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2013年1月27日 (日)

スモーキーなブラウン~グリーン~ブルーグレーのグラデーション

子供の頃から色のグラデーションが大好きです。
24色の色鉛筆を机の上にばらまいては、色のグラデーション順に並べてみたり、
ワードローブも色も一番上から白、黄系、赤系・・・と
グラデーションで引き出しの中に衣類を収納したり。

うかうかしていると、お財布のファスナーがゆるんで、グラデーションで物を揃えていたりします。
ついこのあいだも。

20130126francjour_marimekko1
左側がフランジュールの「Hiver」。
2013年1月24日にご紹介したタオルです。
右側がマリメッコの「RASYMATTO/ラシィマット」。
この2枚が最近のお気に入りです。

このラシィマットは、フリーハンドで描いたような大粒ドットが並ぶ様子がとてもかわいいのです。
グレイッシュな色合いも本当に素敵。

ドットの色合いを色名で言うと、
上から
「ライトグレー」
「ブルーグレー」
「ライトグレー」
「裏葉色(な淡いグリーン系)」
「チャコールグレー(一番濃い色)」
「ライトグレー」の繰り返しです。
私の勝手なイメージは、北欧の曇り空の下の森と湖面の色。東山魁夷の世界。

いつのまにか財布のファスナーがゆるんで、
フランジュールとマリメッコのタオルの間をつないでグラデーションになるような色味のタオルを買っちゃいました~。
(安かったこともあり)

20130126francjour_marimekko2
左から、フランジュールの「Hiver/冬」、
赤みブラウンの「アーモンド」「モカ」「ライトグレー」
「ティーグリーン」「ブルーグレー」「ヒヤシンス」色のタオル。
奥がマリメッコのタオル。

美しいグラデーションで並べたものからは
チェロの和音のような音色が聞こえてくる気がするんです。

2013年1月24日 (木)

フランジュールの季節シリーズのふかふかタオル、冬は雪の結晶の刺繍入り

雪の結晶柄を見るとときめかずにいられません。
私をどこかにおびきよせるとしたら、
道すがら、雪の結晶柄のグッズを置いておけばいいのかも(^_^.)

少し前から愛用しているのが
フランジュール(ttp://www.francjour.com/)の
アネ(ANNEE)という春、夏、秋、冬の4種類の季節シリーズのタオル。
(ttp://www.francjour.com/jpn/francjour/bath/annee.html)

冬のタオルはフランス語で冬をあらわすHiverという単語が刺繍されているのですが、
このiの文字の点が銀色の雪の結晶になっているんです。
20130124francjour_winter

ふかふかの質感といいこげちゃ色具合といい、
このタオルで肌を拭くと、
くまのぬいぐるみに頬をすりすりされているような、ほわんとした気持ちになります。

ほかのタオルと一緒におひさまに干すと、このタオルが一番、日光であたたかくなるのがわかります。
ひなたぼっこしてあたたかくなったタオルに触れるのもなごむひとときです。

アネシリーズ。
春のタオルにはフランス語で春をあらわすPrintempsの刺繍が。
そしてPの文字にこれまた私の大好きなミモザがあしらわれているのです。
春が近くなったらこの春のタオルも欲しいな~と思っています。
20130302printemps
追記:春のタオルを買いました!
Pの文字がミモザの花の刺繍でかわいいです。

【雪の結晶とアート】INDEXはこちら
雪の結晶全般はこちら

2013年1月17日 (木)

宇宙へ行った人気キャラクター(その12)---ペコちゃん、キユーピー

宇宙へ行った人気キャラクターシリーズ 間がずいぶんあいてしまいましたが、続きです。

今回は「宇宙へ行った」というよりも「宇宙服を着た」人気キャラクターシリーズです。
誰もがおなじみのあのキャラクターも宇宙服を着ていました。 ペコちゃんとキユーピーです。

まずペコちゃん。
Peko1

葉祥明さんの「星の王子さま」のポストカードを背景に
撮ってみました。
20130117spacesuit_peko1_2
宇宙服姿のペコちゃん。
「星の王子さま」の星に無事着陸して、どこか誇らしげな笑顔にみえますね。
仲間の子犬「ドッグ」も宇宙服姿です。

ぺこちゃんの後ろ姿はこんなかんじ。
20130117spacesuit_peko2

つづいて、キユーピー。
オレンジ色の与圧服バージョンです。
20130117space_kewpie1
JAXAとのコラボのようです。

気の青いグラデーションが美しい
葉祥明さんの「From the Earth to the Earth 」のポストカードを背景に。
20130117space_kewpie3
与圧服で船外活動することはないでしょうが、
絢香の歌「The beginning」の歌のように、
両手を広げて宇宙にダイブしているようなイメージで撮ってみました。

左腕には日の丸が。
日本の、世界のミッションを背負ったキユーピーですね。
20130117space_kewpie2
宇宙へ行った人気キャラクターシリーズのINDEXはこちらに。

2013年1月14日 (月)

今日も雪の結晶を撮ることができました!

今日は、この冬初の本格的な降雪となりました。
よりによって成人式が重なってしまい、新成人には少し気の毒でした。

雪で悩まされている方たちには申し訳ないのですが、また雪の結晶を撮ってみました。

撮影方法は携帯の接写機能&雪めがね。
広げたセーターに落ちる雪を見て、結晶になっていたら、すかさず写メという方法です。

ここは関東南部。しかも降っているのは粉雪ではなくて、大きなかたまりです。
果たして雪の結晶はみられるのでしょうか。

見られました!
スキー場でもない、都市部。六花の形になっていたのは、
降りしきる雪の中のほんの0.01%いや0.0001%かも。
気温は0.4度ぐらいだったとはいえ、セーターに舞い降りた途端に解けてゆく・・・
というコンディション。

雪の結晶のフォルムが見えるものでさえ、
完璧な六花よりも、溶けかけてほぼ透明になった姿、
六片の花びらがもげて、3片ぐらいになったものの方が多かったです。

北国で、いいコンディションで、そしてちゃんとした顕微鏡で
雪の結晶を撮影されている方達のクオリティには届かないのですが、
温暖な町でも雪の結晶を楽しめる、ということをお伝えできたらとご紹介します。

今日の一番のベストショットがこちら。
20130114_1_1315_3
花びらの一部がもげていますが、
全体のフィルムがよくわかります。

内側のYの字が並ぶところも綺麗な放射状になっています。

こちらもゴージャスな枝ぶりです。
20130114_2_1304
10時ぐらいから雪の結晶の形が見られるようになったのですが、
12~13時ぐらいが一番見ることができました。

20130114_1221

土井利位が描いたこちらの雪華と似ています。
Sdoi_b9n
古河歴史博物館のカタログ「雪の華」の雪華図一覧では「B9」の形です。


花びらがもげているのですが、
20130114_1222

土井利位の雪華のH5に似ています。
Sdoi_h5n


中央が解けてしまっているのですが、
20130114_1238

土井利位の雪華のC3と似ています。
ベントレーの写真集にもある、典型的な形かと。
Sdoi_c3n

今回ははなびらがもげていたり、針のような枝一片が舞い降りたり、
セーターに留まってもほとんど透き通っていて解け消える直前のものが多数でした。
雪の結晶側から見るとそれだけ過酷な環境を旅して地上に舞い降りたという証でしょう。

だからこそ目の前に舞い降りてきたものはいとおしくなります。
「最期の声」をきいてあげたくなります。
花びらの形、針葉樹の葉のような枝振り・・・。
携帯を構えるのはまにあわないものは、雪めがね越しにその姿を目に収めました。

六花の完璧な形で舞い降りるものが少なかったからこそ、
それが見られた時は感動。本当に「ひらひら はらはら」って降りてくるのです。

そしてつくづく、その雪片の小ささに驚きます。
そしてなんでこんなに小さいのに繊細なフォルムを描けるんだろう。
こんなに薄い形が作れるんだろうと不思議に思います。
どんな熟練した職人でさえつくりだせない「自然」が作り出したアートです。

【雪の結晶撮影シリーズ】INDEXはこちら
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「ツンデレ」の元祖?! 100年前、夏目漱石と寺田寅彦の会話に「ウンデレ」

「ツンデレ」というと、対外的にはツンツンしているのだけど、
特定の人には実はデレデレの意味で、
2005年ぐらいから広まった言葉ですよね。

今、夏目漱石について調べていて、関係者の本などにも目を通しているのですが、びっくりする記述をみつけました。
夏目漱石の妻、夏目鏡子が書いた『漱石の思い出』に、なんと「ウンデレ」という言葉があったのです。

家に遊びにきた寺田寅彦と夏目漱石が「ウンデレ」という言葉を使って会話しているのを鏡子さんが書き記しているのです。
ちなみに科学者として数多くの著作も持つ寺田寅彦は夏目漱石の教え子でもあります。

抜粋&引用します。引用部分は青文字。
夏目漱石が、上野に奥さんと一緒にでかけたという寺田寅彦に
「きみはよく細君を連れて行くんだね」と言うと
連れて行っては悪いんですか」超然と寺田さんが逆襲。
夏目漱石が「べつに悪くもないさ」と答えたあと少し話がそれながらこう語ります。
「俺は昨日また野間と二人で神田の方を歩いて、飯時になったから牛肉屋へ入ると、
隣の客が噂しあってるのが、おれの知ってるやつの話だ。
きているといかにもウンデレでね」と夏目が話します。
そこで寺田さんが
「人間ウンデレに限りますよ。何でも細君のいうことをウンウンと聞いてやって、
そうしてデレデレしていればこれに越したことはないじゃありませんか。
ウンデレでなけりゃ夫婦喧嘩の絶え間がないわけでしょう」

『漱石の思い出』夏目鏡子著。角川文庫(昭和45年)。p153~154より

ウンウンデレデレを略して「ウンデレ」。
この感覚にびっくりですよね!
「ツンデレ」は主に女性を形容して使うことが多いと思うのですが、
「ウンデレ」は男性に対して使われていますね。

ところで。
漱石が「ウンデレ」を会話で口にしたあと、寺田寅彦から「ウンデレって何ですか?」っていう質問がないですよね。
3つの可能性を考えてみました。

1)夏目漱石と寺田寅彦は以前から「ウンデレ」という言葉を使っていた。
2)当時、「ウンデレ」という言葉が巷で使われていた。
3)夏目漱石が突然、造語をして会話に混ぜても、寺田寅彦は阿吽の呼吸でニュアンスをつかみ、
「どんな意味ですか」と聞き返すような野暮なことはせず、すぐ会話に使って返せる。そのくらい二人はツーカーだった。

どれなんでしょう。

2人のウンデレの会話があったのは前後の流れから見て1905年前後です。
「ツンデレ」の約100年前ですね!!
21世紀に「ツンデレ」を言い出した人は
この夏目漱石たちの「ウンウンデレデレ略してウンデレ」を知ってたのでしょうか。
きいてみたいところです。

2013年1月 9日 (水)

関井一夫さんの雪の結晶の万華鏡、一期一会の結晶がキラリ

ご夫婦で金工作家の関井一夫さん宮崎浩美さん。
2013年1月5日に宮崎浩美さんの鳥が木にとまっている銀のトイスプーンをご紹介しましたが、
今日は関井一夫さんによる雪の結晶万華鏡をご紹介します。

真鍮でできた万華鏡。
金属の重みとピカピカ光りすぎない渋い質感が素敵です。
私は昨年、江戸時代の顕微鏡にはまったのですが、
この万華鏡、どこか江戸時代の顕微鏡をほうふつとさせます。
円柱の側面にはペイズリー模様があります。関井さんがカリカリと描かれたものです
20130109kaleido_snow_sekiisan1

「雪の結晶」をイメージしてチョイスしてくださったオブジェクトを横からみると。

20130109kaleido_snow_sekiisan2
白、透明、サファイアのようなブルーや瑠璃色のかけら、
オパールのように虹色に光るオブジェクトも見えます。
素材はガラスのほかにスワロフスキー、水晶も使われているそうです。
水晶は透明なのでグリセリンの中に入れると見えなくなるため、特殊な加工を施してあるそうです。
そして、なんということでしょう(TV番組「大改造! ビフォーアフター」のMCの口調で)。
雪の結晶の形のものまで入っているではありませんか!
(画像中央。*に見えるものです)

では、万華鏡を覗いてみましょう。

まさにSNOW CRYSTAL。クールビューティーな世界が広がります。

ベントレー他の写真集で見た雪の結晶のような柄が現れたり、
20130109kaleido_snow_sekiisan3

20130109kaleido_snow_sekiisan4

雪の女王が住んでいる御殿(行ったことないですが)のようなきらびやかさが広がったり・・・。
20130109kaleido_snow_sekiisan5

20130109kaleido_snow_sekiisan6

20130109kaleido_snow_sekiisan7

*の形のオブジェクトもいい働きをしています。花びらのように広がったり、中央に集まったり。
20130109kaleido_snow_sekiisan8

20130109kaleido_snow_sekiisan9

こちらはどことなくバルタン星人の顔にみえます!
20130109kaleido_snow_sekiisan98

万華鏡の中の雪の結晶は、ほんものの雪の結晶のようにすぐ溶けて消えることはありません。
でも、筒を少し傾ければオイルの中でオブジェクトが動き、二度と同じ柄が現れることはないでしょう。

そういう意味で、「本当の雪の結晶」も「万華鏡の雪の結晶」も一緒。一期一会のきらめきなのですね。

関井一夫さん万華鏡INDEXはこちら

2013年1月 5日 (土)

プチ模様替え。宮崎浩美さんの鳥がチュンチュン

2013年、新年にあわせてキッチンをほーんの少しだけ変えました。

キッチンには鳥グッズを飾っています。
宮崎浩美さんの銀の鳥と、
ロシアで買った絵皿と自分で仕上げたクロスステッチ。
20130105bird_hiromisan1

宮崎浩美さんは錫や銀etc.を使って洗練されたフォルムの作品を手がける金工作家。
中学時代、ともに文化祭実行委員を担当した時からの友人でもあります。

私が何年も前からキッチンで愛でている
「木の上で遊ぼう」と題されたこの作品は
銀でできたトイスプーン。
「音がしたり、動いたりするトイスプーンシリーズ」の中の1作です。
20130105bird_hiromisan2

木の枝ぶりがシンプルで素敵です。
小鳥がかっちり木にとまっているのではなく、
ゆらゆら揺れる様子も愛らしいんです。

モスクワで手に入れた絵皿。柄と赤と緑の配色がロシアの民芸品の雰囲気。
20130105bird_hiromisan3

デンマークのクロスステッチのキットを
自分で仕上げました。
春の歓びをあらわすネコヤナギとイースターの卵とヒヨコの柄です。
20130105bird_hiromisan4

「木の上で遊ぼう」は台紙はもともとブルーだったのですが、
ほかのキッチングッズと配色を合わせるため、赤いフエルトにしていました。

それを2013年の新年を機に、ライムグリーンにプチ模様替え。

少しくすんだライムグリーンは私の大好きな色。
秋にカーテンを新調した時に同柄をサンプル見本としてメーカーから送ってもらっていたので、
それを台紙にしてみました。
20130105bird_hiromisan5
↑部屋に飾っている観葉植物のアロマティカス越しに

春の森の中で鳥がさえずっているような
雰囲気になりました!!

くちばしがツンとした小鳥のフォルムもとてもかわいいんです。

木の枝ぶりも、北欧家具の椅子の脚のように
丸みがあってあたたかい雰囲気です。
20130105bird_hiromisan6
↑スプーンを台紙にテグスで留めています

宮崎浩美さんのご主人関井一夫さんも金工を手掛ける作家。
時には力強く、時には耽美なフォルムの作品でファンを持つ関井さんですが、万華鏡も作っていらっしゃいます。

長年の鍛金の技術を生かして作られる万華鏡は、オブジェクトもテーマに合わせてこだわり持ってチョイスされています。
近日、関井一夫さんによる雪の結晶をテーマにした万華鏡をご紹介します。

追記 関井一夫さんによる万華鏡を2013年1月9日2013年2月21日にアップしました。

2013年1月 4日 (金)

家田紙工さんの和紙の雪の結晶、情緒あります

世の中にはいっぱい雪の結晶グッズがあると思うのですが、
私がみつけられずにいるものも多いです。
「こんな雪の結晶グッズがあるなんて!!」という出会いを
まわりの友人たちから多々いただいています。ありがたいです。

今回は友達がみつけた家田紙工さん(ttp://www.iedashikou.com/)の
「SNOWFLAKE」をご紹介します。

これは、美濃の手すき和紙でできた雪の結晶です。

ロシアといえばマトリョーシカ、
アンデスといえば指人形、
天童といえばこけし、
会津若松といえばおきあがりこぼし、
そして岐阜といえば美濃紙。なんですね。

家田紙工さんの
ttp://www.iedashikou.com/1_100brand/jp/paper/products/snowflake/
↑こちらのページに、この雪の結晶、SNOWFLAKEについて詳細が書かれています。

SNOWFLAKEのモチーフデザイナーはVera Ilyushechikinaさん。
ロシアの幼稚園に通っていた頃、紙で作った雪の結晶を窓ガラスに飾ったこと。
美濃和紙の工房を訪ねた時、
白い和紙が日光に輝く様子が雪のように見えたこと。などが語られています。

結晶の柄は全部で22種類。
それぞれ、名前が付けられていて、フォルムがとても美しいです。
レース編みのような雰囲気もあります。

さすが、冬の本場の国の女性がデザインしただけあって、
写真集でみるような雪の結晶の精緻な形が和紙で見事に再現されています。
そのうえで「愛」と名付けられたSNOWFLAKEのように
雪の結晶にハートモチーフを織り交ぜた小粋な結晶もあります。

ベツレヘムの星を窓に貼ってみました。
20130104snowflake_iedashiko1
窓に貼ってももちろん素敵ですが、和紙だからここに貼ってみたらどうだろう、
と思ったのが障子。

すると。
20130104snowflake_iedashiko3_2
スンバらしいです!!!!
障子の前で、しばし、
スタンディングオベーション。

SNOWFLAKE。和紙でできているため輪郭がシャープではなく、
もわもわっとしています。
窓ガラスに貼ると、硬質な窓ガラスと和紙のもわもわ質感がコントラストとなりますが、
障子紙に貼ると、障子紙のあたたかさとSNOWFLAKEのあたたかさが相乗効果で映えます。

アップで。
20130104snowflake_iedashiko4
このSNOWFLAKEが赤とか青だったら
白い障子紙に貼ってもっと目立つのでしょうけれど、
白×白なのがいいんです。
日の光で透かし彫りのように奥ゆかしく
雪華のフォルムが浮かび上がるのがいいんです。

家に障子がある方はぜひ試してみてください!
障子がない場合、障子紙ぐらいの薄さの和紙に貼って
それを窓辺に飾るのもいいかもしれません。
和紙のライトシェードに貼っても素敵かも。

窓ガラスには霧吹きの水でくっつきますが、
障子紙には水では貼りつきません。
スティックのりで貼りました。
(結晶の先に少しだけ糊をつければOK)

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2013年1月 3日 (木)

2013年もよろしくお願いいたします

2013年がはじまって早3日。皆さまはどんなスタートを切られましたか。
今年もよろしくお願いいたします。

去年に続き、今年も切り絵を作ってみました。
一見、雪の結晶に見えて、新春にふさわしいもの・・・。

ある「文字」がおわかりになりますでしょうか。
2013

私の年末年始は姉家族他とも集まり、
祖父楳崎朱雀の掛け軸「旭波」を飾りました。
Umezakisyuzaku1

床の間には別の掛け軸があったのと、鍋料理をすることもあり、
湯気や匂いがつかないように、臨時に障子のところに飾って、
鍋タイムには撤収しました。

身内の自画自賛となりますが、
全体がベージュ(絹地に描かれているので、地味色でも光沢があります)。
そこに挿し色のように朝陽の朱色と海のターコイズブルーが効いています。めでたい感じがします。

私が大好きな渋さ90%派手10%のテイスト。
そのテイストを引き立てているのは
絵のまわりの表具の力も大です。

絵を、畳のへりのような濃い縹色(はなだいろ)の枠
「中回し」が引き締めています。
引き締めながらも、白地に金糸の「金襴」を用いた
「上一文字」「下一文字」が華やかさを添えています。
Umezakisyuzaku2

日本画の表具師の仕事あっての掛け軸なのですね。

元日は寝坊をしましたので、
私の最初の初日の出はこの掛け軸の朝陽となりました。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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