2013年2月19日の雪でも結晶がなんとかみえました!
19日は朝は雨でしたが、しだいに雪になりました。
でも、関東南部。傘の上の雪もすぐ溶け、あたりにも積もる様子はない水っぽい雪です。
そんな雪でも結晶はみえるのでしょうか。
結論。見えました。
30分ぐらい眺めていて10個ぐらい見えたということは、3分に1個は見えていた計算になります。
撮影方法はいつものように、
【セーターをひろげて、雪を受ける。
肉眼で見て、結晶の形のものがあれば、
すかさず左手の雪めがねを結晶に当て、
右手の携帯(接写機能)でパシャ】
です。
写真のクオリティはよくないですが、
≪積もらない水っぽい雪でも雪の結晶をみつけられる≫
ということをお伝えしたく、ご紹介します。
今回一番綺麗な形はこちら
手が少しもげていますが、
シンプルなフォルムがはっきりわかります。
土井利位の描いた雪華A4に似ています。
こちらも枝がもげて、六花というよりも三花ですが、
ゴージャスな結晶だったことが想像できます。
19日はぼたん雪。単独飛行でひらひらと舞い降りる結晶はほとんどありません。
だからこそ
①六花の形をみつけられた時のよろこびはひとしお
②とけかけたり、枝がもげた雪の結晶から、本来はどんな美しい姿だったかを想像する楽しさ。
があります。
土井雪華B9に似ています。
これもとけかけですが、
先端がカエルのみずかきのように3つに別れている様子がわかります。
土井雪華A1に似てます。
次はウォーリーを探せ、ならぬ雪の結晶を探せクイズです。
かたまりで降ってきた雪のどこかに結晶らしきものが。
答えは
ここですね。
このかたまりも↓
*だった名残りの形があちこちに見えますね。
というわけで、べちゃべちゃの雪であっても東京であっても、
雪の結晶に関心がある方は
ぜひ、だめもとで雪の観察をしてみてください。
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私が「土井雪華」と書いているのは、
土井利位が顕微鏡でスケッチして『雪華図説』『続雪華図説』で描いた雪華のこと。
アルファベットと数字は古河歴史博物館が出している図録「雪の華」の番号です。
【雪の結晶撮影シリーズ】INDEXはこちら
雪の結晶全般はこちら
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