2013年4月20日の青葉農園
青葉農園に行ってきました。
まだ4月、薔薇の苗はつぼみぐらいかしらと思って出かけたのですが、もう咲いているものもありました。
今回一番虜になったバラが「ネージュ・パルファン」
色はホワイトというよりも少し黄味がかっていて、
バタークリームでつくった薔薇の色そのもの。
気品ある姿で、その香りの豊かなこと。
ダマスク系で、そしてフルーティーなさわやかさ。
上からみても美しいです
立ち去りがたくて何度も嗅いでしまいました。
ネージュパルファンのはなびらで作ったマスクを鼻に当てて
ずっとその香りを嗅いでいたいと思うほど、魅惑的な香りでした。
紫がかった「しのぶれど」というバラにもうっとり。
札に
花名は平兼盛の和歌より、しのぶ恋心のイメージです
と書かれていました。
「しのぶれど色に出りけりわが恋は ものや想うと人の問ふまで」
のことですね。
知られないように恋心を抑えているつもりなのに、
顔色や表情などに出てしまっているのだろうか。
恋をしているのですかと人から尋ねられるようになってしまった
という意味の和歌。
赤の情熱を青の冷静で抑えている。
そんな忍ぶ恋心にぴったりのモーブがかった紫色の花びら。
秘めているのに表に出てしまう恋心といった雰囲気の上品で落ち着いた香り。
「しのぶれど」のバラはこの和歌にぴったり。
ネーミングとともにセンスを感じるバラです。
「イブ・ピアッチェ」は
花びらがフリルがかっていてとっても華やか。
「ヨハン・シュトラウス」は
軽やかなワルツが聴こえてきそう。
「ハニーディジョン」。
ディジョンのマスタードのような、
辛子色~オレンジ色のグラデーションの花びらが独特の雰囲気を醸し出しています。
バラ以外では。
「セントーレア・アメジストインスノー」。
紫と、まわりの繊細は白い花びらが素敵。花火か雪の結晶のよう。
「ヘリクリサム・ルビークラスター」。
シルバーがかった葉の植物が大好きです。
赤い実のような花つきがかわいいです。
「ドイツスズラン」。
ベルのような小さな花の丸みと、
そのふちのフリフリっとしたカーブ。
ガラス職人が仕上げたようなこまやかな形を
自然が創り出しているのが不思議。
青葉農園の外では。
レンゲが絨毯のように咲いていました。
そのそばにはモモイロツメクサも。
レンゲとコンビで咲いている様子が春ののどかな雰囲気を出していました。
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