地震、原発事故、計画停電の中、思うこと
昨日の電車は混んでいました。立っていたのですがちょっとの揺れだったのに後ろの男性が激しく私に倒れ掛かりました。なぜ、と思って立ちなおして振り返ったら、その男性が「ありがとうございます」と言って、椅子に座り、入れ替わりにビジネスマンが立ってつり革につかまるところでした。人影の隙間に座った男性が松葉杖を持っているのがみえました。
足を負傷して松葉杖だから、体を支えられず倒れてしまったことがわかりました。
すぐ席を譲った男性と、きちんとお礼を言って座る男性。いい場面をみさせていただきました。
帰宅してから、都内の水道水の汚染のため、ペットボトルの水が売れ切れというニュースを知りました。テレビで繰り返すのは「基準値超えています。でもただちに健康には~」。安全ですと明解な論理を披露してくださっていますが・・・・・・・
◆海外(日本大使館が渡航自粛勧告をしたり、邦人に海外脱出をすすめているような地域)のニュースをみて、どうして情勢が悪く、銃弾が飛び交いこんな危険な状況なのに、この人たちは逃げ出さないんだろう、って思うことがあります。
今、きっと海外の人たちは、なんで東京の人たちは逃げ出さないんだろうって思っているんだろうなって思いました。
◆交通機関では、照明を暗くする。エスカレータの下りを封鎖する。改札口のゲートの稼働ゲートを減らす、ところが多いですね。とてもいいことだと思います。ただ、膝の悪い方は階段の昇りよりも下りが足にこたえるんですよね。
私が利用した駅はすべてエスカレーターの下りが止まっているところはエレベーター併設だったので安心しました。足の悪い方は、電気使っちゃ悪いから階段で、なんて無理せずエレベーターを利用してほしいと思います。
◆NHKをはじめ、L字画面でテロップを出しているところが多いですが、何回も同じ情報を流すその1回を英語テロップにすることはできないんでしょうか。
自宅で見ている外国人は副音声で英語をきいているのかもしれませんが、外出して蕎麦屋でテレビをみていて、ニュース速報やL字画面が出た時、意味がわからない外国人って多いと思うのです。
日本語をある程度習得している人でも、ひらがなはOKだけど漢字は厳しいということもききます。
ただでさえ、海外(日本)滞在で心配に思う外国人の不安を少しでも減らすため、L字テロップや地震速報の英語テロップをぜひ検討してもらいたいです。
◆選抜高校野球。創志学園(岡山)の野山慎介主将の選手宣誓にじーんときました。(公式のものはみつけられないのですが、youtubeで現地にいた方たちも、第83回選抜高校野球大会 選手宣誓の動画をアップされています。)
「宣誓。
私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。
今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。
被災地では、全ての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。
人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。
私たちに、今、できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。
がんばろう!日本(ニッポン)。
生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。
平成23年3月23日
創志学園高等学校野球部主将 野山慎介」
とても力強く、熱い思いが心に響きました。先日の天皇陛下のビデオメッセージもうれしいものでしたが、野山くん、素晴らしかったです。
特に人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。
と生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。
のところ。彼自身がくじけそうになった時、仲間に励ましてもらって乗り切ってきたのでしょう。そして出場できること。まわりの方々への感謝の思いがあるのでしょう。
語る言葉に、心からの思いが溢れていました。
「頑張っておられます」は関西人だな~と思いました。
関東にいると尊敬語は「いらっしゃる」と習います。
仕事をしはじた時、取引先に「00さんはおられますか」と尊敬語として使っている人がいて、びっくりしました。そして、関西では「いらっしゃいますか=おられますか」であることを知りました。以来、関西弁がでなくても、敬語を使わなきゃいけない相手に「おられますか」を使う人をみると、ははん、関西出身ね、と思うようになりました。
◆スポーツ選手のコメントだったかと思います。被災地の方へのメッセージで、たくさん頑張っていらっしゃるのだからこれ以上がんばってくださいとは言えません。これ以上がんばらないでください。僕たちに甘えてください。って語っていたことにじーんときました。
◆私のまわりの栃木、山形、茨城の方々のお話をうかがって、テレビで報道している震災地以上に被害の場所が広域であることを痛感しました。報道も物資も一部のところに集まりがちですが、もっともっといきわたるように、私たちが想像力を働かせる必要があると感じました。
◆非常袋の準備は以前からある程度していましたが、震災後あらたに用意したものがあります。それは野菜とハーブの種。くわしくはこちらに。
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