『家政婦のミタ』最終回もじ~ん。
最終回みました。ネタバレ含みます。
(ToT)(ToT)でした。 人間の笑顔の力を感じました。
その笑顔に誰もが虜になり誰もが不幸になったという笑顔の持ち主。
それにゆえに「二度と笑わないで」と言われ、笑顔を封印してきたミタさん。
どんな風に笑うのか。
にっこりではなく、少し微笑みを浮かべるだけ。
でも確かにそれだけで本当にチャーミングで・・・という場面。
表情が本当に素晴らしかったでした。
このドラマ、何がすごいって子供たちの成長。
悲しみを乗り越え、お父さんを赦し、お父さんやミタさんを救うための行動力を発揮。
神々しく見えるほどでした。
ミタさんが少し微笑みを浮かべ場面で
みんながミタさんにかける言葉はそれぞれが考えてきたアドリブだったそうですね。
1人1人の言葉本当に素晴らしかった。
芝居ということを超えて、子供たちがミタさんを励ましたい救いたいという思いが伝わってきました。
一人一人がドラマということを越えて、
確かに阿須田家のひとりとしてこの何か月か「生きて」いたのを感じました。
ドラマがはじまった頃は情けなかったお父さんのメッセージも「承知しませんよ」と力強い言葉も素晴らしかったでした。
ルーキーズで、部員一人ひとりが佐藤隆太を前にして「ありがとうございました!」と語る場面もそうだったけれど、
すごくいいドラマを一緒に作りこんできた人たちの連携とか感謝の想いとか伝わってきました。
ミタさんの最大の功績は、子供たちに〔お母さんは自殺ではない〕と思わせたことでしょうか。
自殺に追い込んだお父さんを憎んだり、自分のせいでお母さんが自殺と思っていた子供たちが、
〔お母さんは事故だったんだ〕と思えるようになったことが
彼らがこれから生きていく上で最大のプレゼントだったのでは。
異質な主人公が現れ、登場人物たちの日常を変えていくとういドラマは結構ありましたが、
主人公がまわりのみんなを変えると同様に、
まわりのみんなが今度は主人公を変えるというドラマは私にとって新鮮でした。
決して安易なハッピーエンドではなくて、
ちょっとやそっとのことで笑顔を取り戻せるくらいの傷ではないことが描かれたのもよかったです。
それでもミタさんが今までより、少しひかりを取り戻すことができたというのが。
ミタさんとは状況は違えど、
今年は震災があり、家族をなくし、自分だけが助かったことを責めて生きていらっしゃる方もいるのだろうと考えさせられました。
なぜミタさんに子供たちが心を明かしていくのか。
相談したい時、実は何か言ってほしいのではなくて、自分の思いを言葉を遮らず聞いてほしいと願うもの。
言葉をはさまず、いろんなリアクションをせず、受け止めてくれるミタさんは究極の聞き上手。
背が高くすくっと立ったミタさんに打ち明けるのは教会のマリア像に打ち明けるみたいにみえました。
「三田」という名前は『家政婦はみた』から取ったのだと思っていたのですが、
12月25日生まれのミタさんにもう一つの意味があったとは。
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