ソチ五輪閉会式
ソチ五輪閉会式もロシアの魅力たっぷり、そして雪から春への季節を感じさせる素晴らしいものでした。
私の印象に残ったベスト10を。
【1位】4.5輪が5輪に。
憎いですね~ 開会式での失敗を逆手にとって。
でもあの失敗がなかったら、閉会式で五輪をつくっても盛り上がらなかったでしょう。
右上の輪を最初閉じておく。その「ウケ」。開いて無事五輪になる「盛り上がり」。ナイスでした。
【2位】聖火を消す。
ホッキョクグマが白い息を吐いて聖火を吹き消して、水色の涙がこぼれるところが素敵でした。
【3位】 鏡の国と動物。
空間を使い、床を使い、立体的に別世界を作る技術。
いくつもの鏡が作り出す不思議な空間も見事でした。
ホッキョクグマ、ユキヒョウ、うさぎ。毛がふかふかしていることが映像でもわかります。
動物たちの足元にリュボーフィちゃんたち。動物と一緒に遊びたいという夢を叶えた素敵な1シーン。
宮崎駿の『となりのトトロ』、ふかふかの猫バスで遊ぶメイちゃんたちの1シーンを思い出しました。
【4位】波に魚のような光の伝道師のマスゲーム。
大勢の人が次々とフォーメーションを変えて形を作るのが圧巻。
映像が人をアップにすると、ただ銀色のマントを羽織っているだけにみえるのですが、どうしてあんな風にキラキラと光るんでしょう。
上からの映像では本当に水が床に張ってあって、太陽光で反射しているように見えました。
【5位】リュボーフィちゃんたちの船の旅。
閉会式の冒頭。青く光る柱はオーロラのよう。
下には青い波。そして本物の花火を流れ星に見立てる演出にもびっくり。
リュボーフィちゃんたちの船が空中に浮いている様子にうっとりしました。
こんな景色のなかをゆっくりと進んでいく、そんな遊園地のアトラクションがあったらいいな~。
【6位】ミモザのフィナーレ。
ミモザの枝を持った人たちが現れたフィナーレ。
キラキラ降る金色のものは金メダルのオマージュのようにも見えます。
黄色いミモザはロシアでも春を象徴とする花。
白い雪の世界でおこなわれる冬季五輪が終わって春がやってくる、というのを感じさせる演出でした。
3匹の動物たち、大勢の人が並んでそこに黄色に輝く花畑が広がる様子はに『風の谷のナウシカ』を思い出しました。
青き衣をまとった者が金色の野を思い出しました。
【7位】ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番ハ短調。
浅田真央のあのフリーがよみがえりました!!
画像提供:www.kremlin.ru
【8位】シャガールの世界。
シャガールの独特の色使い。雲だけではなく人も建物も空中に浮いている幻想的な感覚。
ジプシーバイオリン。2二次元の絵の世界がこんな風に再現できるのがすごいですね
【9位】バレエ。
ボリショイとマリンスキーによるバレエも圧巻。この時は本当の劇場のような空間になりましたね。
空中に吊るされたいくつもの柱も選手入場の時のロシアの国旗のカラーとは違って、金色に。
まるでシャンデリアの一部のようでした。
紫色のと金色の照明でゴージャス。
バレリーナの白いチュチュが金色の光に透ける様子はまるで後光が差しているような美しさでした。
【10位】韓国。
次回冬季五輪の開催国韓国の場面。床が水墨画のような世界に早変わり。
鶴の白い羽が光るところも印象的でした。
鶴、松。韓国と日本の原風景の近さを感じました。
------------
ロシア文学の場面で使われた音楽が浅田真央使用曲の「仮面舞踏会」なのもうれしいですね。
サーカスの場面では、テントまであの時間の中で組み立ててしまう大がかりさに驚かされました。
サーカスのテントをたたむ場面では、本物のテントをたたむのと、
床に映した映像と連動してシュ~と吸い込まれるように 消える技術もすごいですね。
おまけ
こちらはいただきもののソチ五輪チョコ。
それぞれの種目のピクトグラムとロシア語が書かれています。
↑фигурное катание на коньках(フィグールナエ・カターニエ・ナ・カニカーフ)は
絵で推測できる通りフィギュアスケートのこと。
ミルクチョコレートです。
« ソチ五輪の開会式 | トップページ | 3月になっても冷えています。車に雪の結晶のような窓霜が綺麗でした »
「 ロシア」カテゴリの記事
- 高橋真琴さんとロシア(2018.12.02)
- Bunkamuraザ・ミュージアムで開催の「ロマンティックロシア」に行きました(2018.12.01)
- フェイラーのワールドトリップシリーズ(その1)ロシアをモチーフにしたタオルが最高!(2018.09.16)
- 藤城清治さんとロシアの関係(2016.12.05)
- ロプーヒナ(その3)レフ・トルストイとの関係(2015.05.21)
コメント