ガガーリン100 ソチ五輪の開会式でガガーリンが少し登場しましたね
ソチ五輪が閉幕して一週間経ちましたが、さすがロシアでの開催。
開会式ではガガーリンや宇宙に関することがいくつか取り上げられていました。
まず冒頭。ロシアで使うキリル文字のアルファベットがAから順番に紹介されるところ。
コラージュのような映像がとてもかっこよかったのですが、
私は録画を失敗して、みることがЖぐらいからだったのが残念なのですが、
Г(ゲー)ではГАГАРИН(ガガーリン)が取り上げられたようですね。
Л(エル)ではЛуноход(ルノホート/ロシアの月探査車)が出てきたのをみました。
С(エス)ではСпутникスプートニク/世界初の人工衛星)、
Ц (ツェー)ではЦиолковский(ツィオルコフスキー/宇宙開発の父と言われているロシア人科学者)でしたね。
開会式では ロシアの歴史を辿る場面にもガガーリンの名前が登場しました。
それはロシアンアバンギャルドの時代の後、
ピオネール(白い制服に赤いスカーフ)とロケットが出てくる場面です。
床に世界初の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンを意味する
FIRST MAN IN SPACE Юрий Гагаринの文字が映し出されました。
宇宙に関することでは、五輪旗を男性4人、女性4人で掲げて歩く場面で
女性初の宇宙飛行士 Валентина Терешкова(ワレンチナ・テレシコワ)さんの姿がありましたね。
テレシコワはボストーク6号に搭乗して宇宙へ行った時のコードネームがЧайка(チャイカ/かもめの意味)だったため、
「Я чайка(ヤー・チャイカ)」---こちらチャイカと地上と交信した言葉が「私はかもめ」と訳されたことで有名ですね。
おまけ
アルファベットのシーン
●Ё(ィヨー)ではアニメの巨匠ユーリ・ノルシュテインの『霧の中のはりねずみ』がでましたね!
ロシア語でハリネズミがЁжик(ヨージク)だからですね。
●女性初の宇宙飛行士テレシコワも参加した五輪旗を運ぶ場面では、
女性最前列がロシアの女優、チュルパン・ハマートヴァでした。
映画『ルナパパ』ではつらつとしていた10代の宮沢りえみたいな魅力を放った女優です。
●男性最後尾は映画監督ニキータ・ミハルコフ。
彼は若い頃に『私はモスクワを歩く(Я шагаю по Москве/ヤ・シャガーユ・パ・マスク ヴィエ)』という映画に主演しました。
この映画はソビエト時代の若者を描いたとても小粋な映画。
主題歌もとてもよいのですが、開会式のピオネールの場面ではこの主題歌も使われていました。
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