2014年の桃源郷に行ってきました
春といえば桜、のほんの少し前に「桃」があります。
そう思えるようになったのはたまプラーザ駅から車で10分ほどの保木の桃源郷を知ってから。
昨年ご一緒させていただいた大学のサークルの先輩、同期の仲間に加え、
今年は後輩も交えて日曜日に予定していましたが、あいにくの嵐で雨天中止。
今日、たまプラでの用事の合間に一人で行ってきました。
桃源郷の手前。オオイヌノフグリとホトケノザが至るところで咲いていました。
オオイヌノフグリって花の色や形、群生具合がネモフィラに少し似ていますよね。
↑画像は少し赤紫っぽくなってしまいました
いつものアングル。
濃いピンクは桃。
淡いピンクはソメイヨシノでしょうか。
明るいレモンイエローの植物。
奥の森の新芽の緑。
エトセトラエトセトラ。
豊かな色のハーモニーにうっとり
この場所がすごいなあ~と思うのは、起伏と遠近感。
赤と黄色の矢印をご覧ください。
右側から桃の丘の斜面が下っています。
左手からも手前からも赤の矢印のように中央に向かって地面が傾斜しているのです。
特に黄色い部分は勾配の強い斜面に、いわば谷になっています。
遠近感が強調されて黄色の矢印の背景にある森が一層遠くの場所に感じる構図になっているのです。
狙ったわけではなくて、自然が作り出した絶妙な起伏です!!
3枚の写真をつないでみましたが、パノラマ感を感じていただけますでしょうか。
毎年思うのです。
なぜ、こんなに桃源郷っぽいんだろう。
別世界に感じるんだろうと。
さきほどご紹介した、絶妙な起伏だけではなく、あと2つポイントがあります。
思いだすのは、日本の昔話で箪笥の引き出しを開けると自然の風景が広がっていたという話。
桃源郷が私有地でガードレールに囲われている閉じられた空間であること。
見上げるというよりも見下ろすというところ。
この2つが、引き出しを開けて見下ろす感覚とどこか近く、箱庭感覚のようなものを桃源郷に感じるのだと思います。
今日はうぐいすも鳴いていてのどかな晴れの日でまさに桃源郷でした。
桃源郷から保木入口のバス停に戻る時の眺めも好きなんです。
桃畑の向こうにたまプラの街並みがみえます。
保木の桃源郷の魅力は、住宅街の一角にタイムスリップしたかのように別世界が広がり、
その一角だけは電柱だのビルだの一切目に映らない景色を味わえることですが、
この場所は桃源郷と世俗(人間の営み)の境目エリア。
桃と住宅街の屋根屋根が一緒にフレームに収まる眺めも、自然と人間が仲良く共存、みたいな幸せな気持ちになります。
来年こそいい天気でみんなで楽しめたらいいな~
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