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2011年9月22日 (木)

フラワーフェアリーズ(その1)---いくつになってもうっとり


Flowerfairies_card_2
↑私の宝もののカードです。ハイクラウンチョコのおまけ。

庭先や道ばたで咲いている花。風がないのにフルルンと枝が揺れると、
見えない妖精が座っていて今飛び立ったところかな、なんて思ったことはありませんか?

子供のころは「花」を愉しむというと主に「園芸」だったのですが、
大人になってから、「アロマテラピー」「ハーブ」「エディブルフラワー」などが流行。
植物が持つ香りや効力に癒される楽しさを知りました。

花のパワーを楽しむ究極というと、「フラワーエッセンス」でしょうか。
花のエネルギーを転写した水をつかって心と体を活性化する植物療法。一時期、はまりました。

花というとコーディアルという飲み物も好きです。
ハーブをシロップに漬けた飲み物。とりわけエルダーフラワーのコーディアルが気に入ってます。

さて、優雅で女性らしい気分になれる「花ライフ」。
私の場合、その原点といえば、まずは『赤毛のアン』。
そして、「フラワーフェアリーズ」。
『フラワーフェアリーズ(Flower Fairies)』とは
イギリスのシシリー・メアリー・バーカー(Cicely Mary Barker)という女性が描いた花の妖精の絵本詩集のこと。

その絵には主に三つの魅力的があります。
一つめはボタニカルアートといってもいい写実的な花の絵の正確さ、美しさ。
二つめは、それぞれ花のそばにたたずむ妖精の姿の着想力。
花の造形の特徴がうまく妖精のコスチュームに生かされているのです。
たとえば、.薔薇。花びらの先がくるんと丸まった剣先のバラが描かれているのですが、
薔薇の妖精のコスチュームもバラ色で、スカートのすそが剣先の花びらのようにくるんとなっているのです。

私と同世代以上の女性で、
「懐かしい~」
「私もボタニカルアートやハーブにはまった原点はフラワーフェアリーズ」とおっしゃる方は少なくないと思います。
それは子供の頃に森永のハイクラウンチョコレートを食べていたから!!

このチョコレート、おまけとしてフラワーフェアリーズのカードが入っていたのです。
現存する私の宝物をお披露目します。(一番上の画像)

左上からsloe、Canterbury Bell、The Plame Tree、The Black Brony、 Cornflower、Bugle、Gorse.。

カードの裏。
Fllowerfairies_card2
このカードが収まるミニフレームを購入できることが書かれています。

別のカードの裏面には
特別装丁の英語版の詩集をお頒けします と書かれ、
申込の有効期限が昭和53年3月末日になっています。
33年前ですね!

私はこのミニフレームをいくつか購入し、カードを入れてずっと部屋に飾っていました。
引越でみつからなくなってしまったので、発見できたらあらためてアップします。

コーンフラワー(矢車菊)は私の大好きな花。詩集の『ガーデン』に登場します。
そのページとハイクラウンのカードを並べて。
Flowerfairies_cornflower

カードはチョコのおまけにすぎないのに、今でも耐えうる美しさなのがうれしいです。

さて、フラワーフェアリーズシリーズ。
最近は新しい本も増え、カレンダー、ナプキン、絵皿他、関連グッズも販売されています。

円高で洋書が安くなっているようなので、
あらためて原点といえる8冊(春、夏、秋、冬、木、庭、道ばた、アルファベット)を購入しました。
Flowerfairies_books
↑8冊並べてうっとり~

表紙の違うパターンも出版されていますが、私が購入した8冊の詳細は以下の通りです。

サイズは約11㎝×14.5㎝。
表紙カバーはアイボリーの地にフェアリーが描かれています。
2002年出版、Frederick Warne社のもの。

それぞれの本に登場するフェアリーを挙げてみます。表紙のフェアリーには下線を。

日本名も書いてみましたが、
あくまでも私が辞書を調べたり花の形から推測したので間違いもあるかもしれません。
ご了承ください。


【春】

 

Flower Fairies of the Spring

 

 

ISBN-13: 978-0723248262
登場フェアリー
Crocus(クロッカス)、Colt’s-Foot(コルツ・フット/フキタンポポ)、Celandine(セランダイン)、Willow-Catkin(ネコヤナギ)、Windflower(ニリンソウ)、Daisy(デイジー)、Dandelion(ダンデライオン/タンポポ)、Daffodil(ラッパ水仙)、Dog-Violet(スミレ)、Primrose(プリムローズ)、Lady’s-Smock(タネツケバナ)、Larch(カラマツ)、Bluebell(ブルーベル)、Stitchwort(ハコベ)、Wood-Sorrel(コヤマカタバミ)、Speedwell(オオイヌノフグリ)、Lords-and-Ladies(アルム)、Cowslip(セイヨウサクラソウ)、Heart’s-Ease(ハーツイーズ/パンジー)、May(メイフラワー/サンザシ)

【夏】
Flower Fairies of the Summer

 

 

ISBN-13: 978-0723248279
登場フェアリー
Buttercup(バターカップ/ラヌンクルス)、Herb Robert(ハーブロバート/ヒメフウロ)、Forget-me-not(忘れな草)、Poppy(ポピー)、Foxglove(ジキタリス/キツネノテブクロ)、Wild Rose(ワイルドローズ)、White Clover(ホワイトクローバー/シロツメクサ)、Honeysuckle(スイカズラ)、Bird’s-Foot Trefoil(セイヨウミヤコグサ)、Nightshade(ナイトシェイド)、Harebell(イトシャジン)、Heather(ヘザー)、Yarrow(ヤロウ)、Toadflax(トードフラックス/ホソバウンラン)、Scabious(スカビオサ/マツムシソウ)、Scarlet Pimpernel(スカーレットピンパーネル/紅はこべ)、Greater Knapweed(ヤグルマギク)、Traveller’s Joy(トラベラーズ・ジョイ/クレマチス・ヴィタルバ)、Ragwort(サワギク)、Rose(バラ)

【秋】
Flower Fairies of the Autumn

 

 

ISBN-13: 978-0723248286
登場フェアリー
Mountain Ash(ナナカマド)、Michaelmas Daisy(ミケルマスデイジー/ユウゼンギク)、Wayfaring Tree(ランタナガマズミ)、Robin’s Pincushon(コマドリの針山)、Elderberry(エルダーベリー/セイヨウニワトコ)、Acorn(どんぐり)、Dogwood(ハナミズキ)、Black Bryony(ブラックブリオニー)、Horse Chestnut(セイヨウトチノキ)、Blackberry(ブラックベリー)、NightShade Berry(イヌホオズキ←ベラドンナでしょうか)、Rose Hip(ローズヒップ)、Crab-Apple(クラブアップル)、Hazel-Nut(ヘーゼルナッツ/セイヨウハシバミ)、White Bryony(ホワイトブリオニー)、Beechnut(ビーチナッツ)、Hawthorn(サンザシ)、Privet(プリベット/セイヨウボタノキ)、Sloe(スモモ)

【冬】
Flower Fairies of the Winter

 

 

ISBN-13: 978-0723248293
登場フェアリー
Snowdrop(スノードロップ)、Yew(いちい)、Winter Jasmine(ウインタージャスミン/オウバイ)、Dead-Nettle(ヒメオドリコソウ)、 Rush-Grass and Cotton-Grass(イグサとワタスゲ)、Spindle Berry(ニシキギ)、Shepherd’s-Purse(ナズナ/ペンペン草)、Groundsel(ノボロギク)、Lords-and-Ladies(アルム)、Plane Tree(プラタナス)、Burdock(バードック/ごぼう)、Pine Tree(松)、Holly(セイヨウヒイラビ)、Box Tree(ツゲ)、Old-Man’s-Beard(サルオガセ)、Blackthorn(ブラックソーン)、Hazel-Catkin(セイヨウハシバミ)、Totter-Grass(コバンソウ)、Winter Aconite(キバナセツブンソウ)、Christmas Tree(クリスマスツリー)

【木】
Flower Fairies of the Trees

 

 

ISBN-13: 978-0723248330
登場フェアリー
Almond Blossom(アーモンド)、Pear Blossom(梨)、Wild Cherry Blossom(ワイルドチェリー)、Lilac(ライラック)、Beech Tree(ブナ)、Laburnum(キバナフジ)、Guelder Rose(ゲルダーローズ/カンボク)、Elder(エルダー)、Sycamore(サイカモア/アメリカスズカケノキ)、 Lime Tree(リンデン)、Cherry Tree(チェリー)、Poplar(ポプラ)、Mulberry(マルベリー), Ash Tree(トネリコ)、Willow(柳)、Elm Tree(エルム)、Alder(アルダー)、Sweet Chestnut(栗)、Silver Birch (白樺)

【庭】
Flower Fairies of the Garden

 

 

ISBN-13: 978-0723248316
登場フェアリー
Scilla(シラー・カンパニュラタ/釣鐘水仙)、Polyanthus(プリムラ・ポリアンサ/セイヨウサクラソウ) and Grape Hyacinth(ムスカリ)、Periwinkle(ツルニチリンソウ)、Narcissus(水仙)、Forget-me-not(忘れな草)、Tulip(チューリップ)、Cornflower(コーンフラワー/矢車菊)、Pink(ナデシコ)、Geranium(ゼラニウム)、Canterbury Bell(フウリンソウ)、Shirley Poppy(シャーレ―・ポピー/虞美人草)、Candytuft(イベリス/キャンディタフト/マガリバナ)、Phlox(フロックス)、Snapdragon(キンギョソウ)、Lavender(ラベンダー)、Gaillardia(ガイラルディア/テンニンギク)、Sweet Pea(スイートピー)、Heliotrope(ヘリオトロープ)、Marigold(マリーゴールド)

【道ばた】
Flower Fairies of the Wayside

 

ISBN-13: 978-0723248309
登場フェアリー
Jack-by-the-hedge(アリアリア・ペティオラタ/ガーリック・マスタード)、Greater Celandine(クサノオウ)、Ground Ivy(カキドオシ)、Red Campion(レッド・キャンピオン/アケボノセンノウ)、Rose-Bay Willow-Herb(ヤナギラン)、Black Medick(ブラック・メディック/コメツブウマゴヤシ)、Bee Orchis (ビー・オーキッド/オフリス・アピフェラ)、White Bindweed(白いヒルガオ)、Red Clover(レッド・クローバー)、Self-Heal(セルフ・ヒール/ウツボグサ)、Stork’s-Bill(エロディウム)、Sow Thistle(ノゲシ)、Tansy(タンジー)、Ribwort Plantain(ヘラオオバコ)、Fumitory(カラクサケマン)、Horned Poppy(ツノゲシ)、 Chicory(チコリ)、Jack-go-to-bed-at-noon(キバナノバラモンジン)、Agrimony(キンミズヒキ)

【アルファベット】
Flower Fairies Alphabet

 

ISBN-13: 978-0723248323
登場フェアリー
Apple Blossom(りんご)、Bugle(ビューグル/セイヨウジュウニヒトエ)、Columbine(オダマキ)、Double Daisy(ダブル・デイジー)、Eyebright(アイブライト/コゴメグサ)、Fuchsia(フクシア/フーシャ)、Gorse(エニシダ←ハリエニシダでしょうか)、Herb Twopence(ハーブ2ペンス/リシマキア・ヌンムマリア/コバンコナスビ)、 Iris(アイリス)、Jasmine(ジャスミン)、Kingcup(リュウキンカ)、Lily-of-the-Valley(スズラン)、Mallow(マロウ)、Nasturtium(ナスタチウム)、Orchis(オルキス/オーキッド)、Pansy(パンジー)、Queen of the Meadow(クイーン・オブ・ザ・、メドウ/セイヨウマツキソウ)、Ragged Robin(ラッグド・ロビン/リクニス・フロスククリ)、Strawberry(いちご)、Thrift(アルメリア/ハマカンザシ)、Vetch(クサフジ)、Wallflower(ニオイアラセイトウ)、Yellow Deadnettle(ツルオドリコソウ)、Zinnia(ジニア)

フラワーフェアリーズ その2では8冊の全フェアリーを見ることができるサイト他をご紹介。
その3 番外編(コバンソウ) その4 その5 その6

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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