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2011年9月25日 (日)

平将門と北斗七星

平将門にまつわる神社などをつなぐと北斗七星の形になるときいて、
グーグルのマイマップで地図を作ってみました。
Tairanomasakado_2


クリックしていただくと画像が大きくなります。
右上から、線の通りに辿って

鳥越神社(台東区鳥越/将門の首が飛び越えたところ)
兜神社(中央区日本橋/将門の兜を埋めたところ)
首塚(千代田区大手町/将門の首が飛んできて落ちたところ)
神田明神(千代田区外神田/将門を祀る)
築土神社(新宿区筑土八幡町/将門を祀る)
;※現在は別の場所に移転。江戸時代は築土八幡神社隣にあり。
水稲荷神社(新宿区西早稲田/将門の霊調伏するためのところ)
鎧神社(新宿区北新宿/将門の鎧が眠っているところ)

となります。確かに北斗七星の形になります。

将門を守護したとされる妙見菩薩は北斗七星と北極星を神格化したものということで
将門にまつわる場所が北斗七星の形になるというのもなるほどと思わせます。

が、気になるのは、ではアルコルはどこ?ということ。

北斗七星のひしゃくの柄の先から2番目の星ミザール(水稲荷神社にあたる/上記の地図だと左から2番目)は二重星でア
ルコルという星が脇に見えるのです。
「 アルコルにあたる神社もあったらおもしろいな~、芸がこまかいな~」と思って探したのですが、
位置的には豊島区高田の氷川神社かな~と思うもののとくに将門にまつわるいわれはわかりませんでした。

赤いピンは新宿区歌舞伎町の鬼王神社。
将門を祀り、その幼名、外都鬼王から社号を取った(『平将門伝説』村上春樹 p340より)
とされる神社なので北斗七星にからむと面白いなーと思ったのですが、北斗七星の線画のラインからはずれてしまいました。

さて北斗七星の形をなぞると、次にしたくなるのは「北極星」を探すこと。

地図の上でみると位置的には足立区青井あたりかと思うのですが、将門に関連する場所はみつけられず。
「足立区 将門」で検索してもこれ!というものがでてこず、
ただし「足立区 妙見」で検索すると「中曽根神社」がヒットしました。

Tairanomasakadohokkyokusei

赤いピンが中曽根神社です。
室町時代に千葉次郎勝胤公によって中曽根城が築城。
その城の一部に千葉氏は信仰する妙見社をつくっていた、それが現在中曽根神社になっているようです。
千葉氏は、平将門の叔父、平良文を高祖とする家系、そして将門と同じように妙見信仰を受けづいてきた家系。

中曽根城も妙見社も将門とは直接関係なくても、ゆかりといえるかしらと私自身は納得。
北極星の位置よりは少し左寄りになってしまうけれど。

さて、ミザールの二重星アルコルの存在は日本で古くから知られていました。
鎌倉時代の百科事典『塵袋』にも書かれています。

北斗ノ輔星ト云フ小星不レレ見バ シ(死)ヌルト云フ、如何ナル本説アリヤ。
妙見神呪経云、北斗輔星
妙見之輔相也。若シ三輔星王不見者其ノ人将サニ 死云云。此ノ事カ。 
(『塵袋 1』東洋文庫723/p61 )
↑レ点などがブログでうまく表示できずわかりづらい文章になっています。

江戸時代の百科事典『和漢三才図会』の天部で北斗七星も紹介されています。
和漢三才図会では、輔星はこんな位置に描かれています。「開陽」がミザールですね。
Hokutoshichisei
将門と北斗七星は多くの方が調べていらっしゃるので私は深追いせずここまでにします。

 

 

2011年9月24日 (土)

フラワーフェアリーズ(その2)---いつも妖精はそばに

その1の続きです。

私が購入した8冊についてもう少し詳細を。

カバーつきです。右側がカバー。左側がカバーを剥いた本体。
本体にも同じようにイラストが入っています。
Flowerfiaries_books_caver

背表紙はこんな感じ。
一冊一冊の背にどんぐりとかフーシャの花とか小さなイラストが入っていて
並べるだけですごくかわいいんです。
Flowerfairies_books_se

8冊に登場するフェアリーの名前をその1で羅列しましたが、
実際にどんな絵なのかご覧になりたい方いらっしゃると思います。
フラワーフェアリーズのオフィシャルサイトで見ることができます。(2011.9.24現在)
「Flower Fairies Official Website」http://www.flowerfairies.com/
を訪ね、左端のイギリス国旗をクリック→右下の「Fairy of the month  visit the Fairy Gallery:」をクリック。
8冊のうちから3つが折々ピックアップされているようで、
今日現在は「木」「庭」「道ばた」のフェアリーが見られるようになっています。
どの本から買おうかなという方はぜひ参照にしてみてください。
ただし全員ではなくて、一人ぐらい欠けているかも。「庭」でいうと「pink/なでしこ」の妖精がいません。

8冊すべてのフェアリーのラインナップを見るには
「Flower Fairies Prints」http://www.flowerfairiesprints.com/が便利。
フェアリーの絵をプリントサービスしてくれる会社のようですが、
それゆえ「商品カタログ」として絵1枚1枚をはっきり大きくパソコン画面で確認できるようにしてくれているのです。
訪ねると、左側に「Flower Faries of the Alphabet」・・・と8冊のタイトルが並んでいるのがおわかりになるでしょう。
それぞれをクリックするとその本に登場する全フェアリーの絵を見ることができます。(2011.9.24現在)

まず1冊買うならどれがおすすめか。
お好きな花がある一冊、お誕生日の季節の1冊を買われるのも手ですが、
最初の1冊でしたら、『Garden/ガーデン』がおすすめです。
ラベンダー、チューリップ、マリーゴールド、ムスカリ、水仙なとなと、
馴染みのある花が多いことと、赤い花、ピンク、オレンジ、白、黄色、青、紫・・・
とお花の色がとても多彩で美しいんです。

『Autumn/オータム』は秋というタイトルどおり、
葉も紅葉し、落ち着いたモスグリーン~ブラウン~赤い実の色調が多いです。
秋に咲く花、だけがとりあげられているわけではなく、
初夏に咲くdogwood(ハナミズキ)も登場します。
花ではなくて「実」と一緒に。
秋の落ち着いた色合いや「実」がお好きな方は『オータム』をぜひチェックしてみてください。

フラワーフェアリーズでは
クリスマスの季節に向けて、絵本『A Flower Fairy Chistmas』もおすすめです

 


A Flower Fairy Christmas (Flower Fairies)

この作品は絵だけで、文章は一切ありません。
表紙は6弁の花の形にくりぬかれ、『Winter』に登場するクリスマスツリーのフェアリーが顔を覗かせています。
絵本の中も美しくクリスマスらしいカラーに彩られているのですが、
8冊に登場するフェアリーたちがそこかしこにあらわれています。
『Tree』の中では栗を持っていた栗の木のフェアリーが栗のかわりにぱちぱち灯るろうそくを持っていたり。
『Garden』に登場するシャーレー・ポピーの妖精は袋に入っている種をゆすって落としているのですが、
その絵をそのまま使いながら、まるでクラッカーを鳴らしているようにみせたり。

オリジナルのフェアリーたちの絵をうまく使いながら「クリスマス仕様」になっているのがとても楽しいんです。
そして美しい。おなじみのフェアリーがどこに登場しているのか探す楽しみもあります。

さて、8冊を1冊にまとめたコンプリートブックもあります。

The Complete Book of the Flower Fairies

 

 

 

 

コンプリートブックは図書館で閲覧したのですが、サイズが大きいです。
1ページに二人のフェアリーが紹介されていたり、背景をカットしてしまっている絵もあったりします。
小さな詩集のオムニバス、的感覚が減りますが、
コンパクトに1冊にまとまったものをご覧になりたい方には便利です。

フラワーフェアリーズシリーズ その1 その2 その3 番外編(コバンソウ) その4 その5 その6

2011年9月22日 (木)

フラワーフェアリーズ(その1)---いくつになってもうっとり


Flowerfairies_card_2
↑私の宝もののカードです。ハイクラウンチョコのおまけ。

庭先や道ばたで咲いている花。風がないのにフルルンと枝が揺れると、
見えない妖精が座っていて今飛び立ったところかな、なんて思ったことはありませんか?

子供のころは「花」を愉しむというと主に「園芸」だったのですが、
大人になってから、「アロマテラピー」「ハーブ」「エディブルフラワー」などが流行。
植物が持つ香りや効力に癒される楽しさを知りました。

花のパワーを楽しむ究極というと、「フラワーエッセンス」でしょうか。
花のエネルギーを転写した水をつかって心と体を活性化する植物療法。一時期、はまりました。

花というとコーディアルという飲み物も好きです。
ハーブをシロップに漬けた飲み物。とりわけエルダーフラワーのコーディアルが気に入ってます。

さて、優雅で女性らしい気分になれる「花ライフ」。
私の場合、その原点といえば、まずは『赤毛のアン』。
そして、「フラワーフェアリーズ」。
『フラワーフェアリーズ(Flower Fairies)』とは
イギリスのシシリー・メアリー・バーカー(Cicely Mary Barker)という女性が描いた花の妖精の絵本詩集のこと。

その絵には主に三つの魅力的があります。
一つめはボタニカルアートといってもいい写実的な花の絵の正確さ、美しさ。
二つめは、それぞれ花のそばにたたずむ妖精の姿の着想力。
花の造形の特徴がうまく妖精のコスチュームに生かされているのです。
たとえば、.薔薇。花びらの先がくるんと丸まった剣先のバラが描かれているのですが、
薔薇の妖精のコスチュームもバラ色で、スカートのすそが剣先の花びらのようにくるんとなっているのです。

私と同世代以上の女性で、
「懐かしい~」
「私もボタニカルアートやハーブにはまった原点はフラワーフェアリーズ」とおっしゃる方は少なくないと思います。
それは子供の頃に森永のハイクラウンチョコレートを食べていたから!!

このチョコレート、おまけとしてフラワーフェアリーズのカードが入っていたのです。
現存する私の宝物をお披露目します。(一番上の画像)

左上からsloe、Canterbury Bell、The Plame Tree、The Black Brony、 Cornflower、Bugle、Gorse.。

カードの裏。
Fllowerfairies_card2
このカードが収まるミニフレームを購入できることが書かれています。

別のカードの裏面には
特別装丁の英語版の詩集をお頒けします と書かれ、
申込の有効期限が昭和53年3月末日になっています。
33年前ですね!

私はこのミニフレームをいくつか購入し、カードを入れてずっと部屋に飾っていました。
引越でみつからなくなってしまったので、発見できたらあらためてアップします。

コーンフラワー(矢車菊)は私の大好きな花。詩集の『ガーデン』に登場します。
そのページとハイクラウンのカードを並べて。
Flowerfairies_cornflower

カードはチョコのおまけにすぎないのに、今でも耐えうる美しさなのがうれしいです。

さて、フラワーフェアリーズシリーズ。
最近は新しい本も増え、カレンダー、ナプキン、絵皿他、関連グッズも販売されています。

円高で洋書が安くなっているようなので、
あらためて原点といえる8冊(春、夏、秋、冬、木、庭、道ばた、アルファベット)を購入しました。
Flowerfairies_books
↑8冊並べてうっとり~

表紙の違うパターンも出版されていますが、私が購入した8冊の詳細は以下の通りです。

サイズは約11㎝×14.5㎝。
表紙カバーはアイボリーの地にフェアリーが描かれています。
2002年出版、Frederick Warne社のもの。

それぞれの本に登場するフェアリーを挙げてみます。表紙のフェアリーには下線を。

日本名も書いてみましたが、
あくまでも私が辞書を調べたり花の形から推測したので間違いもあるかもしれません。
ご了承ください。


【春】

 

Flower Fairies of the Spring

 

 

ISBN-13: 978-0723248262
登場フェアリー
Crocus(クロッカス)、Colt’s-Foot(コルツ・フット/フキタンポポ)、Celandine(セランダイン)、Willow-Catkin(ネコヤナギ)、Windflower(ニリンソウ)、Daisy(デイジー)、Dandelion(ダンデライオン/タンポポ)、Daffodil(ラッパ水仙)、Dog-Violet(スミレ)、Primrose(プリムローズ)、Lady’s-Smock(タネツケバナ)、Larch(カラマツ)、Bluebell(ブルーベル)、Stitchwort(ハコベ)、Wood-Sorrel(コヤマカタバミ)、Speedwell(オオイヌノフグリ)、Lords-and-Ladies(アルム)、Cowslip(セイヨウサクラソウ)、Heart’s-Ease(ハーツイーズ/パンジー)、May(メイフラワー/サンザシ)

【夏】
Flower Fairies of the Summer

 

 

ISBN-13: 978-0723248279
登場フェアリー
Buttercup(バターカップ/ラヌンクルス)、Herb Robert(ハーブロバート/ヒメフウロ)、Forget-me-not(忘れな草)、Poppy(ポピー)、Foxglove(ジキタリス/キツネノテブクロ)、Wild Rose(ワイルドローズ)、White Clover(ホワイトクローバー/シロツメクサ)、Honeysuckle(スイカズラ)、Bird’s-Foot Trefoil(セイヨウミヤコグサ)、Nightshade(ナイトシェイド)、Harebell(イトシャジン)、Heather(ヘザー)、Yarrow(ヤロウ)、Toadflax(トードフラックス/ホソバウンラン)、Scabious(スカビオサ/マツムシソウ)、Scarlet Pimpernel(スカーレットピンパーネル/紅はこべ)、Greater Knapweed(ヤグルマギク)、Traveller’s Joy(トラベラーズ・ジョイ/クレマチス・ヴィタルバ)、Ragwort(サワギク)、Rose(バラ)

【秋】
Flower Fairies of the Autumn

 

 

ISBN-13: 978-0723248286
登場フェアリー
Mountain Ash(ナナカマド)、Michaelmas Daisy(ミケルマスデイジー/ユウゼンギク)、Wayfaring Tree(ランタナガマズミ)、Robin’s Pincushon(コマドリの針山)、Elderberry(エルダーベリー/セイヨウニワトコ)、Acorn(どんぐり)、Dogwood(ハナミズキ)、Black Bryony(ブラックブリオニー)、Horse Chestnut(セイヨウトチノキ)、Blackberry(ブラックベリー)、NightShade Berry(イヌホオズキ←ベラドンナでしょうか)、Rose Hip(ローズヒップ)、Crab-Apple(クラブアップル)、Hazel-Nut(ヘーゼルナッツ/セイヨウハシバミ)、White Bryony(ホワイトブリオニー)、Beechnut(ビーチナッツ)、Hawthorn(サンザシ)、Privet(プリベット/セイヨウボタノキ)、Sloe(スモモ)

【冬】
Flower Fairies of the Winter

 

 

ISBN-13: 978-0723248293
登場フェアリー
Snowdrop(スノードロップ)、Yew(いちい)、Winter Jasmine(ウインタージャスミン/オウバイ)、Dead-Nettle(ヒメオドリコソウ)、 Rush-Grass and Cotton-Grass(イグサとワタスゲ)、Spindle Berry(ニシキギ)、Shepherd’s-Purse(ナズナ/ペンペン草)、Groundsel(ノボロギク)、Lords-and-Ladies(アルム)、Plane Tree(プラタナス)、Burdock(バードック/ごぼう)、Pine Tree(松)、Holly(セイヨウヒイラビ)、Box Tree(ツゲ)、Old-Man’s-Beard(サルオガセ)、Blackthorn(ブラックソーン)、Hazel-Catkin(セイヨウハシバミ)、Totter-Grass(コバンソウ)、Winter Aconite(キバナセツブンソウ)、Christmas Tree(クリスマスツリー)

【木】
Flower Fairies of the Trees

 

 

ISBN-13: 978-0723248330
登場フェアリー
Almond Blossom(アーモンド)、Pear Blossom(梨)、Wild Cherry Blossom(ワイルドチェリー)、Lilac(ライラック)、Beech Tree(ブナ)、Laburnum(キバナフジ)、Guelder Rose(ゲルダーローズ/カンボク)、Elder(エルダー)、Sycamore(サイカモア/アメリカスズカケノキ)、 Lime Tree(リンデン)、Cherry Tree(チェリー)、Poplar(ポプラ)、Mulberry(マルベリー), Ash Tree(トネリコ)、Willow(柳)、Elm Tree(エルム)、Alder(アルダー)、Sweet Chestnut(栗)、Silver Birch (白樺)

【庭】
Flower Fairies of the Garden

 

 

ISBN-13: 978-0723248316
登場フェアリー
Scilla(シラー・カンパニュラタ/釣鐘水仙)、Polyanthus(プリムラ・ポリアンサ/セイヨウサクラソウ) and Grape Hyacinth(ムスカリ)、Periwinkle(ツルニチリンソウ)、Narcissus(水仙)、Forget-me-not(忘れな草)、Tulip(チューリップ)、Cornflower(コーンフラワー/矢車菊)、Pink(ナデシコ)、Geranium(ゼラニウム)、Canterbury Bell(フウリンソウ)、Shirley Poppy(シャーレ―・ポピー/虞美人草)、Candytuft(イベリス/キャンディタフト/マガリバナ)、Phlox(フロックス)、Snapdragon(キンギョソウ)、Lavender(ラベンダー)、Gaillardia(ガイラルディア/テンニンギク)、Sweet Pea(スイートピー)、Heliotrope(ヘリオトロープ)、Marigold(マリーゴールド)

【道ばた】
Flower Fairies of the Wayside

 

ISBN-13: 978-0723248309
登場フェアリー
Jack-by-the-hedge(アリアリア・ペティオラタ/ガーリック・マスタード)、Greater Celandine(クサノオウ)、Ground Ivy(カキドオシ)、Red Campion(レッド・キャンピオン/アケボノセンノウ)、Rose-Bay Willow-Herb(ヤナギラン)、Black Medick(ブラック・メディック/コメツブウマゴヤシ)、Bee Orchis (ビー・オーキッド/オフリス・アピフェラ)、White Bindweed(白いヒルガオ)、Red Clover(レッド・クローバー)、Self-Heal(セルフ・ヒール/ウツボグサ)、Stork’s-Bill(エロディウム)、Sow Thistle(ノゲシ)、Tansy(タンジー)、Ribwort Plantain(ヘラオオバコ)、Fumitory(カラクサケマン)、Horned Poppy(ツノゲシ)、 Chicory(チコリ)、Jack-go-to-bed-at-noon(キバナノバラモンジン)、Agrimony(キンミズヒキ)

【アルファベット】
Flower Fairies Alphabet

 

ISBN-13: 978-0723248323
登場フェアリー
Apple Blossom(りんご)、Bugle(ビューグル/セイヨウジュウニヒトエ)、Columbine(オダマキ)、Double Daisy(ダブル・デイジー)、Eyebright(アイブライト/コゴメグサ)、Fuchsia(フクシア/フーシャ)、Gorse(エニシダ←ハリエニシダでしょうか)、Herb Twopence(ハーブ2ペンス/リシマキア・ヌンムマリア/コバンコナスビ)、 Iris(アイリス)、Jasmine(ジャスミン)、Kingcup(リュウキンカ)、Lily-of-the-Valley(スズラン)、Mallow(マロウ)、Nasturtium(ナスタチウム)、Orchis(オルキス/オーキッド)、Pansy(パンジー)、Queen of the Meadow(クイーン・オブ・ザ・、メドウ/セイヨウマツキソウ)、Ragged Robin(ラッグド・ロビン/リクニス・フロスククリ)、Strawberry(いちご)、Thrift(アルメリア/ハマカンザシ)、Vetch(クサフジ)、Wallflower(ニオイアラセイトウ)、Yellow Deadnettle(ツルオドリコソウ)、Zinnia(ジニア)

フラワーフェアリーズ その2では8冊の全フェアリーを見ることができるサイト他をご紹介。
その3 番外編(コバンソウ) その4 その5 その6

2011年9月15日 (木)

ランタナ、やばいっす

昨年、道端に咲いているランタナの花を上から眺めた時、
その放射状に広がる万華鏡のような美しさにうっとり(2010年11月3日の記事を)。
以来、私の中でランタナ、「キテます」。

ランタナ、秋がシーズンなのでしょうか。
昨年みつけたところにランタナの株はなかったのですが近くに株を発見(移植したのかしら)。
上から覗いてみると、美しさ健在でした。
Kalanchoe2011_01

実がなる植物なんでしょうか。
こんなふうにぷくぷく緑色の粒が。
Kalanchoe2011_02

それが熟すと濃い葡萄色になって
ぽろぽろ落ちるのでしょうか。
Kalanchoe2011_03

これが咲く前のつぼみの状態。
およそ3センチぐらいでしょうか。
これがすべて咲くと一番上のように放射状の万華鏡花になるのですね。
Kalanchoe2011_04

ランタナを自分でもほしくなって花屋をまわってみるのですが、
ランタナ、いっぱい種類があるようです。
放射状の万華鏡花の鉢はみかけたことがありません。
だからこそ、今まで、ランタナをみかけても
地味な花、ふーんとスルーしてきたわけですが。

傍目からはこんな感じ。やはり地味。
近づいて花を上から眺めようなんて思わず通り過ぎる人ばかり。
Kalanchoe2011_05

幸せの青い鳥は身近にいるように、「うっとり」は私たちのすぐ脇にあるのですね。
気づかず通りすぎてしまうだけで。

(2011.9.20追記。ずっとカランコエと思っていたこの花、「ランタナ」であることがわかりました。
今日本文中の単語を修正しました)

2011年9月12日 (月)

今日は中秋の名月

今日9月12日は中秋の名月ですね。
中秋の名月=満月、とつい思ってしまいがちですが、
中秋の名月はあくまでも旧暦8月15日の月というだけであって満月とは限りません。
ただ、旧暦が月の満ち欠けに基づいているところからほぼ中秋の名月前後の日が満月となります。

そして、今年は。今日は満月。中秋の名月で満月ということが実現したのです。

日中は暑いですが夜になると、夜風が少し気持ちよくなりました。
お月さまを見上げて、梅酒をいただいています。

2011年9月11日 (日)

ロシアに帰化したクマのプーさん(その4)

その3の続きです。

ロシアには
ミルン版でもディズニー版でもないプーさんが生息しています。

ポイントはクマというよりもタヌキみたいなビジュアル。

だから、許されているのかな~と謎です。

さて第4弾では、庭先や部屋の中で愛用している
プーさん、ピタチョーク(ピグレット)、イーアイーア(イーヨー)の置物です。

ロシアに興味がある人は、涼しげのブルー&ホワイトをご覧になってすぐ、
グジェリとおわかりになることでしょう。
グジェリはロシアを代表する陶器ですね。
Russianpoohogzhel

3対並ぶとこんな感じ。

ピタチョークの豚っぱながかわいいです。
イーアイーアは別の時に買ったのですが伏し目がちでアンニュイな表情から、
勝手にイーアイーアだと決めています。

ベランダのコンテナに並べても楽しいです。
Russianpoohgzhel3

どんな色の花にも映えて、
コンテナを楽しく彩ってくれます。
Russianpoohgzhel5

ネモフィラの美しいブルーにうっとりするピタチョーク。
Russianpoohgzhel6

ロシアのクマのプーさん 
その1 その2 その3 その4

2011年9月10日 (土)

ロシアに帰化したクマのプーさん(その3)

2011年9月5日の記事の続きです。

ロシアではクマのプーさんが、ミルン版でも、ディズニー版でもなく、存在するのです。
しかもいろんな画家が自由に書いていて、クマよりもたぬきに見えるのがポイント。
そんなロシアのクマのプーさん、第三弾は私が持っている手帳のご紹介です。

手帳はロシアのポップカルチャーの宝庫『ロシアンぴろしき』さんで10年近く前に購入したもの。
全ページカラーのクマのプーさん1年手帳(ежедневник)。
イラストレーターは
Евгений  Антоненков (Evgeny Antonenkov)エフゲニー・アントネンコフさん。

その1でご紹介したプーさんのビジュアル同様、
果てしなくタヌキに近い「熊」です。
耳、鼻、手脚のがシャム猫のように黒く、目のまわりがちょっと色が薄く…。
Russianpoohdairy1
日本の子供に何に見える?ときいたら10人中9人はタヌキと答えそう(^_^.)

ピタチョーク(コブタ)の情けないかわいさもしびれます。
アンヨのチョコンとした感じもラブリー。
Russianpoohdairy_2

スロノポタム(ゾゾ)もこんなかんじ。
Russianpoohdairy3

雪の中のプーさん。
зимаは冬のこと。
Russianpoohdairy2

私はエフゲニーさんの絵のプーさんは手帳しかもっていないのですが、
エフゲニーさんの絵によるプーさん本は何冊も出版されています。
アメリカのアマゾンでの取扱いもあります。一部をご紹介します。

 



Vini-Pukh i Dom na Pukhovoi Opushke skazochnaia povest (in Russian)
Vini-Pukh i Dom na Pukhovoi Opushke skazochnaia povest (in Russian)

AST (M.) 2008
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↑こちらの本のISBNは5170404417。
Nissoさんでは図書番号J2052。
ミルン原作/ザホデール再話『クマのプーさんとプー横町の家』。
原題『Винни-Пух и дом на Пуховой Опушке.

 



Vinni - Pukh i zacharovanny les
Vinni - Pukh i zacharovanny les B. Zakhoder A. A. Miln

AST : Astrel' 2008
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↑こちらの本のISBNは5170415014 。
Nissoさんでは図書番号J2053。
ミルン原作/ザホデール再話『クマのプーさんと魔法の森』
原題『Винни-Пух и Зачарованный Лес.

 



Pukh i Piatachok skazochnaia povest in Russian
Pukh i Piatachok skazochnaia povest in Russian B. Zakhoder A. A. Miln

AST : Astrel' 2008-01-01
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↑こちらの本のISBNは5170402618 。
Nissoさんでは図書番号J5261。
ミルン原作/ザホデール再話『クマのプーさんとピグレット』
原題『Пух и Пятачок

 



Vinni - Pukh i vse ostal'nye
Vinni - Pukh i vse ostal'nye B. Zakhoder A. A. Miln

AST : Astrel' 2007-01-01
Sales Rank :


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↑こちらの本のISBNは5170404468。
Nissoさんでは図書番号K3240。
ミルン原作/ザホデール再話『クマのプーさんとほかのみんなたち』
原題『Винни-Пух и все остальные

 



Vinni-Pukh i Pirgoroi
Vinni-Pukh i Pirgoroi B. Zakhoder A. A. Miln

AST 2006
Sales Rank :


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↑こちらの本のISBNは5170397526。
Nissoさんでは図書番号H5173。
ミルン原作/ザホデール再話『くまのプーさんとパーティー』
原題『Винни-Пух и пиргорой

Nissoさん(ttp://www.nisso.net/)は日本にある会社なので日本語でロシアの本を注文できるのがありがたいです。
NissoさんのHPで、日本語で「プーさん」と入力すると検索できます。
上に挙げたのはその一部です。また2011.9.10現在の情報ですのでご注文される時はぜひその時点での詳細をご確認くださいませ。

蛇足ですが、以前、大好きな物語の著者(ロシア人)にコンタクトを取ったことがあります。
その物語の絵を手掛けた女性イラストレーターのファンにもなっていた私は、
著者を通じて、このイラストレーターと電話でお話しました。
電話以上のやりとりをメールでしましょうということになりました。
このイラストレーターは、「まだ自分のメアドを持っていないので、
友達のイラストレーターのところに連絡もらえるかしら」と。
友達の名前とメアドをうかがってびっくりしました!
なんと、エフゲニー・アントネンコフさんだったのです。

たどたどしいロシア語と英語で興奮気味に
「エフゲニーさんを知っています。彼の絵のプーさんの手帳持っています!」
と語ったのを今でも覚えています(8年前の出来事ですが)。
エフゲニーさんご本人とお話したり会ったりという発展はないのですが、
今でも手帳を見るたびになんだかうれしくなります。

ロシアのクマのプーさん
 その1 その2 その3 その4

2011年9月 5日 (月)

ロシアに帰化したクマのプーさん(その2)

2011年7月7日の記事の続きです。

ロシアではミルンの絵でもディズニーの絵でもない「クマのプーさん」が存在するんです。
しかもいろんなアーティストがさまざまなクマのプーさんを描いています。

ポイントは
①プーさんがたぬきみたいなこと。
(だから別物に見えて本家のミルンサイドや、ディズニーたちが気がつかないのかも、
なんてことはないでしょうが)
②ピグレット(ロシアではピタチョーク)がとっても情けなくてかわいいこと。

7月7日にご紹介したロシアのプーさんのDVDに続き、第二弾として、
今日は私が、本家のミルンやディズニー以上に大好きな、ロシア版プーさんの絵本を紹介します。
Russianpoohbook1

宝物の1冊です。

タイトルは『Винни-Пух и Все-Все-Все и многое другое
(ヴィーニー・プーフ・イ・フショー・フショー・フショー・イ・ムノーゴエ・ドルゴーエ)』
ロシア語への翻訳者はБорис Заходер(ボリス・ザハジェル)。
イラストは Борис  Диодоров(Boris Diodorov)ボリス・ディオドロフ)。
絵本といっても280ページを超え、全編カラーでイラスト満載。文字量も多く見応え、読み応えあります。

少し、イラストをご紹介しましょう。
イラストのタッチはペン画に水彩のような色をつけた絵。
まったくアニメ風ではなく、テニエルが描いた『不思議の国のアリス』のタッチに少し似ています。
Russianpoohbook3

チャーミングで凝っているんです。プ
ーさんが踊っていたり、文字も含めてぐるぐる渦巻きを描いていたり。
Russianpoohbook4

甘ったるくない絵なので
オリジナルのミルンのプーさんが大好きな人も
Russianpoohbook5

違和感なく楽しめるはずです。
Russianpoohbook9

風船が破裂。
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ハチの襲撃。
Russianpoohbook7

プーさんバチ。
Russianpoohbook8

本の詳細
出版社/モスクワ、Астрель社(www.ast.ru)
タイトル英語表記/Vinni-Pukh
i vse-vse-vse i mnogoe drugoe
ISBN/5170002092

キャラクター対応表
ロシア語/日本語/英語
ヴィーニー・プーフВинни-Пух/
プーさん/Winnie the Pooh
クリストファー・ロビンКристофер Робин
クリストファー・ロビン/Christopher Robin
ピタチョークПятачок/コブタ、ピグレット/Piglet
イーアイーアИа-Иа/イーヨー/Eeyore

一番名前が変化しているのはピタチョークですね。
ピタチョークの意味は「5コペイカ硬貨」。「豚の鼻」の意味もあります。

お話の構成は原作に忠実です

『Winnie-the-Pooh』(日本では『クマのプーさん』 )と
『The House at Pooh Corner』(日本では『プー横丁にたった家』)の
2冊の話がこの本に収録されています。


『Winnie-the-Pooh』( 『Винни-Пух/クマののプーさん』 より)

第1章 
In Which We Are Introduced to Winnie-the-Pooh and Some Bees, and the Stories Begin 
В которой мы знакомимся с Винни-Пухом и несколькими пчёлами

わたしたちが、クマのプーやミツバチとお友だちになり、さて、お話ははじまります

第2章
Pooh Goes Visiting and Gets Into a Tight Place
В которой Винни-Пух пошёл в гости, а попал в Безвыходное Положение
プーがお客にいって、動きのとれなくなるお話

第3章
Pooh and Piglet Go Hunting and Nearly Catch a Woo Zle
В которой Пух и Пятачок отправились на охоту и чуть-чуть не поймали Буку
プーとコブタが、狩りに出て、もうすこしでモモンガーをつかまえるお話

第4章
In Which Eeyore Loses a Tail and Pooh Finds One
В которой Иа-Иа теряет хвост, а Пух находит
イーヨーが、しっぽをなくし、プーが、しっぽを見つけるお話

第5章
In Which Piglet Meets a Heffalump
В которой Пятачок встречает Слонопотама
コブタが、ゾゾに会うお話

第6章
In Which Eeyore Has a Birthday and Gets Two Presents
В которой у Иа-Иа был день рождения, а Пятачок чуть-чуть на улутел на Луну
イーヨーがお誕生日に、お祝いをふたつもらうお話


第7章
In Which Kanga and Baby Roo Come to the Forest, and Piglet Has a Bath
В которой Кенга и Крошка Ру появляются в Лесу, а Пятачок принимает ванну
カンガとルー坊が森にやってきて、コブタがおふろにはいるお話

第8章
In Which Christopher Robin Leads an Expotition on the North Pole
В которой Кристофер Робин организует≪искпедицию≫к Северному Полюсу
クリストファー・ロビンが、”てんけん”隊をひきいて、北極へいくお話


第9章
In Which Piglet Is Entirely Surrounded by Water
В которой Пятачок совершенно окружён водой
コブタが、ぜんぜん、水にかこまれるお話

第10章
In which Christopher Robin Gives Pooh a Party, and We Say Good-bye
В которой Кристофер Робин устраивает торжественный Пиргорой и мы говорим Всем-Всем-Всем до Свиданья
クリストファー・ロビンが、プーの慰労会をひらきます。そして、わたしたちは、”さよなら”をいたします

『The House At Pooh Corner』(『Дом на Пуховой Опушке/プー横丁にたった家』より)

第1章
In Which A House Is Built at Pooh Corner for Eeyore
В которой для Иа-Иа строят дом на Пуховой Опущке
プー横丁にイーヨーの家がたったお話

第2章
In Which Tigger Comes to the Forest and Has Breakfast
В которой в Лес приходит Тигра и завтракает
トラーが森にやってきて、朝ごはんをたべるお話


第3章
In Which A Search Is Organdized, and Piglet Nearly Meets the Heffalump Again
В которой огрызуются поиски, а Пятачок опять чуть-чуть не попался Слонопотаму
捜索隊が”そきし”されて、コブタがまたゾゾに会うお話

第4章
In Which It Is Shown That Tiggers Don't Climb Trees
В которой Кролик очень занят, и мы впервые встречаемся с Пятнистым Щасвирнусом
トラーは木にのぼらないということがわかるお話

第5章
In Which Rabbit Has a Busy Day, and We Learn What Christopher Robin Does in the Mornings
В которой выясняется, что Тигры не лазят по деревьям
ウサギがいそがしく動いて、クリストファー・ロビンがお昼まえになにをするのかがみんなにわかるお話

第6章
In Which Pooh Invents a New Game and Eeyore Joins In
В которой Винни-Пух изобретает новую игру и в неё включается Иа-Иа
プーがあたらしい遊戯を発明して、イーヨーが仲間にはいるお話


第7章
In Which Tigger Is Unbounced
В которой Тигру решили укротить
トラーがはねっかえりをなおされるお話

第8章
In Which Piglet Does a Very Grand Thing
В которой пятачок совершает Великий Подвиг
コブタが、とてもりっぱなことをするお話

第9章
In Which Eeyore Finds the Wolery and Owl Moves Into It
В которой Иа-Иа находит Савешник и Сова переезжает
イーヨーがクフロ荘を見つけて、フクロがそこへひっこすお話


第10章
In Which Christopher Robin and Pooh Come to an Enchanted Place, and We Leave Them There
В которой мы оставляем Кристофера Робина и Винни-Пуха в Зачарованном Месте
クリストファー・ロビンとプーが、魔法の丘に出かけ、ふたりは、いまもそこにおります

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私はロシアの本などを輸入されているNISSOさん(ttp://www.nisso.net/)で購入しました。
現在NISSOさんのHPをみると、『ヴィニー・プーフ』はエフゲニー・アントネコフさんの絵のものが多く、
ボリス・ディオドロフさんのものはなさそうです。
ディオドロフさんの絵がなんといってもおすすめですが、エフゲニーさんの絵も味があります。
ロシア語の勉強をしている&プーさんが好きという方は語学の勉強に持って来いの作品。
ぜひおすすめします。

ロシアのクマのプーさん その1 その2 その3 その4

2011年9月 4日 (日)

ロシアがテーマのスティラのパレットをゲットしました!

8月29日の続きです。

Stila(スティラ)ガールがモスクワの聖ワシリー寺院の前にたたずむ絵にひとめぼれ。
トラベルパレット「Make an Impression in Moscow」。
どうしてもほしくて、手に入れました!
Stila_travel_palette_make_an_impres

素敵~
聖ワシリー寺院は世界一好きな建物です。
小さい頃読んだ童話に出てくるようなおとぎの世界の建物。
カラフルな色彩とぽってりしたネギ坊主のフォルムがたまりません。
赤の広場にあるこの寺院の前にコート姿で立つスティラガールは、
ちょっと銀河鉄道999の「メーテル」のよう。

Stila_travel_palette_make_an_impr_4
中身はというと
4つのアイシャドーは
左上、matryoshka(マトリョーシカ)シマーベージュ
その下 chill(チル)シマーペールブルー
右上 nadia(ナディア)コッパーオレンジ
その下 mink(ミンク)シマーブラウン

リップやチークに使えるものがlily(リリー)。
シアーピンク

パレットを開いた左側には鏡がついています。
Stila_travel_palette_make_an_impr_2
スティラのパレットの何が魅力って、紙でできていること。
マグネット式なので、パレットを開閉する時の
そのピタッと引き寄せられる磁石の感触が楽しくて、
つい、子供みたいに何度も開閉を繰り返したりしてしまいます。

東京のパレットには日本を象徴する名前が色につけられていたように、
ロシアのパレットもそうなんでしょうね。
マトリョーシカはおなじみの民芸品のマトリョーシカ。
ミンクはロシアと言えば毛皮、から取ったのでしょうか。
ナディアはロシアの一般的な女性の名前「ナジェージダ(希望の意味)」から。
リリーは百合でしょうけれど、なぜロシアが百合なのかわからず。
チルもわからず。

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さて、今回私が手に入れたのは、アメリカのeBayのオークションでです。
今までも何度か、英語を駆使してeBayで手に入れたことはあるのですが、
久しぶりのこともあり、一からやり方を覚えなおすのが大変。
英語も自信ないし。
そこで利用したのが「eBay公認日本語オークション セカイモン」さん(ttp://www.sekaimon.com/)でした。

便利でした!素晴らしいシステム。

セカイモンに無料会員登録してそこからeBayの目当ての商品を見ると、
自動翻訳で日本語に直してくれたページが読めます。
落札前に、かかる予算も算定されるので助かります。
落札するのは私ですがセカイモンがアメリカで商品を受け取って日本に送ってくれます。
ですのでアメリカ国内にしか発送しないという条件の出品物も受け取ることができるはず。

商品の流れは
出品者→アメリカにあるセカイモン→日本→私

この落札にかかる費用は
 商品価格+米国配送料(出品者→アメリカセカイモン)
+米国内消費税+セカイモン手数料(一部カテゴリを除き落札商品価格の15%)


以上は一次決済金額として、落札時にカード他の方法で私がセカイモンに支払います。

そのあと、商品の流れは
アメリカセカイモン→日本→私の手元へ。
ここで発生するのが二次決済金額。
アメリカから日本への国際配送料(保険料込)+関税(今回は0円)+消費税(今回は0円)。
以上は宅急便で到着する時に代引きでお支払いとなります。

私が、アメリカの出品者と連絡を取り合うことは一切なし。
アメリカのセカイモンさんが私にかわって、届いた商品をチェックしてくれたり、
<万が一商品が届かないと判明した場合は、キャンセルとなりますのでご安心ください >
というのも安心です。

私が慣れない英語を駆使して出品者とやり取りをしてお金の支払いをすることを考えたら、
相当の時間と手間がかかり、その間に他の落札者が現れたりとか商品を逃してしまったかもしれません。
商品の代金の15%を手数料として払ってもそれ以上に価値のあるシステムだと思いました。

落札から商品が手に届くのも思ったより短期間でした。
8月25日夜、落札。9月1日、アメリカセカイモンから日本への商品発送。
9月2日夜、成田到着&通関審査通過の連絡。9月3日お昼、私のところへ到着。

商品がどのくらい手元に届くかはお住まいの場所、商品の大きさ、時期などで違うと思うのですが、
落札から15日ぐらいかかるかなと思っていたので早く手に入れられてうれしかったでした!

セカイモンのシステムは2011年9月4日現在のものをご紹介しています。
今後かわるかもしれませんし、ご利用される方はぜひセカイモンのHPでお確かめください。

2011年9月 3日 (土)

2012年の月の満ち欠けカレンダーができあがりました

9月になってもまだ30度を超えていますし、まだまだ暑くて「夏」なのですが、
4か月後は1月3日!箱根駅伝の復路の日と思うと、今年ももう残りすくないのですね。

となると、そろそろ来年のカレンダーや手帳が店頭に並ぶ時期ですね。

1月から12月までのそれぞれのページの下に月に関するミニコラムを書かせていただいている
月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ)、
2012年のカレンダーも担当させていただいたのですが、
できあがりました。

こちらです。2011年版と並べると、表紙の絵が少し変わっていますね。
満月を中心に6つの形のお月さまが並ぶ様子が、巡る感じがでていてとてもいいと思います。
2012mooncalendar
↑11年版と12年版の表紙の「青色」が違って見えるのは光の加減のせい。
同じ色合いです。

ムーンカレンダーは他社さんも作っていますが、
グリーティングライフさんの月の満ち欠けカレンダーにぐっとくるのは、
愛らしさとおしゃれさと実用的なこと。

「月」モチーフのため、夜をイメージした暗い、荘厳な色合いのカレンダーを作るメーカーが少なくないなかで、
グリーティングライフさんは、「夜」に縛られず、
毎月、美しい2色の色合いで仕上げています。
少しスモーキーな配色がとてもおしゃれ。
1月のスモーキーなペールブルーとレンガ色の組み合わせも、のっけから私のツボです。

日毎の月の満ち欠けにはお顔がありませんが、
表紙やポイント使いで出てくる月は目鼻口があって、
「月」「MOON」でもなく「お月さま」と呼びたいかわいらしさがあります。

「お月さま」と毎日一緒にいる、って思えるあたたかさがいいんです。

コラムは2012年は天文的な話題よりも、民俗学的なものを中心に書きました。
人々は昔から月をこんな風にとらえ、こんな力があると受け止めてきたのです、というような。

江戸時代の絵入り百科事典『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』をはじめ、
もっと古い時代の文献などを調べた中で感じたことは、
思う以上に昔の人の天文知識は素晴らしいということ。
とりわけ日本は、中国の影響で早い時代からいろんな知識がやってきた、
その地の利も感じます。

たとえば、『和漢三才図会』には月の満ち欠けがはまぐりの身の大きさに影響を及ぼすことが記述されていますが、
その知識はもとは中国の思想書『淮南子(えなんじ)』。
なんと前漢時代、紀元前2世紀頃に著された書物なんですね。

古の時代から、月が人にとっていかに身近な存在であったか、
人は月と地球の生命についての因果関係をみつめてきたのかが察せられます。

2012年の月の満ち欠けカレンダー、グリーティングライフさん
(ttp://www.greetinglife.co.jp/)の実店舗「Paper Mint」さんでは商品はすでに並んでいるようです。

Paper Mint(ttp://papermint.jp/)

営業時間 11:00-21:00(事前にお確かめください)
TEL 03-5411-0139
〒106-0032
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウエストウォーク 4F

伊東屋、東急ハンズにもそろそろ並ぶ時期かしらと思います。
ぜひご愛用いただけますように。

アマゾンではこちら↓ 商品入荷予定は9月20日ごろと記されています。
2番目のFDカレンダーはフロッピーディスクサイズ。
綴じてあるのではなくて、1枚1枚紙芝居のように送っていきます。
3番目の壁掛けカレンダーが一番大きな商品となります。
サイズは縦35㎝×横25.5㎝ぐらい。ほぼB4サイズです。

「月の満ち欠けカレンダー」バックナンバーはこちら
※ココログリニュアルで不具合があり2017年の記事他が設定できていません

月の満ち欠け日記INDEXはこちら
花INDEXはこちら

 



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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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