付箋紙の悦楽。カラフルに。ラインマーカーを引いたみたいに。
付箋紙(つい、ポストイットと呼んでしまいますが)ってなんて愉しいんでしょう。
↑まるでラインマーカーを引いたようにみえませんか。
『鷹見泉石日記』に雪華図説に関する記述をみつけると付箋紙を貼っています。
これは「雪花図一続三、久斎持参」と書かれていた箇所です。
「雪華図説」一冊、「続雪華図説」三冊、久斎持参という意味ですね。
今、雪の結晶、土井利位のことを調べている延長で、鷹見泉石の日記や滝沢馬琴の日記を追っています。
というのは、土井利位と鷹見泉石は江戸時代に顕微鏡で雪の結晶を観察し、
土井利位は「雪華図説」「続雪華図説」を出版したわけですが、
こまかなことがあまり残されていないのです。
いつ観察したのか(きちんと明記されている日もあります)、
どんな雪の日だったのか、どんな方法で、どんな格好で、どんな器具で。
そして雪の結晶が降った時やや、それを顕微鏡で観察できた時、どんな気持ちになったのか。
それを探るために手がかりはないかと調べている資料の中に上記の二つもあるのです。
図書館で借りてきた本です。
借りてきた本って困りませんか。
線を引いたり、隅を折るわけにはいかない。
そこで付箋紙を貼るわけですが、ただ貼るだけだと、そのページに調べていることが書いてある、
ということはわかっても、
何行目だったかはもう一度目で探さないといけないんですよね。
そこで超お勧めなのがこの細い、そして紙ではない付箋紙。
貼ると下の文字が透けるのでラインマーカーを引く気分で使えるのです。
(もちろん、傷まずにはがせます)。
(※とはいえ、図書館によっては
付箋紙は紙が痛むからと使用禁止をお願いしているところもあります。
お気をつけください)
↑アップで5色を。
どの色も下が透けてみえます。
青だけは少し見えづらいので、青だけは文字の右わきの行間に貼っています。
幅4ミリの細さゆえ、行間に貼ることも可能です。
固いセロハンのような素材でボールペンで上に書くことも可能です。
100円ショップで買えることも、ポップで元気が出る色合いなのもいいです。
私は本に目を通しながら、この細い付箋紙をPCに書き写したい箇所にガンガン貼って、そしてPCに入力作業をおこなっています。
もうすでに愛用されていらっしゃる方々も多いことと思いますが、まだの方がいらしたら、ぜひ試しあれ。
私は置物とかできるだけ持たないようにしているので、こういう「消えもの」で遊ぶのが好きです。
普通の付箋紙でも事が足りるのに、ちょっとデザインがくわっているだけでいつもの作業が楽しくなる。
そんなささやかな悦楽。
ちょっとした贈答にも喜ばれています。
ラインマーカーを引いたみたいな半透明のふせんは100円ショップで購入したもの(発売元/薦田紙工業)です。
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先日携帯をみた友人が雪の結晶を見て
誉めてくれました。
嬉しいですね。
絶対に古河に行こうと話が決まりました。
雪華図説を見る機会があって、そのおかげで
emiさんのブログにたどり着き、素敵なお話を
聞くことが出来とても楽しいです。
付箋紙いろいろなものがあるのですね。
私はニャンコの物が多いのですが、マーカーのように使えるのはいいですね。探してみようっと。
投稿: ジジ | 2012年3月13日 (火) 20:47
ジジさん。私の方こそ、この雪の結晶のブログ記事をみつけてくださってありがとうございます。
ジジさんのブログ「ジジのひとりごと」の2012年1月29日にご紹介されている青い携帯の雪の結晶、携帯との色合いが素敵ですね!お友達もうっとりされたことでしょう。
付箋紙は本当に楽しくて、こんなに楽しいのに値段が安い(指輪を買うとかコレクション系の趣味と比べて)というのもうれしいです。
ジジさんの今年の1月11日の記事に「emi」でコメントさせていただいているのは私です。
投稿: emi | 2012年3月13日 (火) 23:41
昨日、お散歩していたら、向こうの空は晴れて
いたのですが、私のいるところは雪が降って
きたので、手袋で受け止めてみました☆
すると、私にも雪の結晶が見えました!
やっと雪のけをせずとも良くなり、結晶を見る
余裕が出てきたのかも知れません。
雪の結晶も、ある程度数が固まって、ふわりと
落ちてくるのですね。
桜の花びら一枚と雪の一片、どちらが重いだろう?
と思いながら、結晶を見つめてました。
ポストイットは、字の上から貼っても
字が透けて見えるのですか?
投稿: おんぽたんぽ | 2012年3月14日 (水) 13:51
おんぽたんぽさん。雪の結晶がご覧になれたのですね!
>やっと雪のけをせずとも良くなり、結晶を見る
余裕が出てきたのかも知れません。
寒いところにお住まいの方々の実感なのだと思います。
雪を花にたとえ、桜の散る様子を「花吹雪」と雪にたとえる。日本って風流ですよね。
さて、付箋紙。この細いセロハンみたいな素材でできているものは文字が透けてみえます。後ほど、それがわかる画像をこのブログ内に追加いたしますね。
投稿: emi | 2012年3月15日 (木) 08:31
1月のブログを見てみました。
とても暖かいコメントありがとうございました。
すみませんお返事しないままでしたね。
東京で雪の時はまだ足の都合で雪の結晶を見る余裕
がまったくありませんでした。
今日でサポーターが取れましたが、もう雪は
降らないでしょうから、絶対に古河に、
利位さんに、結晶に、会いに行きたいです
投稿: ジジ | 2012年3月15日 (木) 21:59
ジジさん。サポーターがとれてよかったですね。
古河でまた土井利位侯の雪華や町の中でみつける雪華グッズを楽しまれるといいですね。
投稿: emi | 2012年3月15日 (木) 22:34
emiさん、写真のアップどうもありがとう
ございました☆ お世話になってる塾の先生が
いるので、もしこちらでも見つけたら、
そのポストイット、プレゼントしたいと思います。
本当に、ありがとうございました。
投稿: おんぽたんぽ | 2012年3月16日 (金) 06:14
おんぽたんぽさんへ。半透明のふせんはとても重宝しています。今日、あらたなものを買ったのでパッケージをみたところ、300枚入っていました。100円で300枚ってお値打ちだと思います。
今のところ、何回か使い回しをしていますが、粘着力もあります。
投稿: emi | 2012年3月16日 (金) 22:32