ロシアに帰化したクマのプーさん(その3)
2011年9月5日の記事の続きです。
ロシアではクマのプーさんが、ミルン版でも、ディズニー版でもなく、存在するのです。
しかもいろんな画家が自由に書いていて、クマよりもたぬきに見えるのがポイント。
そんなロシアのクマのプーさん、第三弾は私が持っている手帳のご紹介です。
手帳はロシアのポップカルチャーの宝庫『ロシアンぴろしき』さんで10年近く前に購入したもの。
全ページカラーのクマのプーさん1年手帳(ежедневник)。
イラストレーターは
Евгений Антоненков (Evgeny Antonenkov)エフゲニー・アントネンコフさん。
その1でご紹介したプーさんのビジュアル同様、
果てしなくタヌキに近い「熊」です。
耳、鼻、手脚のがシャム猫のように黒く、目のまわりがちょっと色が薄く…。
日本の子供に何に見える?ときいたら10人中9人はタヌキと答えそう(^_^.)
ピタチョーク(コブタ)の情けないかわいさもしびれます。
アンヨのチョコンとした感じもラブリー。
スロノポタム(ゾゾ)もこんなかんじ。
雪の中のプーさん。
зимаは冬のこと。
私はエフゲニーさんの絵のプーさんは手帳しかもっていないのですが、
エフゲニーさんの絵によるプーさん本は何冊も出版されています。
アメリカのアマゾンでの取扱いもあります。一部をご紹介します。
Vini-Pukh i Dom na Pukhovoi Opushke skazochnaia povest (in Russian) | |
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AST (M.) 2008 |
↑こちらの本のISBNは5170404417。
Nissoさんでは図書番号J2052。
ミルン原作/ザホデール再話『クマのプーさんとプー横町の家』。
原題『Винни-Пух и дом на Пуховой Опушке.』
Vinni - Pukh i zacharovanny les | |
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B. Zakhoder A. A. Miln AST : Astrel' 2008 Sales Rank : See details at Amazon by G-Tools |
↑こちらの本のISBNは5170415014 。
Nissoさんでは図書番号J2053。
ミルン原作/ザホデール再話『クマのプーさんと魔法の森』
原題『Винни-Пух и Зачарованный Лес.』
Pukh i Piatachok skazochnaia povest in Russian | |
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B. Zakhoder A. A. Miln AST : Astrel' 2008-01-01 Sales Rank : See details at Amazon by G-Tools |
↑こちらの本のISBNは5170402618 。
Nissoさんでは図書番号J5261。
ミルン原作/ザホデール再話『クマのプーさんとピグレット』
原題『Пух и Пятачок』
Vinni - Pukh i vse ostal'nye | |
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B. Zakhoder A. A. Miln AST : Astrel' 2007-01-01 Sales Rank : See details at Amazon by G-Tools |
↑こちらの本のISBNは5170404468。
Nissoさんでは図書番号K3240。
ミルン原作/ザホデール再話『クマのプーさんとほかのみんなたち』
原題『Винни-Пух и все остальные』
Vinni-Pukh i Pirgoroi | |
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B. Zakhoder A. A. Miln AST 2006 Sales Rank : See details at Amazon by G-Tools |
↑こちらの本のISBNは5170397526。
Nissoさんでは図書番号H5173。
ミルン原作/ザホデール再話『くまのプーさんとパーティー』
原題『Винни-Пух и пиргорой』
Nissoさん(ttp://www.nisso.net/)は日本にある会社なので日本語でロシアの本を注文できるのがありがたいです。
NissoさんのHPで、日本語で「プーさん」と入力すると検索できます。
上に挙げたのはその一部です。また2011.9.10現在の情報ですのでご注文される時はぜひその時点での詳細をご確認くださいませ。
蛇足ですが、以前、大好きな物語の著者(ロシア人)にコンタクトを取ったことがあります。
その物語の絵を手掛けた女性イラストレーターのファンにもなっていた私は、
著者を通じて、このイラストレーターと電話でお話しました。
電話以上のやりとりをメールでしましょうということになりました。
このイラストレーターは、「まだ自分のメアドを持っていないので、
友達のイラストレーターのところに連絡もらえるかしら」と。
友達の名前とメアドをうかがってびっくりしました!
なんと、エフゲニー・アントネンコフさんだったのです。
たどたどしいロシア語と英語で興奮気味に
「エフゲニーさんを知っています。彼の絵のプーさんの手帳持っています!」
と語ったのを今でも覚えています(8年前の出来事ですが)。
エフゲニーさんご本人とお話したり会ったりという発展はないのですが、
今でも手帳を見るたびになんだかうれしくなります。
ロシアのクマのプーさん その1 その2 その3 その4
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