シダーローズ第一弾 ヒマラヤ杉のぼっくりとユーカリでクリスマスリースを作りました
よく散歩をしているところに、こんな松ぼっくりが落ちていました。
まるでバラの花のよう。
茶色いので、サハラ砂漠の「サンドローズ」にも似ていますね。
かわいいので、これを活かして何か作りたい!
クリスマスリースをつくることを思いつきました。
お花屋さんにユーカリを買いに行くと、
シルバーがかった「シルバーブローニア」も目に留まりました。
赤を使わず、シックな色に仕上げたかったため、こちらもゲット。
家でネットでリース作りを調べます。
リースベースやツルを使わずに作るやり方はあまり出ていません。
そこで自己流で取り組むことに。
造花の手芸などで使う緑色の針金(長さ焼く35cm、♯30、200本入り)を使用します。
太さ補強のため、3本1セットで三つ編みをします。
左に置いた6本に右から3本を絡めて始点に。
ゆるく三つ編みをします。
ゆるくするのはここにユーカリの茎を差し込むため。
最後まで三つ編みをしたら、端をつないでわっかにします。
そこに、こんな風にユーカリを差し込み、
そのあとは針金にツルをまきつけるみたいにユーカリを巻きつけます。
15センチぐらいにカットしたユーカリを使っているので、輪の半分ぐらいまで覆うことができます。
残りの針金部分も別のユーカリで覆います。
ユーカリで覆った輪に、シルバーブローニアを
緑の針金で巻きつけます。
次は、松ぼっくりをどうくっつけるか。
普通の松ぼっくりは笠の一番下あたりを針金で留めることができるようですが、
この薔薇のようなぼっくりは針金を絡められるところがありません。
ぼっくりの裏に穴があいているので、そこに
余ったシルバーブローニアをさしこんで、茎のようにすることを思いつきました。
ボンドで貼りつけて
こんな風になりました。
茎があるとさらにお花のように見えます。
この茎の部分を緑の針金でリースに
巻きつければOK。
緑の針金が見えてしまう部分が気になったら、
余っているユーカリの葉をリースに巻きつけて隠せばさらに綺麗になります。
出来上がりです!!
リース作り経験がちゃんとあるわけではないのに、
つい美しいぼっくりを拾ってしまったがために
取り組んだリースですが、
なかなかうまくできて満足。
ユーカリはアロマテラピーのエッセンシャルオイルでもおなじみですが、
リース作りに買った2束を部屋に置いて、手で触っているだけで、部屋中に、香りが漂います。
針葉樹の香りに近い、少しツンとくる清々しい青い香りに包まれます。
----
このクリスマスリース、今後は未知数です。
ユーカリは乾燥して縮んでいくでしょうし、
シルバーブローニアがこの色を
どのくらい保ってくれるのか、
ぼっくりが壊れずに今の花の形を保ってくれるのかは、
もうちょっと様子をみないと。
ところでこのぼっくりは、ヒマラヤ杉のものなので、
「杉なのに松ぼっくりという言い方でいいの?杉ぼっくりでは?」と思われる方もいるでしょう。
ヒマラヤ杉がマツ科なので、松ぼっくりと言ってOKなのでしょう。
ヒマラヤ杉のぼっくりが薔薇の形に見えるのは古今東西共通の感覚のようで、
「シダーローズ/cedar rose」という言葉もあります。
そして、ガガーリンマニアとしてはヒマラヤ杉はぐっとくる植物。
なぜなら宇宙飛行士ガガーリンがボストークで人類初の有人宇宙飛行を成功させた時の
コールサイン「ケードル/кедр 」はヒマラヤ杉と言われているからです。
ちなみに私が愛用している研究社露和辞典(東郷正延ほか編)ではкедрはセイヨウスギ。
ヒマラヤ杉はгималайский кедрと紹介されています。
シダーローズ第二弾は2014.11.24に。
今回作ったリースがどのくらい保てているかもご紹介。
◆ヒマラヤ杉シリーズINDEXはこちら◆
« 雪の結晶のお菓子、亀屋良長の「雪こんこ」はとってもリリカル | トップページ | 無印良品のマグカップには土井利位の雪華が »
「 花見るシアワセ」カテゴリの記事
- ビオラシリーズ(その16)花がら摘みは楽し&ハチがかぶりつき!(2025.01.18)
- ビオラシリーズ(その15)夏の花、ロベリアが12月も健在! 青系ビオラと。(2024.12.21)
- ビオラシリーズ(その14)舗道のパンビオのたくましさとガウラ(2024.12.14)
- モネ展~睡蓮のとき~に行きました(その2)粗いタッチが白内障の影響だとしても、作品に魅せられます(2024.12.08)
« 雪の結晶のお菓子、亀屋良長の「雪こんこ」はとってもリリカル | トップページ | 無印良品のマグカップには土井利位の雪華が »
コメント