石岡信之さんの器、美しい淡青にうっとり
横浜青葉台にあるgallery aさん(ttp://tsuki-zo.jp/gallerya/)で
石岡信之さんの器にひとめぼれ
倹約月間にもかかわらず、
「どこかにでかけて食べたら6000円ぐらいあっという間にきえちゃうけど、焼き物はずっと使えるし、残るし」
っと言い訳つけて買っちゃいました~。
益子焼だそうですが、色、質感、フォルムすべてに一目ぼれです。
色。
ギャラリーには、白と淡いブルー(淡青色)とブロンズのような落ち着いた色の器が並んでいて、
この3色のシックな色合いがとても素敵でした。
質感。
すぺっとしていてマット。
なめらかな肌のその様子はアーモンドのドラジェの糖衣や、
会津若松の起き上がり小法師のよう。素朴でほっこりする質感です。
フォルム。
デコラティブじゃなくてシンプル。
花のような形、ひょうたんのような形、
丸みを帯びてあたたかみがあるけれど、少しひねりやゆらぎがある形がとても心地いいです。
この3要素があいまって、
テイストは北欧のクイストゴーをおもわせるような、シックな美しさを醸し出しています。
どれもほしかったのですが、私が選んだのはこちらです。
まず、鶴首の花器。(奥)
なんといってもこの淡い青が綺麗です。
マットなので、派手さがなくて落ち着いた、深い印象の素敵な水色です。
フロスティな感じがあります。
淡青、というと私はガガーリンを思い出します。
「地球は青かった」でおなじみですね。
彼が口にした地球の青。
そのロシア語原語は、「ガルボイ」。
日本語で淡青色と訳される色です。
実際、当時の日本の新聞も、ガガーリンの言葉を「地球は青かった」ではなくて、「地球は淡青色」と伝えていました。
ガガーリンの言葉、地球の青を想いおこさせる淡青色に、
うっとりします。
そして、このひゅるんとした形。
今まで持っている花器と猫背具合がほぼ一緒ではありませんか!
3人並べてみました~。
まるで親子のようです。
黒法師を加えると猫背4人衆
中央は同じ淡青の四角いお皿。
きちっとした正方形、ではなく、すこしゆらいだ形が心地いいです。
早速、梨を盛ってみました。梨の白色も映えます。
(画像では色が少し暗くなってしまいましたがとてもきれいなブルーです)
ひょうたんの形の豆皿は
長さが12.5センチほどあります。
おしょうゆと薬味、などを分けていれるのにもぴったり使える大きさです。
石岡信之さんをネットで調べたら、とても人気のある作家さんなのですね。
次々と色や形を変えるのではなく、人気の作品を作り続けていらっしゃる様子も魅力的。
これからも、一つ一つ買い足せたらいいな~って思います。
(2013.8.31追記)
石岡さんの淡青のお皿。
ぬか漬けのきゅうりの緑、茄子の青紫、卵の黄色、プチトマトの赤。
どんな色にも調和して楽しいです。
ワレモコウの赤紫もぴったり。
こちらに。
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コメント
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「どこかに出かけて食べたら6000円くらいあっという間・・・」というエミさんの言い訳(?)に笑ってしまいました。私もそう思って器を買うことがありますよ♪
益子は近年若い陶芸家さんがたくさん居をかまえ、それぞれに個性的な作風の器を作っていらっしゃいます。お写真の器も、水色がきれいですね~(*^^*)
「昔の益子焼は大きくて重くて欠けやすくて無骨だったんだよ~」と、実家が栃木の母などは様変わりに感心しています。
投稿: しーかん | 2013年8月28日 (水) 16:21
シーカンさんも同じような言い訳をしてお買いものすることがあるのですね。
お母様のご実家は栃木でいらっしゃいましたか。
昔の益子も魅力あるのでしょうが、若い人がどんどん新しい発想で作品をつくられるのも楽しみですね!
投稿: emi | 2013年8月28日 (水) 20:41