雪輪(その10)雪輪をあしらった浮世絵(7)一筆斎文調
雪輪をあしらった浮世絵(6)の続きです。
1760~1772年頃に活動した一筆斎文調(いっぴつさいぶんちょう)(生没年1725~1794年の説あり)
の作品を4点ご紹介します。
文調の描く雪輪は、優美というよりは簡素です。
(美術館へのリンクが切れましたら、各所蔵館トップページからお訪ねください)
(所蔵館はすべての館を網羅しているわけではありません)
(作品の年代は所蔵館の表記を参考にしました)
(日本語作品名を確認できていないものがあります。
≪≫としているのは英語作品名や作品の絵を元に私が記した暫定的なもので、正式名ではありません)
≪女形をつとめる9代目市村羽左衛門≫/一筆斎文調
江戸時代 18世紀
メトロポリタン美術館所蔵(ttp://metmuseum.org/)↓
閲覧できるサイト
メトロポリタン美術館所蔵のものはこちら。
作品タイトルは「The Actor Ichikawa Uzayemon IX 1724-1785 in a Female Role」。
私メモ/メトロポリタン美術館で「Ichikawa」とされているのは「Ichimura」の間違いでしょうか。
雪輪の内側は麻の葉模様のようです。
≪佐野川市松と坂東三八≫/一筆斎文調
江戸時代 18世紀
ハーバード大学美術館所蔵
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作品タイトルは「Actors Sanogawa Ichimatsu and Bando Sanpachi」。
私メモ/雪輪の内側には笹が描かれています。
衝立と女/一筆斎文調 江戸時代 18世紀
早稲田大学演劇博物館所蔵
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私メモ/雪輪の内側は鹿の子絞りでしょうか。
2代目市川高麗蔵/一筆斎文調 江戸時代 18世紀
早稲田大学演劇博物館所蔵
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私メモ/雪輪は白ベタのシンプルなもの。切込みは等間隔ではなく、リズミカル。5弁に見えるものもあります。
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