコミックの再現が見られてよかったです。


コミック「ピーナッツ」では、1969年3月14日、
アポロ11号よりも早く、キャラクターとして初めて月面に立ちました。
 (p31)と書かれたあと、p32~p77がコミック。
1959年から1996年までの宇宙に関するエピソードがピックアップされています。
1969年3月14日のエピソード(p50~51)では、ヘルメットをかぶったスヌーピーが月面に立っています。

「I'M ON THE MOON! (ぼくは月に着陸した!)」
「 I DID IT ! I'M THE FIRST BEAGLE ON THE MOON! 
(やったぞ!ぼくは月に着陸した最初のビーグルだ!」
と月面を歩きます。

ウッドストックも月に行っていたのですね。
1995年10月4日~6日のエピソード(p68~73)では、
ヘルメットをかぶったウッドストックが月に行って、
スヌーピーの兄弟「スパイク」に会って、月の石を売りつけられた話が描かれています。

この本。あとは、スヌーピーとは直接関係なく、
谷川俊太郎の詩、宇宙のおはなし、
日本人宇宙飛行士古川聡さん、山崎直子さんからのメッセージとなっています。

NASAとスヌーピーの関係、
シルバースヌーピー賞のバッジなどについても書かれていることを
期待している方は物足りなさを感じるかもしれませんが、
スヌーピーマニアで1969年3月14日のエピソードを読みたかった方はお手にとってご覧ください。
※青字は『スヌーピーたちの宇宙旅行』からの引用部分です。
Nekoashiatojpg

※宇宙へ行った人気キャラクターのバックナンバーは
右サイドのカテゴリー「宇宙へ行った人気キャラクター」からお訪ねください。

シルバースヌーピー賞受賞者へ贈られるスヌーピーピン
NASAのサイトより。

188059main_silversnoopypin

かわいい~

 

 

スヌーピーたちの宇宙旅行
スヌーピーたちの宇宙旅行 谷川 俊太郎


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スヌーピーシリーズをはじめ【宇宙へ行った人気キャラクターシリーズINDEX】はこちら

2010年1月24日 (日)

冬の大三角と小三角と特大三角みーつけた


Fuyudaijpg
22時すぎ、空を見上げたら、オリオン座をはじめとする冬の星座&火星が南~南西の空に輝いていました。
まず目に留まるのが冬の大三角。
オリオン座の赤い星ベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンがつくる三角形。
次に赤い火星やオリオン座の三ツ星。まわりの星に目が移っていきます。

火星、プロキオン、シリウスも三角形を作っていました。
そして、火星、シリウス、おうし座の赤い星アルデバランも結ぶと大きな三角形に。
火星が東南東の空の高いところ、シリウスが南の空、
アルデバランが北西の空の高いところに広がっていて、
視野にいっぺんにおさまらない大きさなのですが。

いうなれば、冬の大三角、小三角、特大三角。
どうぞ、首のストレッチ、と空を仰いでご覧ください。

画像は、最近知ったJ trimとペイントで描いてみましたが、
星の位置関係、正確ではありません。目安程度にお考えくださいね。

2010年1月22日 (金)

About Me

About Me

Emi

<プロフィール>
98年よりプラネタリウムでのリラクゼーションプログラム
「スターライトヒーリング」をコンセプトづくりから携わり、
2004年まで企画制作(シナリオ・選曲・演出構成)を手がける。
おもな上映プラネタリウム:
五島プラネタリウム(渋谷)、サンシャインプラネタリウム(池袋)、東急まちだスターホール(町田)
サンシャインスターライトドーム満天(池袋)---夜のヒーリング番組の枠として。
--------------------------------------

2004年以降は
調べものに最適な環境で働きながら、

雪---土井利位の『雪華図説』の雪華(雪の結晶)の美しさ
    雪国ではない日本で雪華が愛でられる不思議さ
月---日々、形を変え、夜と昼とでは色も違う月の美しさ神秘性
花---桜etc
「雪月花」とそれを愛でる精神性をライフワークとして研究中。
------------------------------------------
その傍ら

<プラネタリウムで>

■プラネタリウム番組『Snow flake』原案協力
■プラネタリウム番組『はるか地球をのぞむ』ガガーリンの言葉の翻訳
ほか

<茶室で星空イベント at 神楽坂 山庵>
星愛で茶会(ほしめでちゃかい)
企画・プロデュース・選曲・シナリオ
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<プラネタリウム以外>
■2010年より 月の満ち欠けカレンダー 
月や暦に関するミニエッセイ担当(グリーティングライフ社発行)

🌙2022年版月の満ち欠けカレンダーも好評販売中🌙
Img_6899shortshort

活動も継続中

contact(ご連絡先)
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コメント欄にてご連絡いただけましたら幸いです。その際は、公開希望か非公開希望か明記をお願いいたします。
非公開希望でしたら私だけが拝見いたします。

2010年1月21日 (木)

狭い空だからこそ楽しめるひとり星当てクイズ

1月19日、22時ごろ、とある駅のホームで空を見上げました。
こんな感じです。ホームの縁に立つと、細い道路を挟んでビル。
ですのでホームの屋根とビルが眺めを遮り、見える空はほんのごく一部。
長四角でトリミングされた夜空。
Semaisorajpg

以前、この場所で空を見上げた時、ぽつんと小さな星が見えました。
アスファルトの間のほんの隙間の土に雑草が育つように、
ほんの小さな空の一角にも星が現れること、
うれしくなったのですが、おとといは、とっても豪華だったのです。
明るい星含めて5つも見えたのですから!!

正確な位置関係を図にできていないかもしれませんが、こんな感じです。
Kaseitachijpg

どの空の一角を切り取っても、ぎっしりと星があるという「満天の星空」ではなくて、
いわゆる都会の繁華街の空。
見える星も限られるというのに、よくまあ、こんな狭いスペースに5つも現れたこと、
と思うくらいデラックス感がありました。

↑これだけで星の見当はつきます。

ヒントになるのは、瞬かない赤い星(左)と明るく白く輝く、そして瞬いている星(右)。
少し目が暗闇になれた頃に見えてきた、左上の二つの小さな星。

みなさんはなんの星だと思われますか?
赤い星は瞬かない=惑星、赤い色。右側の星は瞬く=恒星。ひときわ明るい。が手がかり。

このあと、自宅に戻る時、ひらけた場所で星が上のような並びになる場所を探しました。ビンゴでした。
答えは、赤い星が火星。右側の白い星が全天で一番明るい恒星のシリウス。あいだの星がプロキオン。
左上の2つの星がカストルとポルックス。

都会で空が明るくて星があまり見えない。
さらに視界がひらけず、ごく一部の空しか見えない。
そんな環境の方って少なくないと思います。
ベランダの向こう側に大きなマンションが建ってしまって、ベランダに出ても帯ぐらいの夜空しか仰げない、とか。

そんな環境だからこそ楽しめるのがひとり星当てクイズ。
テレビのクイズ番組で目などの一部だけを見て有名人の名前を当てる設問みたいに、
わずかに見えている星だけで、何座のなんていう星か当ててみるのです。

推測したあと、家を出て近所の駐車場などひらけた場所に行って、
星座の本と付け合せすれば「○○座の○○だったんだ~」って正解を確かめられるでしょう。

季節によっても時間によっても現れる星は移り変わるから、一年中、結構楽しめますヨ。

2010年1月11日 (月)

宇宙へ飛び立つ黒猫ちゃん

2009年12月21日、野口聡一さんら3人の宇宙飛行士を乗せたソユーズTMA-17宇宙船(21S)が打上げられ、
現在野口さんはISS長期滞在中。
私は、この打上げの様子をテレビで見ることができませんでした。
今日やっと、JAXAのサイトでビデオ視聴しました。

トップページ(ttp://iss.jaxa.jp/)
→右上の「サイトマップ」
→国際宇宙ステーション-JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在
→左サイドの「野口宇宙飛行士」
→「ビデオライブラリ」
→画面を下へ辿って「ソユーズ宇宙船(21S)打上げ」をクリック。
1時間15分13秒もある映像です。

この映像で私が一番気に入ったのは船内に吊るされている黒猫のぬいぐるみ
無重力になった時に、ふわっと遊泳する様子がとてもよくて。
発射の瞬間より、「やった~」と興奮しました。

地球にいる私たちに
無重力の瞬間を身体を張って伝える猫ちゃんがかわいいし、
ハイテク最先端の空間にぬいぐるみっていうミスマッチさにしびれます。

46:02
3人の真ん中の宇宙飛行士(この画面では右側、コトフでしょう)が
ぬいぐるみをカメラの方に向けています。
黒い中に白い○があるところが猫の顔。
Soyuzneko014602koko

46:06 英語でblack catという言葉が聴き取れます。
46:30
船内を撮るアングルが変わります。

黒猫(中央やや右)は後ろ姿に。奥には野口さんが。



Soyuzneko024533koko

52:00 
打上げ。
その後、黒猫はメトロノームのように
静かにぷらんぷらん揺れます。

1:00:49
画面がややモノクロに。
わかりづらいですが、黒猫は中央手前。
こちらに白い顔をみせてぶらさがってます。
Soyuzneko03koko

1:00:52
シュッと猫は上に吹っ飛んで画面から消えます。

1:00:55
画面の上に消えた猫が戻ってきます。
2つの足が画面の右上に現れてきました。
Soyuzneko05koko_2

ゆら~と
身体の向きが変わる様子が
いかにも無重力遊泳。
Soyuzneko06koko

最初の位置に戻ってきて
Soyuzneko07koko

1:00:57
また漂って
画面の左上へと消えてゆきます。

この画面で猫の顔が大きく見えるのは
このカメラの方向に昇っているからですね。
Soyuzneko08koko

さて、この黒猫、RIAノーボスチの12月3日の記事
ttp://www.rian.ru/science/20091203/196850922.html
で名が明かされています。

名前はДимЛер
搭乗者のコトフ飛行士の二人のお子さん、
Дима (ディーマ)くんと Лера (レラ)ちゃんの名前から名づけられたようですね。
読み方は、ディムリエルでしょうか。

ДимЛерはすごい猫で、このソユーズが初搭乗ではないんですね。
コトフと一緒に過去に宇宙へ行ってる経験者。
今度、チェブラーシカやガチャピン(宇宙飛行士経験者。詳しくはこちらを)や
どらえもんもぶらさげて宇宙へ連れていってほしいですね。

※画像はすべてNASAの映像からです。数字は映像のタイム表示です。

2010年1月10日 (日)

頭の中に新規フォルダができました

ブッテーロ、リスシオ、ミネルバボックス、しぼ、コパ、サドル、ブライドル、経年変化、ディアマント。

何関係の言葉だと思いますか?

年末、突如、私の頭の中に新規フォルダができ、そこに次々と入りこんだ言葉です。

続きを読む "頭の中に新規フォルダができました" »

2010年1月 5日 (火)

満月 富士山 初日の出 吉祥3点セット

「菜の花や 月は東に 日は西に」と詠ったのは与謝蕪村。

一面の菜の花畑の黄色。東に満月。西に太陽。
この句に浮かぶ雄大な光景が好きです。

私はこんな場面をまだ見ていないのですが、友人がこの句に勝る素晴らしい光景を元旦にみていたのでした。

字余りですが
「初富士や 月は西に 日は東に」と詠いたくなるような。

友人が携帯で撮った写真をこのブログでご紹介したくて送ってもらいました。

富士山の右側に満月が沈んでゆくところです。
100101tsukifuji_2
携帯でもこれだけばっちり。
場所は茅ヶ崎で元旦の朝6時45分頃。

友人は場所を少し移して海から昇る初日の出を拝んだのでした。
こちら。6時55分頃の写真です。
100101sunrse1

1月1日の、月の入りと日の出の時刻を調べてみましょう。
国立天文台天文情報センター暦計算室 のサイト(ttp://www.nao.ac.jp/koyomi/)が便利。
各地の暦(表引版)→神奈川県(横浜)→平成22年の01-03月をクリック。
すると、1月1日は月の入りが7時03分。日の出が6時50分となっています。
月の入りと日の出の定義は国立天文台天文情報センター暦計算室 の中にあります
(ttp://www.nao.ac.jp/koyomi/faq/glossary.html) 。

トップページから辿るには(ttp://www.nao.ac.jp/koyomi/)のページ
→右上の「こよみ用語解説」→太陽や月などの運動。
(2010.1.5現在)

横浜の例で見ていくと


Cocolog_oekaki_2010_01_05_19_56
↑お絵かきソフトで図にしてみました。
日の出は左側。太陽の上辺が視地平線(水平線)に一致する時刻=6時50分。
月の入りは右側。月の中心が視地平線(水平線)に一致する時刻=7時03分。

ですので、東も西もほぼ地平線(水平線)が見渡せる場所で、西に満月&富士、東に初日の出を同時にご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね!!
また、富士山でなくても、地元の自慢の景勝地&満月&初日の出の3点セットを楽しまれた方も多いことでしょう。

満月、初富士、初日の出。
とってもおめでたい気がします。初夢にどんな悪夢をみたってチャラになりそう。
うらやましい。私も写真を見てあやかります

2010年1月 2日 (土)

「地球の影絵遊び」と「星空の書初め」

新年を皆様はいかが迎えられましたか。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、元旦の夜明けは部分月食を楽しみました。
4時10分すぎに外に出ると、
北西の空に浮かんでいる満月の左下がモワモワッと地球の影で黒くなっていました。

ふと思い出したことがありました。
サークルや、小さなイベントなどで、スライド上映がある時、
本番に影響のないところで自分の手をわざと伸ばしてスクリーンに映る影を楽しんだりしませんでしたか?
「あそこに自分が映ってる」って自分の存在をちょっと確かめたりして・・・。

部分月食で、満月をわずかに欠けさせたあの影は地球の影。
太陽が月を照らす光を遮っている自分(というよりも地球だけど)の影に、
地球の存在をリアリティ持って感じられてうれしくなったのでした。
地球自身も、「あ、ぼくの丸い影が映ってる」って月を見て影絵遊びを楽しんだのかも。

部分日食。
携帯で撮影してみたけれど欠けている様子は撮れませんでした。
ですので、天文部所属の甥が撮影した画像を紹介させていただきます。

一番欠けた頃(4時22分ごろ)の様子。
Bubungessyokukake_2

下が欠け終わりの頃。
わずかに黒い影が残っていますね。
Bubungesshokusaigo

さて、目を反対の空に移すと。

北~北東の空の高いところに北斗七星が柄を東側にしてひしゃくを伏せた形でねそべっていました。
ひしゃくの柄のカーブを東に辿るとうしかい座のアルクトゥールス、
そしてさらに南東に辿るとおとめ座のスピカが。

ご存知「春の大曲線」ですね。曲線という名の通り湾曲してはいるのですが、
北東(北斗七星の柄の先)~東(アルクトゥールス)~南東(スピカ)が、
地面とほぼ平行して横たわるラインを描いていました。
それを目で辿っていたら、
まるで星空に大きく「一」って書初めをしたような気分になりました。

ところで元旦の「旦」の字は地平線、水平線から日が昇る様子を現しているようですね。
漢字って楽しいですね。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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