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2011年1月22日 (土)

私流『戦争と平和』(トルストイ著)の読み方(その3)ラインマーカー出動

その2のつづきです。

Warandpeace1_3 『戦争と平和』に出てくるドーロホフの箇所だけを抜粋して読むためにドーロホフの登場場面だけラインマーカーで塗っていったわけですが、面白かったのでこの調子で他の登場人物の箇所も読んでみようと思いました。

そして、アンドレイ公爵は水色、ピエールは茶色、ナターシャはピンク。ニコライは黄色。マリヤはサーモンピンク。アナトーリは紺。エレンはパープル。ソーニャはオレンジetc.塗っていきました。(↗こんな風にカラフルに)

最初は読むことは考えず、とにかく機械的に名前の活字をみて塗っていきます。この作業は外出する時の移動中とか隙間時間をみつけてガンガンすすめます。

一人の人物を集中的に塗ってから次の人物に移ると効率的です。
一通り作業を終えたところで、好みのところから読み進めればOK。

たくさんの人物が出てくる大河的作品ですが、メインの登場人物を挙げるとすれば、アンドレイ公爵とピエールとナターシャ。

ですので、これからトライする方へのおすすめとしては
→本筋を読みたい場合。
アンドレイの水色、ピエールの茶色、ナターシャのピンクが絡んでくるページを読んでいくのがいいでしょう。勝手に名付けると『王道3人衆』

→ドーロホフのような不埒な人物の描写をもっと読みたい場合。
紺色のアナトーリ、パープルのエレンがおすすめ。類は友を呼ぶといいますか、この二人はドーロホフの黄緑色と絡むことが多いです。勝手に名付けると『ダーク3人衆』

昼ドラのような劇的な要素を楽しみたい場合。
アナトーリの紺とナターシャのピンクが絡むところを。具体的には第2部第5篇8~22まで。

こうして要所要所をピックアップして読むと、長編ですが、ストーリーがよくわかってきます。

テレビドラマ『渡る世間は鬼ばかり』。いろんな家族がでてきて、物語が進みますよね。今週は五月の家族にスポットがあたったと思えば、次の週は長子の家、というように。
上記の読み方はいわば、『渡る世間は鬼ばかり』の五月の家のドラマだけを編集して視る、弥生の家のドラマだけを視る、というようなイメージです。
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ある程度、自分なりに読み進めたところで、ロシアでつくられた映画『戦争と平和』(セルゲイ・ボンダルチュク監督)を観るのもおすすめです。この映画は、アンドレイ、ピエール、ナターシャの俳優がビジュアルからして「役」にぴったりなんです。

映画で大筋をつかめたところで、また本に戻ります。

ナターシャとアンドレイとピエールの3人の関係は、可憐な女性と、イケメンで理智的で紳士的な男性、素朴で実直な男性の三角関係。まるでトレンディドラマみたいな恋愛模様が面白いですし、アンドレイとピエールの二人の場面は、友情、哲学的、スピリチュアル的なことまで描かれています。

(もし日本の俳優が演じるとしたら、ナターシャは綾瀬はるか、アンドレイは大沢たかお、ピエールは香川照之がぴったりだ思います)

現代の私たちにも普遍的な、誰もが経験するような微妙な心理なども描かれていて読み応えありますよ。

時代を超えて、現代の私たちの心にも響く箇所がいっぱいあるのに、時代背景を把握していないとわかりづらい箇所や、巨編すぎるためにこの作品が敬遠されているのはもったいない。
ぜひ、挫折した『戦争と平和』がある方はトライアゲイン、いかがですか。

Warandpeace2 ←ラインマーカーを引いた後、
さらにページのへりにシールを貼っていきました。
そうすると、○○のところだけ読もう!
と思った時にページをすぐに探し当てられて便利なので。

だけど、1つ難点が。
本が膨らんでしまうんですね。


ラインマーカーの色分けやシール貼りをしなくていいように、すでに登場人物別に登場シーンが色分けされている&ページのヘリに登場シーンのインデックスがついている、shine全ページカラー版『戦争と平和』shineを出してくれる出版社があるといいなと思います。

その4に続きます。

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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