取組の数の分だけ、配色が生まれる。2色のコンビにうっとり
色のグラデーションとか、この色にこの色を組み合わせる配色とか、美しい色合いを見るのが大好き。
テレビを視ていて、
なんて美しいんだろう。緑系と黒だとやはりモダンね。ボルドーにネイビーははんなりした雰囲気。
などなど、次から次へと繰り広げられる2色のコンビカラーにうっとりしてしまう番組があります。
さてなんでしょう。
答えは大相撲。
土俵の東西に立つ力士のまわしの色合いにうっとりしてしまうのです。
私は生で大相撲を見たことがないのですが、
観に行ったことのある友人はまわしの絹の光沢が本当に美しかったと語ってくれました。
テレビで視ていても、まわしの絹の上品な輝きは伝わってきます。
エルメスのスカーフもそうですが、上質の絹の素晴らしいところは
派手な色でもどぎつくならずに、やわらかな光沢で奥深さを感じさせる。
地味な色でも鈍く放つ輝きで華やかを感じさせること。
取組の数だけ、アトランダムに2色のコンビカラーが繰り広げられるのが面白いです。
先日の9月29日、大相撲秋場所千秋楽。
テレビをつけた時からの、まわしの配色を書きとってみました。
色は厳密に再現できていませんが、こんな感じです。
色をずら~とご覧いただくのではなく、
1段1段、左(東)と右(西)の色の2色だけを目に入れて2色の配色を感じ取ってみてくださいね。
途中に出てくる□は欠場の安美錦です。
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■ ■松鳳山のカナリアイエローと豊ノ島の常盤緑色。
カラフルな組み合わせとなりました!
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■ ■稀勢の里と鶴竜の取組。
ボルドーに近いエンジ色と
高麗納戸のようなくすんだ青色の組み合わせが素敵。
■ ■結びの一番。白鵬と日馬富士。
白鵬の少し茶色がかったまわしの色も素敵。
とてもクールな配色。
相撲のまわしって不思議ですね。
他のスポーツのユニフォーム、コスチュームと比べてみると。
・超シンプル。
昔からそのままの裸に近い素朴な恰好。
水泳も本来は海パン一丁のシンプルなものでしたが、
今は水の抵抗など科学され、最先端のテクノロジーが導入されていて、シンプルとは言えません。
・贅沢な素材。
他のスポーツで絹を纏うユニフォームってあるのでしょうか。
・芸術ともいえる色合い。
美しく染色された色。シンプルな形のまわしにこめられたこだわり。
・スポンサーのロゴが入らない。
プロのスポーツであるにもかかわらず、スポンサーのロゴが入らない。
スポーツという言葉では語れない、神事でもあり、芸術を感じさせる相撲が国技として存在する日本。
好きです。
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