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2012年6月 2日 (土)

雪の結晶番外編/江戸時代の顕微鏡シリーズ(1)ただし書き

マニアックになりますが、「江戸時代の顕微鏡シリーズ」を少しずつ紹介していきます。

江戸時代に顕微鏡で雪の結晶を観察し、そのスケッチを『雪華図説』『続雪華図説』として著した古河の殿様土井利位(どいとしつら)をライフワークとして調べています。

その流れで、江戸時代の顕微鏡に魅せられこの何か月か、江戸時代に半分タイムスリップしたような生活を送ってきました。

土井利位がどんな顕微鏡を使ったのか。残念ながらその顕微鏡は現存せず。
けれど、使用した顕微鏡について詳細に語った文献はないか、土井利位、鷹見泉石(家老であり土井利位の雪華観察を支えたブレーン)本人たちの言葉で残っていなくても、まわりの大名仲間の記録にないだろうかなど、当時の文献を追っていくうちにぐいぐい引き込まれ、いつしか土井利位侯を離れて、顕微鏡について深追いしていました。

何が私を深追いさせたか。それは主に2つ。
江戸時代の顕微鏡の工芸品ともいえる美しさ
②<微小な物の姿を覗くとしたらまず何を見たいか>---それは蚤やしらみ。という
江戸時代人の好奇心や私たちにも通じる普遍的な気持ちに触れる面白さ。(ロバート・フックも蚤を顕微鏡で観察して立派な姿を描いていますね)
です。

ガガーリンシリーズでも記しましたが、私は根っからの文系人間。光学機器について専門に勉強したこともありません。文系といっても、江戸時代のくずし字で書かれた文献を解読できる力も未熟。ただ、調べものに関しては刑事(デカ)のごとく、足で探す根気と、掘り出し物をみつけだす嗅覚だけはあるかしらと。

以下、江戸時代の顕微鏡について必読(主観)&私が参考にした文献です。
ただ、これから「江戸時代の顕微鏡シリーズ」でブログでご紹介していくものは、どなたの文献にも掲載されておらず(きづいていないだけかもしれませんが)私自身が「こんな資料があった!」とみつけたものも挙げています。ですので、出来る限りの注意を払ってアップしますが、後日加筆訂正もあるかもしれません。無断転載はご遠慮ください。

【主な参考文献】
(顕微鏡全般&土井利位使用顕微鏡に関して)

『世界の顕微鏡の歴史』小林義雄
『顕微鏡の歴史』田中新一(九州文庫出版社)
『雪華図説考』小林禎作著(築地書館)
『続雪華図説考』小林禎作著(築地書館)
『日本博物誌総合年表』磯野直秀著(平凡社)
『雪の華』古河歴史博物館図録


【ブログ掲載でのただし書き】
1)原本を忠実に書き起こしていますが、自分便宜のため、一部文字を旧字ではなく現代の漢字に直しているところがあります。そのため、一つの文章で旧字新字の混在もあります。
2)原本で助詞がカタカナになっているのを自分便宜のためにひらがなにしているところもあります。
3)くずし字が読めないところは■にしています。
4)原本を転載している本ではたびたび原本の「誤字脱字だろう」という箇所を「ママ」という記述を入れて示しています。このブログでは2通りの扱いをしました。
①ママを表記せず、正しい表記が明白な場合は誤字脱字を修正してアップ。
②ママを表記せず、誤字脱字のままアップ。

5)以上のように、まったく厳密な原本の再現ができていないところもありますので、本で読めるorネットで閲覧できる原本の情報をみつかる限り記載しました。ご興味のある方はご自身でご確認くださいませ。
6)画像は掲載OKと思われるもの、許可をいただけたものをご紹介します。少しずつ増やしていけたらと思っています。
7)原本を確認できたものを取り上げています。今後資料が増える場合もあります。
  ⑤と⑥の間に資料が増えたら⑤-2の形で加筆していきます。
8)江戸時代の最初の頃は「むしめがね」と書かれているものが顕微鏡の形状なのか、ただの拡大鏡(いわゆるむしめがね)なのかわかりづらいものもあります。明らかに顕微鏡と思われる資料を中心に取り上げました。
9)土井利位がどんな顕微鏡を使ったかがそもそもの発端。幕末をはずし、1840年代までを主な取り上げ対象としています。

【江戸時代の顕微鏡シリーズ】INDEXはこちら
雪の結晶全般はこちら

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
    コンタクト: メールアドレスはhoshibiyorihappy*yahoo.co.jp このyahooの前の*を@に変えてご連絡下さいませ
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