仁の最終回、3人の女性の愛に感動
ドラマ『JIN-仁(完結編)』最終回みました。
パート2は1よりも難しい構成でした。
恋愛でも医学上でもわかりやすい対立があるわけではなく、坂本竜馬も葛藤していたり。
でも、最後は涙涙の感動。
咲、咲の母、野風。3人の女性の愛の強さ、深さが浮き彫りになっていましたね。
以下、ネタばれです。
【咲の仁に対する愛】
あどけない咲の医学への情熱、仁を慕う想い。
最終回でも奥ゆかしいです。自分の傷口が治ってきているのか心配で、仁に質問しかけます。
でも、仁の忙しそうな様子を見て遠慮し、勝手に、これは治っているっていうことですよねと自分で
納得しちゃうのんきさ。
仁先生が処置してくださったのだからと信頼しきっているからこその、かわいげでもあるのでしょうけれど、
聡明さと一途さと可憐さが同居する咲。綾瀬はるかのキャラとぴったり。
南方仁を大切に思うからこそ、元の世界(現代)での恋人の所に仁を返さなければと思います。
また、野風の子孫が現代での仁の恋人であり、野風の出産=自分(咲)の恋敵がやがて生まれる将来を
作ると知りながら、出産を助けます。
嫉妬の気持ちもあるのに、フェアで男気があるのは武家の育ちだからでしょうか。
【母の咲に対する愛】
咲の命が危ないと知った母は娘の見舞いには行かないと言い出します。
咲の兄恭太郎は母親が怒っているからだと考えるのですが、そうではなくて、
自分が行けば<命の危険がある>と咲が悟ってしまう。そして気力が落ちてしまう。
だからこそ、瀕死の娘に会いたいけれど、娘の命を助けたいがために会いにいかないと決める。
その気丈な母の強さ。
【野風の仁に対する愛】
仁が好きだけど、彼が愛しているのは遠い未来に残してきた恋人(自分の子孫)。
それがわかって子供を生もうと思う野風。
乳癌再発の中、、命をかけて麻酔なしの帝王切開に挑むのは
母親が我が子のためならどんな痛みも堪えられるという強い母性と同時に、
仁が現代で恋人「未来」と出会うためにも自分が子孫を生まなければという使命感。
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3人の葛藤しながらも、自己犠牲をしても相手のために尽すという心意気に打たれました。
現代に戻った仁が、橘家があったあたりを訪ねた時、そ
こに古い書体で書かれた「橘醫院」があったのをみて、私も号泣。
仁は江戸にもう戻ることはない。だけど、咲のことをずっと思いながら、生きてゆく。
咲も再び仁に会うことはないけれど、仁のことをおぼろげに思い出しながら、安寿を育て
医学の道を進んで生涯をまっとうした。
それがとてもうれしくなりました。架空の人物なのに本当によかったなと思いました。
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