『家政婦のミタ』は再生のドラマ
なんとなくTVをつけて見始めた時はロボットの家政婦さんと家族のSFチックなホームコメディだと思い込んでいました。
が、お母さんの自殺などでどんどん、思っていたドラマと違うことがわかり。
予定調和を崩されていくのも面白く、また心をゆさぶる場面も多く、見続けています。
家政婦のミタは「再生」のドラマだったのですね。
お母さんを亡くして哀しむ子供たちが、その死の原因を作った父親を憎み、
けれどその罪を赦すまではいかなくても受け入れ、家族としてやりなおそうと決める。
そして今度は自分たちがミタさんを救ってあげようとする。
14日の回もいくつもの感動的な場面がありましたが、子供たちが神々しくみえました。
迷いが消えて、堂々と母への想いを作文で語る次男。
ミタさんを救おうとハンバーガーやポテトを食べだす子供たちの場面が特に。
そして、ミタさんが徐々に人間的な表情をみせる場面が上手いですよね。
「お母さんは自殺でなく事故です」と、子供たち1人1人にお母さんの代弁のように語る場面。
おかあさんのようにやさしい声でまなざしで。
このドラマ。ロボットのように無機質な松嶋菜々子を出しながら、
「そうじゃないにこやかな松嶋菜々子をみたい」という視聴者に応えるように、
夢落ちのようにミタさんぽくないミタさんをうまく織り交ぜるのがすごいなと思います。
演出もこまやか。
14日の回でも長女結と次女希衣が(´・ ・`)同じ泣きべそ顔になるところがツボ。
そして希衣が料理を手伝いたいと申し出て、ミタさんに指示を受けると、
待っていましたとばかりに「承知しました」と笑顔で答える場面。
八の字眉の希衣がこの時みせる∩∩笑い目のなんとかわいいこと。
このドラマ、子供たちのセリフがとてもいいな~と思います。
感動的な言葉もそうですが、何気ない日常のやりとりで子供たちの仲の良さ、とか利発さがあらわれていますよね。
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