はやぶさとイトカワとラッコとハワイ
はやぶさ、快挙でしたね。
カプセル内の微粒子が小惑星「イトカワ」から持ち帰ったものであることがわかって。
人類が月より遠いところから物質を持ち帰ったのは世界初!!
私にとって「はやぶさ」といえばイトカワ、
イトカワといえばラッコ(ラッコに関する記事はこちらをご覧ください)
今回の快挙を伝えるニュースで微粒子の中に「かんらん石」という文字に激しく反応してしまいました。かんらん石(橄欖石)は学名はオリビン(olivine)。
透明な美しいオリーブ色をしていることに由来しています。
今まで「はやぶさ」→「イトカワ」→らっこという連想ゲームだったのですが、
「はやぶさ」→「イトカワ」→「かんらん石」→「ハワイ」という連想の回路もできてしまいました。
なぜかというと・・・
ハワイ島にはグリーンサンドビーチという渚があるからなんです。
ハワイというと白い砂のビーチというイメージを持っていた頃、
ハワイを訪ねてブラックサンドビーチ、黒い砂のビーチがあることに驚きました。
これは黒い溶岩が細かく砕かれて渚を形成しているからなんですね。
少し前までマグマとして地球の中にあったブラックサンドの上に立った時、地球のエネルギーを感じました。
<黒い渚に青い海>という風景が、<白い砂に青い海>よりも心を揺さぶりました。
その旅行中、グリーンサンドビーチもあることを知ったのです。
グリーンサンドビーチというのは溶岩の中に含まれるかんらん石の粒が波に洗われ、
潮の流れで寄せ集まったと聞きました。
滞在中、私は本当のグリーンサンドビーチまでは行けなかったのですが、
少し手前のビーチまではたどりつくことができました。
薄いベージュの砂の中に鶯色の粒がきらきら。
少し緑がかった渚はとてもきれいでした。
それ以来、かんらん石が好きな石となったので、
イトカワにもかんらん石があったということにうれしくなりました。
ペリドットという名前で親しまれている黄緑色の8月の誕生石もかんらん石です。
「気づかないだけで手元に持ってた!」という方もいらっしゃるかも。
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