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2012年4月26日 (木)

皇居東御苑の八重桜にうっとり。薄黄緑色の御衣黄も。


先週4月19日は竹橋、永田町で調べものをしたのですが、
合間にお気に入りの場所でもある皇居東御苑に寄りました。

皇居東御苑は緑豊かで、ここが都内のどまんなかと思えない、
そしてここに江戸城があったということに思いをはせることができるとても素敵な場所なんです。

北桔橋門から入りました。正面に見える石垣は江戸城天守跡。
20120419higashigyoen01


迫力があります。
20120419higashigyoen02

こんな五角形の形の石もぴったり組み合わされています。
江戸の技術力素晴らしいですね。
20120419higashigyoen03

天守跡に登ると、結構な高さがあり眺望が楽しめます。
20120419higashigyoen04_3
北側の眺め。松林の向こうに武道館の屋根が見える「江戸風情」と現代的なビルの混在が面白いdす。
画面ではわかりづらいかと思いますが、武道館の右手のビルの上を飛行船も飛んでいました。

タンポポも咲いていました。日本タンポポでしょうか。
普段見ているタンポポよりも、黄色が濃く感じました。
20120419higashigyoen05

20120419higashigyoen06

本丸跡の芝生のまわりには八重桜がいっぱい。
満開になって少なくとも一週間は立っていますが、
ソメイヨシノよりも満開から散るまでの期間が長いので、十分見頃でした。

遠くからでもひときわ淡いピンク色が誇ってみえたのが、こちら。

八重桜「一葉(イチヨウ/Prunus lannesiana "Hisakura")」
可憐です。
淡い桜色の花びらが折り重なる様子はまるでイングリッシュローズ。
20120419higashigyoen16

こちらは
薄黄緑色の
「鬱金(ウコン/Prunus lannesiana Grandiflora)」
20120419higashigyoen08_3

花が開花していくと、
中心から筋状にピンク色が広がっていきます。
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東御苑には鬱金よりも黄緑色の
「御衣黄(ギョイコウ/Prunus lannesiana "Gioiko")」もありました!
御衣黄は、花びらも少し尖っています。
クリスマスローズのような黄緑色で、「八重桜」にはみえません。不思議な雰囲気を放っています。

フランネルフラワーがお好きな方にぜひ見ていただきたい八重桜。
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大手門渡櫓の屋根の上でにらみをきかせていたシャチです。
大手門渡櫓自体は1945年に戦災で焼失。1968年に再建されています。

どことなくマヤ・アステカ文明の石像や壁画に似ているような・・・。
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大手門を出て日常に戻りました。
お濠に白鳥が。
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こちらに来ないかなと思っていら、スイスイやってきて。
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2羽の歓談に鳩が首をつっこみました。
鳩が、白鳥の首の動きをまねしているようにみえておかしかったです。
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白鳥たち。魚を食べるためでしょうか、もぐって・・・
顔をだしたら、濡れた首から上がが汚くなっていました。(画像でおわかりいただけるでしょうか)。
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白さがまぶしいほど美しい羽をしているのに、濡れて汚くなるのも無頓着みたいな様子がおかしかったです。

2012年4月14日 (土)

ガガーリン99 韓国の新聞にガガーリンの言葉として出てくるイタリアの画家ティントレット

昨日4月12日は宇宙飛行士ガガーリンが、人類初の有人宇宙飛行を成し遂げてから51年目の日。
そこで少しお休みしているカテゴリ「ガガーリン」の話題を。

1961年4月当時の韓国の新聞、朝鮮日報、東亜日報を追っていた時に気になることが1つありました。
それはイタリアの画家ティントレットについてです。
(引用部分青文字。右に拙訳を)

東亜日報では4月13日夕刊2面&4月14日朝刊2面 の記事の中で
ガガーリンが90分に1回ずつ日の出と日没を見たことが記されその後、


그안에서보는 色彩는 その中で見る 色彩 は
伊太利의 「베니스」派의 画家 イタリアの ベニス 派の 画家
「티토레토」의 그림에서  「ティントレット」の絵で
보는것보다도 見ることよりも
두배以上이나 짙은것이다  二倍以上も 濃厚なのだ。

と記されています。

朝鮮日報でも4月13日夕刊2面ガガーリンの体験談として宇宙からみた日の出と日没のことが記され、
その後にほぼ東亜日報の上記の青文字と同じ文面が記されています。

それが疑問なのです。
ティントレットという画家の名前は日本の新聞記事等では一切でてきません。
ガガーリンの自伝「宇宙への道」でも、ガガーリンが夜明け時、地球のへりが虹色に輝くことを、
ロシアの画家のレーリヒの絵をみるようだと語る場面はでてきますが、
ティントレットの名前は出てこないのです。

ティントレットの画集等をいくつかみてみました。↓こんな画風の画家です。

ティントレット画集 (ピナコテーカ・トレヴィル・シリーズ)

雲の切れ間から天からの光がさすというような神々しい空が描かれている絵もありますが、
朝焼け、夕焼けの大気のオレンジ色から藍色へのグラデーションが描かれているような絵もみつけられず、
ガガーリンがティントレットの絵を思い浮かべたとは思えないのです。

記事のソースは12日AP合同となっていますが
日本の新聞(朝日、産経、毎日、読売)にはそのAP合同の記事はみつけることができません。

とりあえず未解決の謎です。
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私メモ ティントレット---Tintoretto(英語) 틴토레토(韓国語) Тинторетто(ロシア語)

 

2012年4月 8日 (日)

第5次文房具ブーム(その1)ボールペン

春になるとなんとなく文房具を新調したくなりませんか。
少し前から私に第5次文房具ブームが訪れています。
第5次文房具ブームを支えているのはボールペンとデコレーションテープなのですが今日はボールペンを。

もともと、色のグラデーションマニアなので、
油断していると文房具にはまってしまいがちになるんです。
グラデーションマニアとして絶対足を踏み入れないようにしているのが「着物」と「万年筆」。
この2つにはまると、いろんな色のものを揃えたくなってしまって、
好みのものを探しつくすことにエネルギーとお金を注いでしまいそうなこわさが。
故に足を踏み入れないようにしているのですが、「ボールペン」に今はまってしまったのです。
万年筆にはまるよりは値段が手ごろなので、まあいいかな~と。

きっかけはコレト。
15色のボールペンの芯から好みの色をあれとこれと・・・と選んでセットして多色ペンを自分でつくる楽しさ。
伊東屋に通って好みの色を選ぶうちに、単色のボールペンでも素敵なフォルムのものをみつけたりして・・・。

20120408ballpen


最近買ったもの一覧。
手前からシグノのグリーンブラック。深緑がきれい。
パイロットHI-TECべんがら色。渋い赤茶色。
パイロットHI-TECさくら。和らしいはんなりした薄ピンク。
水色、黄緑、グレーののボディはパイロットジャストミートスリム。
黒の単色ボールペンです。木のボディーの触感がすごくいいです。
北欧の文房具を思わせる美しいボディの色とすっきりしたフォルムに一目ぼれ。
黒のボールペンを買うつもりはなかったのですが、
限定のものもあり今買わないと後悔すると思ってゲット。
手に入れてよかったです。替え芯の互換性もよさそうで、長く愛用できそうです。

奥の3本がコレト。
ライムグリーンのコレトは赤、ピンク、茶、ブルーブラックを。
群青色のボディにはシャープペン、
クリアブルー、アクアブルー、ブルーブラックの4色を。
一番奥の3色用のボディには
赤、黒、ブラウンを。

この3色用のボディ、大人女子にもおすすめです。
透明のプラスチックで、決してゴージャス、セレブ感はないのですが、
この頭の部分が、うさぎのミッフィーにみえるんですね!
(友達が気づいて教えてくれました)。

ミッフィー好きはぜひ!
20120408coleto
↑ちょっとピントがぼけていますがミッフィーの顔、おわかりいただけますか?

コレトを知って、自動的にスタイルフィットも知り、両者を迷い始めるわけですが、
なんといってもコレトは芯の色とノック部分の色が一致しているのがわかりやすくていいですね。
スタイルフィットは水に強いという利点が魅力的。

茶色は
コレトが明るいブラウン。素焼きの植木鉢のような茶色。
スタイルフィットはブラウンブラック。このこげ茶も捨てがたいです。

スタイルフィットの芯を少しカットするとコレトにセットできるそうなので、
もうちょっとしたら、コレトブラウン、スタイルフィットブラウンブラック、
コレトスカイブルーという組み合わせのボールペンも作ってみたいなと思っています。

2012年4月 7日 (土)

今年二度目の桃源郷。今日満開でした

おとといの木曜日に桃源郷に行ってきた仕事仲間から満開だったと聞いていました。
今日、訪ねたところ満開でした~。

桃源郷の手前でポニーには会えず。
(このポニーたちは中田動物病院さんが持ち主であることをジモティの方から教えていただきました。
時々病院の前に居るそうですね)

今日は大学時代のサークル仲間と。
丘を登ると、やはり桃源郷がそこに広がりました。
箱庭のように、それでいてワイドパノラマで広がる桃源郷。

20120407togenkyo6
先週より白い花と桃のコントラストが効いている気がしました。
レモンイエローの花も満開。レモンイエローは3か所に。

遠目に見えるのは桜なのでしょうか。淡いピンク色がきれいです。
(桃には白い桃もあるそうで、どうやら桃の一種みたいですね)
桃源郷の色合いを再現すると

■■■■■■■■■■■■■
こんな感じでしょうか。ここに青空
が入るのもうっとり。
20120407togenkyo4_220120407togenkyo1








急な坂道を降りて、桃源郷をぐるりと一周しました。
学生時代は民俗学のサークルで奥深い田舎を訪ねたこともあるメンバーなのですが、
その時の合宿の雰囲気に近い風情があります。
とてもたまプラーザの近くとは思えない。
立派な竹やぶが続き、育って伸びた竹が風でぶつかりあい、カラカラと軽い音を立てます。
まるでインドネシアの竹風鈴みたい。

一周したあと、徳多朗へ。土曜日です。
先週と同じで品数がないと覚悟していったのに、思ったよりありました!
詳しくは食べ物ブログのこちらに。

桃源郷は決して外からみえないんですよね。
やはり隠れ里のようで魅力的。
日本民話で、タンスの引き出しを開けるとそこに別世界が広がっていたという話がありますが、
桃源郷を見ているとこの民話を思い出します。
<見上げる>のではなく<見下ろす>という目線が、
引き出しを開けて中を覗く時の目線とつながるのかもしれません。

桃源郷シリーズINDEXはこちら

2012年4月 1日 (日)

2012年の桃源郷、桃は7分咲きぐらい

このブログをずっとご覧くださっている方にはおなじみの
たまプラーザ保木の春の桃源郷。
今年も行ってきました。

今年は春の訪れが遅く、梅の開花も1ケ月近く遅れました。
例年だと3月24~27日ぐらいには桃が見頃となるのに、地元の桃もまだ3分咲き。
でも、満開前の桃源郷の様子を見てみたいと、今日のお昼過ぎに訪ねてみたのです。

思った以上に咲いていました。7分咲きぐらいでしょうか。
十分見ごたえあり。どことなく桃の色が濃く感じられました。

でも少し残念なのは、手前の桃の木他、ばっさりカットされているものがあったこと。
この桃源郷が決して観光施設なわけではなく、
個人が持っていらっしゃる土地なので、必要があって刈られていらっしゃるのでしょう。

保木のバス通りから登っていくとこのような眺めがお出迎え。
20120401tougenkyo01

あら、床屋さんに行ってすっきりしたみたいに、バッサリ。
伸びた枝がかなり刈り取られていますが、幹から直接いくつも花が咲いていました。
「花を咲かせたい!」っていうエネルギーが溢れているかのよう。
20120401tougenkyo05

奥行を感じさせるパノラマの眺めは健在。
20120401tougenkyo04


20120401tougenkyo8_3

桃の花のそばにあるレモンイエローの植物も好きなのですが、
この植物はこれからが本番という感じでした。
20120401tougenkyo10
桃と白い花(梅?)の組み合わせも綺麗。

桃源郷は濃い桃色、薄いピンク色、白、レモンイエロー、
木々の新芽の萌黄色や芝の若草色、遠くの針葉樹林の深い緑。
すべての色が調和していてみとれてしまいます。

独特の「別世界感」があります。
この世の眺めというよりも、舞台の背景画のような。

決して観光のための桃園ではないので、中には入れません。
ガードレールのところから眺めるのみ。
お花見のようにシートを広げて食べながら楽しもうというのは難しそうです。

近くにはおいしいパン屋が2軒あります。
プロローグと徳多朗(移転して桃源郷にすごく近くなりました)。
どちらもイートインスペースあり。
ただし、今日、お昼過ぎに徳多朗を訪ねたところ、パンの数は少なかったです。
確実にご家族でいろんなパンを召し上がりたいならプロローグが手堅いでしょう。

桃源郷の手前(どこからみて手前かってつっこまれそうですが)の道で
ウシオ電気さんの建物の向こうにも遠い桃畑が広がってみえます。
名付けて奥桃源郷。そこに向かって少し歩き、すぐ左に下りていくと、徳多朗とコンビニのスリーエフが並ぶところに出ます。
(同じ道を歩いている方でないと説明がわかりづらいかと思いますが)。

徳多朗では「りすのおやつ」というパンとちょうど焼き立ての発酵パンをテイクアウトで買いました。
どちらもおいしかったです。
徳多朗とプロローグのパンと一緒に食べたい。
どこか小さな公園ないかしら~という方におすすめな場所があります。
とってもとっても小さなスペースなのですが、ベンチもあります。
場所は徳多朗が面している13号線の反対側。少し入ったところにある神社の並びです。
小高いロケーションで、パノラマビューの眺めも楽しめます。

奥桃源郷も左手に見えます。
ただし、本家桃源郷はみえません。
<決して他からはみえない>というのも桃源郷を一層隠れ里らしい場所にしていますね。

このページの画像はクリックで拡大します。

桃源郷シリーズINDEXはこちら

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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