秋の訪れを感じるワレモコウの赤紫色
この夏の暑さは非常に厳しかったですが、
なんとか朝晩、少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
皆さまのところはいかがでしょうか。
秋めいてくると、こっくりした色が恋しくなってきます。
私の中で、晩夏、初秋の花というと「ワレモコウ」。
漢字で書くと「吾亦紅」。
吾も紅なりという意味から、浦和レッズの独身寮の名前ともなっている植物です。
さっそく、ワレモコウを、猫背三人衆にさしてみました。
1束210円だったのにボリュームがあって、
花挿し3つ分に飾れてとてもリーズナブル。
赤紫の楕円形の穂が細い茎にいっぱいついている様子が、
お正月にお餅を木に飾る「餅花」のよう。
余ったものは短く切って、洗面所の器にも飾ってみました。
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今はほとんど旅行をしていないのですが、
以前は自然が大好きな友人たちと清里や甲斐大泉、蓼科などに行くのが好きでした。
夏に訪ねる時の一番の楽しみは「リフト」での空中散歩。
冬、スキー客を乗せるリフトを夏、運用しているものです。
リフトの椅子に座って足をぶらんとさせると、
背の高い植物の穂先がちょうどつま先につくかつかない高さというか低さ。
椅子の位置が地上1.5m前後でしょうか。
ですので、花や葉を揺らす秋の風になったような、
鳥になったような俯瞰の目線で高山植物を楽しむことができるのです。
すぐ下に広がるワレモコウ。マツムシソウ。ススキ・・・。
「夏の高原リフト」は世界中で一番楽しい乗り物かも。
私にとってワレモコウは秋の訪れの象徴とともに、リフトの楽しさを思い出させる花です。
猫背三人衆の花挿しについてはこちらにも。
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コメント
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emi さま
すてきなお部屋ですね!!!
写真も雰囲気があって、とっても素敵です。

リフトといえば、私は夏に日光・霧降高原の長~~いリフト3か所を乗り継いで、メルヘン気分を満喫したことを思い出しました。 美しい眺めでした。。。
投稿: Orange | 2013年9月15日 (日) 09:06
Orangeさま。
ご覧くださりありがとうございます。
ワレモコウの色をみると秋の色だな~と思います。
Orengeさんも夏リフト、乗っていらっしゃるのですね。しかもリフト3つを乗り継ぎ。
眺めもよく風もよく楽しかったことでしょう。
都内近郊でも森の中とか大きな公園とか(プライバシー保護のため住宅の上は飛ばず)でリフトがあったらきっと楽しいでしょうね!
投稿: emi | 2013年9月15日 (日) 13:21