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2012年3月18日 (日)

テーマ別ガガーリン記事一覧です

このブログ『今日も星日和』でのガガーリン記事。    2015.1.8更新

100を越えました。最近は更新が進んでいませんが、依然調べもの続行中です。

アップ順ではなく、テーマ別にまとめてみました。緑色の数字をクリックいただくと該当ページが開きます。
ex. 10をクリックいただくとガガーリン10の記事が開きます。


※現在アップ済の記事から主なものをピックアップ。すべてを網羅しているわけではありませんし、少しずつ整備していきます。テーマごとにまとめているので、重複して挙げている記事もあります。今後も何かありましたら加筆修正いたします。
転載を希望される場合は、「今日の星日和」を明記いただけるとありがたいです。
アップ順のINDEXはすべての記事を網羅しています。


「地球は青かった」各国の言葉で

ダイジェスト 96
ロシア(原語)/Земля голубоватая. 10 49 cf.2 7 60
イギリス/The earth is bluish.  64
アメリカ/The earth is bluish. 78
フランス/La Terre bleuâtre. 71
ドイツ/Die Erde ist hell-blau. 70
中国/地球是天藍色的 76
韓国/지구는 푸른 빛깔이었다 87 91

日本でガガーリンといえば「地球は青かった」になったわけ

当時の日本のメディア 9 26 62 79 80

「地球は青かった」以外にガガーリンが語ったこと

①地球をとりやく青い光の輪や夜明けの虹色について
7 15 20 21 23 24 25 48 49 (フランス語 74) (中国語 77) (英語 78) 
(韓国語 88 90 91 95 97

②星の種 28 31 (韓国語 90

③その他の当時のガガーリンの言葉
13 14 16 22

「神はいなかった」と言ったのか  19

ガガーリンの著書『宇宙への道』 45

交信記録 4 6 7 94

ガガーリンの来日  51 52 53 54 55 56 57 59 81

ガガーリンとコロリョフ 47  86 92

ガガーリンとアーティスト
サン=テグジュペリ 36 37 38 39 40
ピカソ 65 72
ニコライ・レーリヒ 23 27 84
イブ・クライン 73
マイヤ・プリセツカヤ 83

ガガーリンのサイン 12

関わらせていただいたこと
プラネタリウム番組「はるか地球をのぞむ」1 2

2012年3月17日 (土)

土井利位はどんな雪の日に観察したのか調べ中の途中報告

ライフワークとして土井利位の「雪華図説」「続雪華図説」にまつわることを調べています。

ほとんど刑事をしています。土井利位はどんな雪の日に雪華を観察したのでしょうか。
「雪華図説」「続雪華図説」に日付が書いてある時もあれば、ない時もあります。

観察の拠点は江戸、大阪、京都。彼の時代の気象を今調べている最中です。
その流れで「鷹見泉石日記」と「曲亭馬琴日記」に目を通しています。
曲亭馬琴は「南総里見八犬伝」でおなじみのいわゆる滝沢馬琴のことですね。

この2つの日記が非常~~~~~に面白いのです。
というのは二人とも同時代の江戸に生き、相当共通の知人がいます
(でも、二人が面識があった旨の記述はみあたらず)。

鷹見泉石は蘭学者であり土井利位侯の家老。今でいえば永田町の中枢にいるといってもいいのでしょう。
滝沢馬琴は日本で初めて著述業でほぼ生業を立てることができた人物といわれています。

が、セレブっぷりをみてみると鷹見泉石にはかないません。
鷹見泉石の日記はあくまでも業務日誌のようなものだと思うのですが、大名他への贈答でカステラがたくさん登場します。
鶏卵も砂糖も。いかに当時、それらが貴重で、カステラがモダンで高価だったかがわかります。

滝沢馬琴にはほとんどカステラの贈答はでてきません。
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滝沢馬琴は鈴木牧之ともつながりがあります。
鈴木牧之というのは「北越雪譜」を出版した人で、この中で土井利位の雪華図を転載して紹介している人物。
「北越雪譜」がベストセラーになったことで、土井利位の雪華模様をモードとして広げた貢献者となった人物ですが、
鈴木牧之は、「北越雪譜」の出版にあたって、
滝沢馬琴に力になってくれるよう再三お願いをしていたのです。

というわけで、いろんなネットワークがつながっているなあとか
二人の当時の生活ぶりや江戸の町の様子、
また思った以上に江戸時代がモダンであったことなどを発見しながら、
二人の日記を読んでいます。
詳細はあらためてご紹介しますが、少しだけ感動したことを。

①鷹見泉石と滝沢馬琴が同じ雪のことを書いている!

同じ江戸の町で暮らしていたから、あたりまえなのですがなんだか、
「同じ空の下」というのを感じて興味深くなりました。

例)文政10年(1827年)12月2日の雪について
鷹見泉石は「曇 寒 暮より雪」 『鷹見泉石日記』2巻p153
滝沢馬琴は「曇 夜五時より風 五時半過より雪 終夜無間断」 『曲亭馬琴日記』1巻p248

②滝沢馬琴の方が描写が細かい

鷹見泉石はあくまでも業務日誌でしょうし、滝沢馬琴は書きたいサガなのでしょう。
日記での天気の描写も細かいです。
現代に生きていたら、ブロガーでツイッターもフェイスブックをやっていただろうと思うほど、毎日の日記の量が半端ないです。
それがわかって面白いです。

③雪華図説で日付が記されていた日の雪の様子がわかりました

『雪華図説』に天保3年(1832年)1月3日に5種類の雪華が観察できたことが記されています。
滝沢馬琴のこの日に日記を辿ると、ありました!
「曇 四時過より雪 夜中雪止」 『曲亭馬琴日記』3巻p12
3日の日記の本文では、朝から雪が降りそうな曇り空で、
出かけたら雪が降り出したことが書かれ、
翌日4日の日記では3日の雪は多く積もらずはやく解けたことが書かれています。

※江戸時代の時刻制度の時間の単位は季節によってもかわるのですが、
上記の四時過というのは現在の時刻でいうと朝10時頃でしょうか(違っていたらすみません)

④同じく当時江戸で暮らしていた斉藤月岺の『斉藤月岺日記』も興味深いです。
「雪華図説」で文政13年(1830年)2月18日に10種類の雪華が観察できたことが記されていますが、
『斉藤月岺日記』の2月18日に「夜中 朝より雪 昼前止む」と書かれています。

これを見ると、土井利位たちが朝起きて、早い時間に雪華を観察したことが推測できます。
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こんな風に、土井利位がどんな雪の日に観察したのかが具体的に想像できるようになるのが面白いです。

当時の鷹見泉石、馬琴、斉藤月岺の3人が、
それぞれの身分でそれぞれに江戸の町で暮らしていたのに180年後に
こんな風に日記を照らしあわされるとはまさか想像もしていなかっただろうなと思うと、
不思議な気持ちになります。私もそうかもって。

後世誰かが「私」と今、同じ時代に生きながら私が接点がない人物のブログとをつきあわせて
何かを感じ取るのかもしれないな~って。
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青字は引用箇所です。
注意/カタカナで書かれた助詞をひらがなに直しています。
当時の慣用字を現代のひらがなに直しています。
注意を払っていますが誤字脱字あるかもしれません。
気がつけば随時加筆修正します。

【雪の結晶と土井利位】INDEXはこちら
雪の結晶全般はこちら

2012年3月12日 (月)

付箋紙の悦楽。カラフルに。ラインマーカーを引いたみたいに。

付箋紙(つい、ポストイットと呼んでしまいますが)ってなんて愉しいんでしょう。
Fusenshi
↑まるでラインマーカーを引いたようにみえませんか。
『鷹見泉石日記』に雪華図説に関する記述をみつけると付箋紙を貼
っています。
これは「雪花図一続三、久斎持参」と書かれていた箇所です。
「雪華図説」一冊、「続雪華図説」三冊、久斎持参という意味ですね。


今、雪の結晶、土井利位のことを調べている延長で、鷹見泉石の日記や滝沢馬琴の日記を追っています。

というのは、土井利位と鷹見泉石は江戸時代に顕微鏡で雪の結晶を観察し、
土井利位は「雪華図説」「続雪華図説」を出版したわけですが、
こまかなことがあまり残されていないのです。

いつ観察したのか(きちんと明記されている日もあります)、
どんな雪の日だったのか、どんな方法で、どんな格好で、どんな器具で。
そして雪の結晶が降った時やや、それを顕微鏡で観察できた時、どんな気持ちになったのか。

それを探るために手がかりはないかと調べている資料の中に上記の二つもあるのです。
図書館で借りてきた本です。
借りてきた本って困りませんか。

線を引いたり、隅を折るわけにはいかない。
そこで付箋紙を貼るわけですが、ただ貼るだけだと、そのページに調べていることが書いてある、
ということはわかっても、
何行目だったかはもう一度目で探さないといけないんですよね。

そこで超お勧めなのがこの細い、そして紙ではない付箋紙。
貼ると下の文字が透けるのでラインマーカーを引く気分で使えるのです。
(もちろん、傷まずにはがせます)。

(※とはいえ、図書館によっては
付箋紙は紙が痛むからと使用禁止をお願いしているところもあります。
お気をつけください)

20120315fusenshi_2
↑アップで5色を。
どの色も下が透けてみえます。
青だけは少し見えづらいので、青だけは文字の右わきの行間に貼っています。

幅4ミリの細さゆえ、行間に貼ることも可能です。
固いセロハンのような素材でボールペンで上に書くことも可能です。

100円ショップで買えることも、ポップで元気が出る色合いなのもいいです。

私は本に目を通しながら、この細い付箋紙をPCに書き写したい箇所にガンガン貼って、そしてPCに入力作業をおこなっています。
もうすでに愛用されていらっしゃる方々も多いことと思いますが、まだの方がいらしたら、ぜひ試しあれ。

私は置物とかできるだけ持たないようにしているので、こういう「消えもの」で遊ぶのが好きです。
普通の付箋紙でも事が足りるのに、ちょっとデザインがくわっているだけでいつもの作業が楽しくなる。
そんなささやかな悦楽。

ちょっとした贈答にも喜ばれています。
ラインマーカーを引いたみたいな半透明のふせんは100円ショップで購入したもの(発売元/薦田紙工業)です。

【雪の結晶と土井利位】INDEXはこちら
雪の結晶全般はこちら

2012年3月 1日 (木)

横浜で雪の結晶を撮りました

大変ローカルな話となります。
昨日2012年2月29日、お昼頃に横浜の市街地を歩いていらした方に。
雪が結構積もりはじめ、足元はぐちゃぐちゃ、傘も降る雪のため重くなって…
という状態だったと思うのです。降る雪はぼたん雪まではいかないけれど、結構大きな塊。

北国ではない、まして粉雪でもない昨日のあの雪の中で、雪の結晶が見られると思われますか?
実は見られたんですね!
---------------
私は早朝から仕事だったため、雪の結晶ウォッチングができたのはお昼のわずか30分間。
それでも雪華を撮ることができました。

私の撮影方法は去年(2011年2月11日)と同じです。
道具/セーター&雪眼鏡&携帯
手順/セーターを横たわらせて、雪を受け止める。雪
の結晶の形のものをみつけたら、左手に持っている雪眼鏡を結晶に近づけ、
右手の携帯のルーペ機能で撮影。

撮影日時/2012年2月29日12:30~13:00
撮影場所/横浜市内

顕微鏡は使いません。

昨日は昨年ほど雪のコンディションがよくありませんでした。

①結晶の単独飛行が少なく、ほとんどがかたまりになって降ってくる。
②結晶の形で降ってきたものもすぐに溶けてしまう。
そのため、ちょっともたついていると形が崩れて撮影ができない。

だったのですが、それにもかかわらず、いくつも撮影することができました!
わずか30分の間に!顕微鏡撮影された結晶の美しさにはかないませんが、
ご紹介します。(画像はクリックで拡大します)

まず、今回私が感激した形を。

樹枝状六花が2片撮れました。
こんな繊細な枝がもげることなく、溶けることなく、
空から舞い降りてきてくれたことに感謝。
Snowflake120229_122910

Snowflake120229_123112

これは、決して美しい形ではないし、溶けかけかなと思うのですが、
家紋の「雪輪」に似ているのがポイント。
Snowflake120229_125639
昨年もこの「雪輪」形を撮りました。
(2011年2月12日)

雪輪は室町時代の絵などにすでにみられますが、
通説では雪の結晶の形を模したわけではないとされています。
でも昨年今年と雪輪形があったこと、肉眼でも十分見えることから、
昔の人も雪の結晶の形のつもりで「雪輪」を描いたのではないかしらとも思うのです。

こちらは六花が二つ重なった12花に見えます。
Snowflake120229_124902

以下、鮮明ではないですが、今回写メしたものをご紹介します。
画像にカーソルを当てていただくと撮影タイムも表示されます。

わずか30分の間でもこれだけ見られたと今後のご参考になりましたら。

ランチタイムに寒い中外出された方々は、
レストランの入り口で傘を閉じる時、
「ああ、傘にも雪がずいぶん積もったわあ」と傘をバサバサ振り、
地面にトントンして雪を払ったことと思います。
そんな振り落した<傘の雪>にも
実はこんな雪華が張り付いていたのかもしれません。

寒空から美しい六花の形を保ったまま、スカイダイビングを終え、
傘の上に着地しながらも誰に見られることもなく、地面に降り落とされてしまった、
そんな雪華が少し不憫(^_^.)。
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朝からずっと外にいて雪を眺めていられたら、
もっといろんな形を撮ることができたのかなと思います。

江戸時代に「雪華図説」を出版した土井利位やブレーンの鷹見泉石も同じ気持ちだったのでしょう。

江戸の町で雪を見られるのはそんなに頻繁ではありません。
でも、公務があるため「観察できない~」と思い、
公務のあいまに「やっと観察できる!」と外に出てみたら雪が止んでいてがっくり。そ
んなことを何度も経験したんだろうなと思いめぐらしました。

さて、「雪国じゃなくても結晶が見られるなら」
「上の画像程度の撮影で十分。私も撮ってみたい」と思われる方にお勧め、
というかマストアイテムが「雪眼鏡」です。

私はプレゼントしていただいて、雪眼鏡くんの存在を知ったのですが素晴らしいアイテムです。
アシストオンさん(ttp://www.assiston.co.jp/)の商品。

シンプルなデザイン。マットな質感がいいです。
そして決して雪だるまが笑ってはいないんですね。その甘くなりすぎないところがポイント。

冬の季節、いつもカバンにブラさがって出番が来るのを待っています。拡大の倍率は8倍。
101224_124806
左側の雪華はエルメスのキーホルダー。雪眼鏡の付属品ではありません。

携帯はドコモのSH-02A。カメラルーペ撮影の倍率は3倍です。

Yukimegane
GJの雪眼鏡くんの姿を。

雪眼鏡は楽天でも取扱いあります。
その中から1店ご紹介。春になったら、花をアップで見るのも楽しいかも。

雪眼鏡

【雪の結晶撮影シリーズ】INDEXはこちら
雪の結晶全般はこちら

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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