今日は中秋の名月。江戸時代のお月見の浮世絵を。
今日は中秋の名月。中秋の名月=満月と限らないのですが、今年は今日、満月ですね。
さて、江戸時代の浮世絵。お月見をテーマにした作品も多々ありますが、
素敵だな~と思う一つが「月見の母と娘」喜多川歌麿の江戸後期の作品です。
この絵、お月様自体は描かれていないんです。
でも前方少し斜め上を見ながら指差す母、同じあたりを見上げる子供、二人の前に飾られたススキで、
お月見なんだとわかります。
子供が母親の足元にまとわりつくように甘えたポーズが、
「子供ってこんな風に甘えるのあるある。江戸時代の子供も甘え方はかわらないんだ」と
あたたかな気持ちにさせます。
目線が空を見上げる、ではなくて前方なので、
東の空から昇りたての大きなお月様に感嘆しているのでしょう。
この作品は香雪美術館(ttp://www.kosetsu-museum.or.jp/)→所蔵品→絵画で見ることができます。
今日現在の直接のURLはttp://www.kosetsu-museum.or.jp/collection/kaiga/kaiga04/index.htmlになります。
♪月を眺めながら楽しみたい音楽はこちら
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