ガガーリン89 韓国のガガーリンの本を手に入れました
韓国の新聞は1961年4月12日のガガーリンの人類初の有人宇宙飛行、ガガーリンの言葉をどう伝えたのか。
当時の朝鮮日報、東亜日報、京郷新聞のコピーは手に入れているのですが、はかどりません。
というのも私自身の韓国語若葉マークの語学力では、文字が不鮮明で読み取れなかったり、はてななところがいくつもありますので。
もうしばらく時間をいただくことにして、先日、みつけて購入した本をご紹介します。
それは2008年に出版された『지구는 푸른빛이었다』。
直訳すると『地球は青い光だった』でしょうか。
ガーリンに関する本です。
アマゾンで入手が難しく、韓国で、さまざまな韓国グッズの販売をされていらっしゃるワンズショップさん(ttp://www.onesshop.com/menu/shop.asp)から取寄せ購入しました。
ワンズショップさんは日本人の方がやっていらして、日本語のメールのやりとりができるので助かりました。
6月29日に申込みさせていただいて7月8日に届きました!!
さて、あらためて「地球は青かった」という言葉について述べますと。
1961年4月12日のガガーリンによる人類初の有人宇宙飛行の有人宇宙飛行直後の報道で、
「地球は青い~」という言葉を大きな見出しで紹介したのが、欧米各国ではなく、
日本、韓国の東亜日報(朝鮮日報、京郷新聞は扱いは小さいです)、中国でした。
日本の例を挙げると、『宇宙への道』という意味のガガーリンの自伝が『地球の色は青かった』という
タイトルで出版されたこともあり、さらにガガーリンの名言として「地球は青かった」が定着します。
ガガーリン本が2008年出版であっても「地球の色は青かった」というタイトルで出版されるのをみると、
韓国でもガガーリンといえば、「地球は青かった」なのかしら、
日本と同じ感覚なのかしらと親しみを感じました。
『지구는 푸른빛이었다』。もちろん、すんなりは読めないのですが、ガガーリン本としてお宝の一つになります。
構成はガガーリンの自伝「ダローガ・フ・コスモス(宇宙への道の意味)」や、現在にいたるまでの宇宙開発の歴史のページなど。
それにしても日本で1960年代、ガガーリンの自伝『宇宙への道』はいろんな出版社から刊行されましたが、
すでに絶版で、図書館などで閲覧するのみ。
なのに韓国では50年近く経った2008年に出版にあらためて出版。なぜでしょうか。
それは。2008年は韓国の宇宙飛行士が初めての宇宙飛行をおこなった年なので、
2008年にむけて宇宙飛行士熱が高まっていたからなのかもしれません。
本のデータ
タイトル/『지구는 푸른빛이었다』
出版社/갈라파고스
発行年/2008年
ISBN/9788990809230
ガガーリン90へ続きます。
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