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2010年2月11日 (木)

宇宙へ行った人気キャラクター(その6)---ミッフィー(後編)ミッフィーは宇宙へ行っていた

2月1日にコニカミノルタプラネタリウムの番組『ミッフィーと星のおはなし』をご紹介しました。この時はミッフィーが宇宙に行く絵本をみつけられていなかったのですが、発見できました!
それは『ミッフィーのゆめ』。NHKでアニメとしても放映されていたようで、その映像はキングレコードからVHSとして販売されています。

『ミッフィーのゆめ』。すっごくいいです。原題(オランダ語)は『nijntje's droom』。
ミッフィーファンならご存知の方も多いことと思いますが、Nijntje(ナインチェ)がミッフィーの本名。日本では最初に「うさこちゃん」として紹介され、その後、Miffy(ミッフィー)という呼び方がポピュラーになりましたね。droom(ドローム)はオランダ語で夢のこと。ですので『nijntje's droom』が『ミッフィーのゆめ/Miffy's Dream』になるのですね。

Nijntje's droom / druk 1
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↑私が購入したのはこちら。オランダ語版ですが、言葉がなくお話が絵だけで進むのでノープロブレム。イマジネーションをふくらませて奥深く楽しめます。表紙が藍色にみえると思うのですが写真の撮り方のせいではないかと。私が持っている本の表紙は下の英語版ぐらいの青です。

Miffy's Dream (Miffy's Library)
Miffy's Dream (Miffy's Library)

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↑こちらは英語版。私は未見ですが、こちらも言葉はまったくないようですね。

ミッフィーのゆめ (ミッフィーはじめてのえほん) ミッフィーのゆめ (ミッフィーはじめてのえほん)
Dick Bruna

講談社 2004-10
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↑こちらが、日本語版。ふなざきやすこさんが日本語を添えています。

この作品に私が出会った順番は、ビデオ『ミッフィーのゆめ』→絵本・原書『nijntje's droom』→絵本・日本語付き『ミッフィーのゆめ』でした。
これからこの作品に触れてみようと思われる方は、日本語版を一番あとまわしにした方がいいと思います。というのは、原書『nijntje's droom』は文章はまったく無く、絵だけで展開するのですが、日本語版にはそれぞれの絵に文章が添えられているのです。それがご自身のイメージを限定しかねないので。

もちろん、ふなざきさんの言葉はリズム感・やわらかさがとても素敵です。ビデオ&原書でイメージを膨らましたあとで、日本語版を読んで「自分のイメージどおり」とか「この絵にこういう言葉がきたか、なるほど」って楽しむのがいいと思います。(ビデオ、原書に出会いにくい方は、もちろん日本語版でお楽しみください。子供へのおやすみまえの読み聞かせの一冊にぴったり!)

さて、『ブルーナビデオ絵本館 第2集』の『ミッフィーのゆめ』は4分ほどの作品ですが秀逸!!!! このビデオに収録されている4作品すべて面白いのですが、『ミッフィーのゆめ』は異色です。
というのは他の作品は4分ほどの全編通して、ナレーションやミッフィーの言葉が吹き込まれているのです。ところが、『ミッフィーのゆめ』は冒頭の「ミッフィーのゆめ」というタイトルコールと、「ミッフィーちゃんはすてきなゆめをみたの」のセリフのあとは一切言葉が無いのです。アニメと音楽だけでお話が進んでいきます。それがかえって、夢の中のような雰囲気をかもしだしています。

21世紀の今、CG多用の凝ったアニメが多い中で、ミッフィーのアニメは新鮮です。立体感がなくぺったりしたブルーナさんのイラスト。色も白、黒、青、赤、黄色、緑。シンプルの極み。それなのに、ミッフィーが白い雲に乗って空を飛ぶ浮遊感、三日月のすぺり台から、雲の上に着地した時に白い雲の上でほわんと弾む体感etc.が伝わってくるのですからすごいです。

プラネタリウム番組『ミッフィーと星のおはなし』でもこんなふうにミッフィーは流れ星にのって星空散歩を楽しむのでしょうか。さらにこの番組をみてみたくなりました!

さて、ブルーナビデオ絵本館の『ミッフィーのゆめ』。音楽にもやられました。
どんな音楽だと思われますか。オルゴールできらきら星を奏でるような、なんて想像のはるか斜め上をいきます。結構シュール。「あどけない、ファンタジックな音楽」というよりも「幻想的」。ドビュッシーの『夢』『牧神の午後』に近いテイストなんです。

シンプルな絵本を忠実に再現しながら、絵の動かし方もいいし、音楽もいいし、大人も楽しめるビデオです。


cloudmoon3メモ
絵本『ミッフィーのゆめ』に関して。
日本語版は1981年版、1995年版、2004年版があるようです。
3冊とも文はふなざきやすこさんですが、81年版と95年版は言葉が少し違っています。2004年版は95年の装丁を変えて発行したものなので言葉は同じですね。また、81年版は明朝体で書かれています。
このブログではAmazon.fo.jpでの2004年版をご紹介しましたが、81年版95年版のページもありますので「ミッフィーのゆめ」で検索してみてください。(2010.2.11現在いずれの版も新品はないようです)

ビデオ『ミッフィーのゆめ』に関して。
『ブルーナビデオ絵本館』はキングレコードのこちらのページでラインナップが紹介されています。ttp://www.kingrecords-eshop.jp/shop/ProductDetail.do?pid=010402-0002(2010.2.11現在)
『ミッフィーのゆめ』が収録されているのは第2集です。
1話め『ミッフィーとがっこう』ではミッフィーの描く絵が前衛的でくすっとなります。
2話めの『こいぬのスナッフィー』ではブルーナさんの手にかかるとかたつむりもこうくるか!とうならされます。
3話めの『だれのたまご』では黒猫もかわいいです。
このビデオ、都内ですと何箇所かの図書館で所蔵あります。「ブルーナビデオ絵本館」「ミッフィーのゆめ」などのワードで図書館の蔵書検索をしてみてください。

ミッフィー前編ほか【宇宙へ行った人気キャラクターシリーズINDEX】はこちら

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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