関井一夫さんの雪の結晶の万華鏡、一期一会の結晶がキラリ(No.1)
ご夫婦で金工作家の関井一夫さん宮崎浩美さん。
2013年1月5日に宮崎浩美さんの鳥が木にとまっている銀のトイスプーンをご紹介しましたが、
今日は関井一夫さんによる雪の結晶万華鏡をご紹介します。
真鍮でできた万華鏡。
金属の重みとピカピカ光りすぎない渋い質感が素敵です。
私は昨年、江戸時代の顕微鏡にはまったのですが、
この万華鏡、どこか江戸時代の顕微鏡をほうふつとさせます。
円柱の側面にはペイズリー模様があります。関井さんがカリカリと描かれたものです
。
「雪の結晶」をイメージしてチョイスしてくださったオブジェクトを横からみると。
白、透明、サファイアのようなブルーや瑠璃色のかけら、
オパールのように虹色に光るオブジェクトも見えます。
素材はガラスのほかにスワロフスキー、水晶も使われているそうです。
水晶は透明なのでグリセリンの中に入れると見えなくなるため、特殊な加工を施してあるそうです。
そして、なんということでしょう(TV番組「大改造! ビフォーアフター」のMCの口調で)。
雪の結晶の形のものまで入っているではありませんか!
(画像中央。*に見えるものです)
では、万華鏡を覗いてみましょう。
まさにSNOW CRYSTAL。クールビューティーな世界が広がります。
ベントレー他の写真集で見た雪の結晶のような柄が現れたり、
雪の女王が住んでいる御殿(行ったことないですが)のようなきらびやかさが広がったり・・・。
*の形のオブジェクトもいい働きをしています。花びらのように広がったり、中央に集まったり。
こちらはどことなくバルタン星人の顔にみえます!
万華鏡の中の雪の結晶は、ほんものの雪の結晶のようにすぐ溶けて消えることはありません。
でも、筒を少し傾ければオイルの中でオブジェクトが動き、二度と同じ柄が現れることはないでしょう。
そういう意味で、「本当の雪の結晶」も「万華鏡の雪の結晶」も一緒。一期一会のきらめきなのですね。
関井一夫さん万華鏡INDEXはこちら
« プチ模様替え。宮崎浩美さんの鳥がチュンチュン | トップページ | 「ツンデレ」の元祖?! 100年前、夏目漱石と寺田寅彦の会話に「ウンデレ」 »
「 雪の結晶」カテゴリの記事
- 雪の次の日。生まれて初めて見た光景。降り注ぐ雪しぶき。(2022.01.15)
- こたべのパッケージに雪の結晶発見!(2020.01.26)
- 2020年1月18日の雪で結晶は撮れるか(2020.01.23)
- 榛原(はいばら)の御朱印帳を手に入れました。土井利位侯の雪華がいっぱい(2020.01.12)
- 雪輪はもっとも好きな雪の文様の図案のひとつ(2019.12.29)
« プチ模様替え。宮崎浩美さんの鳥がチュンチュン | トップページ | 「ツンデレ」の元祖?! 100年前、夏目漱石と寺田寅彦の会話に「ウンデレ」 »
コメント