今日も雪の結晶を撮ることができました!
今日は、この冬初の本格的な降雪となりました。
よりによって成人式が重なってしまい、新成人には少し気の毒でした。
雪で悩まされている方たちには申し訳ないのですが、また雪の結晶を撮ってみました。
撮影方法は携帯の接写機能&雪めがね。
広げたセーターに落ちる雪を見て、結晶になっていたら、すかさず写メという方法です。
ここは関東南部。しかも降っているのは粉雪ではなくて、大きなかたまりです。
果たして雪の結晶はみられるのでしょうか。
見られました!
スキー場でもない、都市部。六花の形になっていたのは、
降りしきる雪の中のほんの0.01%いや0.0001%かも。
気温は0.4度ぐらいだったとはいえ、セーターに舞い降りた途端に解けてゆく・・・
というコンディション。
雪の結晶のフォルムが見えるものでさえ、
完璧な六花よりも、溶けかけてほぼ透明になった姿、
六片の花びらがもげて、3片ぐらいになったものの方が多かったです。
北国で、いいコンディションで、そしてちゃんとした顕微鏡で
雪の結晶を撮影されている方達のクオリティには届かないのですが、
温暖な町でも雪の結晶を楽しめる、ということをお伝えできたらとご紹介します。
今日の一番のベストショットがこちら。
花びらの一部がもげていますが、
全体のフィルムがよくわかります。
内側のYの字が並ぶところも綺麗な放射状になっています。
こちらもゴージャスな枝ぶりです。
10時ぐらいから雪の結晶の形が見られるようになったのですが、
12~13時ぐらいが一番見ることができました。
土井利位が描いたこちらの雪華と似ています。
古河歴史博物館のカタログ「雪の華」の雪華図一覧では「B9」の形です。
花びらがもげているのですが、
土井利位の雪華のH5に似ています。
中央が解けてしまっているのですが、
土井利位の雪華のC3と似ています。
ベントレーの写真集にもある、典型的な形かと。
今回ははなびらがもげていたり、針のような枝一片が舞い降りたり、
セーターに留まってもほとんど透き通っていて解け消える直前のものが多数でした。
雪の結晶側から見るとそれだけ過酷な環境を旅して地上に舞い降りたという証でしょう。
だからこそ目の前に舞い降りてきたものはいとおしくなります。
「最期の声」をきいてあげたくなります。
花びらの形、針葉樹の葉のような枝振り・・・。
携帯を構えるのはまにあわないものは、雪めがね越しにその姿を目に収めました。
六花の完璧な形で舞い降りるものが少なかったからこそ、
それが見られた時は感動。本当に「ひらひら はらはら」って降りてくるのです。
そしてつくづく、その雪片の小ささに驚きます。
そしてなんでこんなに小さいのに繊細なフォルムを描けるんだろう。
こんなに薄い形が作れるんだろうと不思議に思います。
どんな熟練した職人でさえつくりだせない「自然」が作り出したアートです。
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