« 『癒しの聖歌と賛美歌』はクリスマスにぴったりのオルゴール音楽 | トップページ | 埼玉・浦和の調神社は月の宮神社 »

2010年12月 4日 (土)

星はきっとこんな調べを奏でてる。パルムグレン作曲『星はまたたく』

フィンランド名曲コレクション

 

↑アマゾンでは試聴できます。ディスク1の5曲目。(2013.4.28現在)

 




澄んだ冬の空でまたたく星。
木枯らしの中で時々チラチラと揺れるように届く星の光。無音だけど、調べが聞こえてきそう。

その調べはまさにこんな感じ。と思えるのが、
パルムグレン作曲、『3つの夜想的情景 作品72』の「星はまたたく」です。

シベリウス作曲の『樅の木』の演奏でおなじみの舘野泉さんのアルバム
『フィンランド名曲コレクション』に収録されています。

ピアノソロ。
わずか2分15秒の小曲ですが、すごくいい曲です。
きらきらきらってやさしく奏でるピアノが
まさに、「星のまたたきそのもの~!!」と声をあげたくなるほど。
途中で少し短調になるところがあるのですが、
雲が湧いてきて星々を覆ってしまった場面かななんて想像しています。
ほんの少しドビュッシーの『月の光』を思わせる、おごそかなキラキラゆらゆら感に包まれます。

ところで、人間が持つ不思議な能力に「共感覚」がありますよね。
本来聴覚で感じるものを視覚や味覚でも感じたり。

星の光を音で表現する作曲家もすごいけど、
それを聴いて、星のまたたきそのものだと受け止める私たちも不思議。

音も光も「波」となって届くわけですが、
きっと私たちの体に光の波を音の波に変換してキャッチするセンサーがあって、
星の光をこんな風な「音波」で受け止めているんだろうなって思います。

このアルバムにはシベリウスの「樅ノ木」も収録されています。
舘野泉さんのフィンランドの世界を堪能できる作品集です。

« 『癒しの聖歌と賛美歌』はクリスマスにぴったりのオルゴール音楽 | トップページ | 埼玉・浦和の調神社は月の宮神社 »

星と楽しむ音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 『癒しの聖歌と賛美歌』はクリスマスにぴったりのオルゴール音楽 | トップページ | 埼玉・浦和の調神社は月の宮神社 »

emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

googleでサイト内検索↓

  • グーグルの検索窓に ■■ site:http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/star/ をコピペして、■■部分を任意のものに変えていただくとサイト内の検索ができます。 ■■の後ろは半角空きです。
2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

今日も星日和の衛星

  • ガガーリン地球は青かった 原文探し旅
    今日も星日和の第一衛星。  カテゴリー「ガガーリン」の  一覧と更新情報の アップブログ。ガガーリン中心にご覧になりたい方はぜひこちらをブックマークください
  • おいしくってしあわせ
    今日も星日和の第二衛星。 おいしーいものを少しずつ  紹介していきます

music

お散歩に行くブログ

  • 笑店 - 楽天ブログ(Blog)
    おんぽたんぽさんの心の琴線に触れたものが紹介されています。キラキラと大切なものが光ってる宝箱のようなブログ。
  • さる子の「こんな毎日」
    暮らしを豊かにする様々な美が満載のブログ。さる子さんは新ブログに移行され、こちらは基本停止中のようですがご紹介させていただきます
  • always in heaven
    「笑店」のおんぽたんぽさんの新ブログ。森羅万象のネットの中で素敵なもの、こと、ひとをみつけだされていて、訪ねるたびに素敵なエネルギーをいただきます。