狭い空だからこそ楽しめるひとり星当てクイズ
1月19日、22時ごろ、とある駅のホームで空を見上げました。
こんな感じです。ホームの縁に立つと、細い道路を挟んでビル。
ですのでホームの屋根とビルが眺めを遮り、見える空はほんのごく一部。
長四角でトリミングされた夜空。
以前、この場所で空を見上げた時、ぽつんと小さな星が見えました。
アスファルトの間のほんの隙間の土に雑草が育つように、
ほんの小さな空の一角にも星が現れること、
うれしくなったのですが、おとといは、とっても豪華だったのです。
明るい星含めて5つも見えたのですから!!
正確な位置関係を図にできていないかもしれませんが、こんな感じです。
どの空の一角を切り取っても、ぎっしりと星があるという「満天の星空」ではなくて、
いわゆる都会の繁華街の空。
見える星も限られるというのに、よくまあ、こんな狭いスペースに5つも現れたこと、
と思うくらいデラックス感がありました。
↑これだけで星の見当はつきます。
ヒントになるのは、瞬かない赤い星(左)と明るく白く輝く、そして瞬いている星(右)。
少し目が暗闇になれた頃に見えてきた、左上の二つの小さな星。
みなさんはなんの星だと思われますか?
赤い星は瞬かない=惑星、赤い色。右側の星は瞬く=恒星。ひときわ明るい。が手がかり。
このあと、自宅に戻る時、ひらけた場所で星が上のような並びになる場所を探しました。ビンゴでした。
答えは、赤い星が火星。右側の白い星が全天で一番明るい恒星のシリウス。あいだの星がプロキオン。
左上の2つの星がカストルとポルックス。
都会で空が明るくて星があまり見えない。
さらに視界がひらけず、ごく一部の空しか見えない。
そんな環境の方って少なくないと思います。
ベランダの向こう側に大きなマンションが建ってしまって、ベランダに出ても帯ぐらいの夜空しか仰げない、とか。
そんな環境だからこそ楽しめるのがひとり星当てクイズ。
テレビのクイズ番組で目などの一部だけを見て有名人の名前を当てる設問みたいに、
わずかに見えている星だけで、何座のなんていう星か当ててみるのです。
推測したあと、家を出て近所の駐車場などひらけた場所に行って、
星座の本と付け合せすれば「○○座の○○だったんだ~」って正解を確かめられるでしょう。
季節によっても時間によっても現れる星は移り変わるから、一年中、結構楽しめますヨ。
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emiさん! ごめんなさい。。。
普段なら、了承を取ってから
ブログで紹介させて頂くのに、
今回はスポッと忘れてしまいました。
先日、ふとemiさんのことが
思い浮かんで、もしかしてemiさん
なら、星の位置を見ただけで
時間も、場所も、わかるのかも。。。
と想像していました。
星空と一緒に遊べるなんて、素敵ですね!
羨ましいです。。。
投稿: おんぽたんぽ | 2010年1月22日 (金) 06:45
おんぽたんぽさん。とんでもない。ご紹介ありがとうございます。笑店さんでご紹介されていることはどれも素晴らしくって、そんなおんぽたんぽさんの感性にキャッチしていただけること、とてもうれしいです。
>星の位置を見ただけで
時間も、場所も、わかるのかも。。。
私は本当に星好きの天文音痴なんですヨ。いまだに何度聞いても天体の運行とか理屈がわからないことだらけ(#^.^#)
天文音痴だからこその星の愉しみ方、これからも紹介していこうと思ってます。
投稿: emi | 2010年1月22日 (金) 23:21