可憐でシック。架谷庸子さんの赤絵の雪華にうっとり。
先日、横浜高島屋に「-美しき万華鏡と鍛金の世界- 関井一夫展」を見にいきました。
その時、関井さんの奥様で、
ご自身も金工作家として日常を彩る作品を創っていらっしゃる宮崎浩美さんから、
同じフロアの食器売り場に九谷焼の若手作家三人の作品が展示されていて、
雪華模様の器があることを教えていただきました。
そこで見に行くと・・・
架谷庸子(はさたにようこ)さんの平盃 雪華紋がありました。
一目ぼれです
平たい小さな盃の内側に雪の結晶が描かれているのですが、その形はまさに土井利位の雪華。
土井利位が筆一本で線書きした結晶を着色しているのですがその色づかいがまたいいのです。
色合いはこんな感じでしょうか。
■■■■■■ (最後は金色のイメージ)。
赤系のやわらかなグラデーションに、金色の雪華が華やかを添えていて美しかったです。
盃の外側は赤系のボーダー。北欧の食器に通じるようなシンプルさが素敵でした。
欲しい!!!!と思ったのですが、懐具合を考え、泣く泣く購入は見送りましたが、
5分眺めていても見飽きないくらい美しかったです。
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雪華が使われているからというだけではなく、従来の「赤絵」と違う色合いが本当に魅力的。
従来の赤絵は「きつい」「和」のイメージでした。
白い生地にこってりした朱赤と差し色のように緑色の組み合わせ。ぱきっとコントラストの強い色合いで「和食器」のイメージ。
ところが、今回の3人展の作家さんの作品は、赤系の色彩がとても繊細で和だけではなく洋も感じさせるたたずまいなのです。
従来の赤絵が油絵具の赤を載せたイメージならば、今回拝見した赤絵は、水彩絵の具。
鳳凰などのモチーフではなく、小花ほか小さな柄がリズミカルに並ぶデザインはこんなブラウスがあっても可愛い、
英国のクラシカルな壁紙みたい、と思わせるものも。
和でありながら、洋を感じさせる可憐さはいろんな食器と組み合わせてテーブルに並べるのにも使いやすそうです。
新しい「赤絵」の世界を知ることができました。架谷庸子さんの雪華紋もいつか手に入れたいです。
赤系グラデーションに、淡いスカイブルーを刺し色にした器も素敵でした
架谷庸子さんの作品は日本橋高島屋の4月12日のブログで紹介されています。
ttp://blog-tokyo.takashimaya.co.jp/living/201404/article_4.html
雪華紋の盃も写真の左上に写っています。
このブログ内で架谷庸子さんの作品に関する記事は
架谷庸子 site:http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/star/
で検索くださいませ。
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