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2014年5月 7日 (水)

2014年青葉農園に行ってきました

今年も青葉農園に行ってきました。

まず今回一番印象に残ったバラを。

「エバンタイユ・ドール」。
20140507aobanoen_eventail_dor2
フランス語で「金の扇」。
くすんだイエローがとてもシックなのです。
花の中心に向かってセピア色に近いグラデーションになっています。

「クラシック」というよりも「アンティーク」な雰囲気を感じさせます。
博物館に飾られている昔の貴婦人のドレスのよう。
少し色あせているけど豪奢なレースや刺繍がほどこされているような。

独特の雰囲気を放っていました。

どこかひねった色合いのバラが好きな私は
「テラコッタ」も好き。
20140507aobanoen_terracotta
煉瓦色です。
そしてどことなくマットな印象があるところも
「テラコッタ」という名前にぴったり。
少し肉厚のぷっくりした花びら、フォルムがかわいいです。
20140507aobanoen_terracotta2
素焼きのような明るいベージュ色
ターコイズブルーを差し色に効かせた壁や花壇に
テラコッタを植えたら…。
バラなのに「おフランス」ではなくて「サンタフェ」な感じがして
おしゃれだろうな、なんて思います。

紫色のバラも年々種類が増えているように感じます。

「ブルームーン」。
20140507aobanoen_bluemoon
青の静けさにほんの少しだけ赤の情熱を混ぜたような、静謐なたたずまい。

「ブルーパフューム」。
20140507aobanoen_blueperfum
紫だけど少し華やかさを増したバラ。

「ニューウエイブ」。
20140507aobanoen_newwave
その名の通り花びらの縁がひらひら波打っています。

いろんなイングリッシュローズにもうっとり。
こちらは「ジェフ・ハミルトン」。
20140507aobanoen_jeffhamilton2
なんという巻き巻き具合なのでしょうか!

名店のクロワッサンをカットすると
断面が見事に螺旋を描いていてうっとりしますよね。

あのうっとりに近いものを感じます。
職人が手で花びらを巻き重ねるわけではないのに、
バラが自分自身でこんな渦巻を創りだすことが不思議。

「アンブリッジ・ローズ」。
20140507aobanoen_ambridgerose2
外側の花びらが淡いピンク。
中心の花びらが濃いアプリコットピンク。
可憐な「ピエール・ド・ロンサール」に雰囲気が似ています。
香りもとてもよかったです。

青葉農園はバラ以外もいろんな植物に出会えます。

「クローバー・ティントネーロ」。
20140507clover2
ネーロは黒という意味ですね。
黒いペンで塗り消したように、縁だけ緑色を残して黒い葉がなんとも素敵。
クローバーのラブリーさに、強さを出していて、北欧のテキスタイルのような雰囲気。

クローバーには花が赤紫がかっていて、葉もワイン色のものも。
こちらは「クローバー・ティントワイン」。
20140507clover3

以前も青葉農園で、その深い色合いに
ぽおっとなった「セリンセ・マヨール」もいました。
20140507cerinthemajor1
ブルーベリーの色や、くわいのグレイッシュなブルーがお好きな方は絶対好きなはず!!

オダマキにこんなかわいい花が。
名前は「ピンクペチコート」。
20140507odamaki2
マリー・アントワネットの頃のふわっとしたドレスのよう。

花が白~少し黄緑色がかっているor
葉はシルバーがかっているor
ほわっとした質感
の植物に無性に惹かれます。

フランネルフラワー、エーデルワイス、ラムズイヤー、ミヤマウスユキソウ(深山薄雪草)とか。
ですので青葉農園でも白い花やシルバーがかったリーフに眼を奪われました。

「ブッドレア」も大好き。
20140507buddleja

「オンファロデス」。
20140507omphalodes2
ごく小さな白い花が、かすみ草ほど密集していないのですが、
ぽ、ぽ、ぽっと咲いている様子が可愛いです。
白い花も良く見ると内側にほんの少し色濃く、浮彫りみたいに見えるところがあるのも小粋です。

花が放射状に咲く、名づけるなら「線香花火系」の花、
「オルラヤ・ホワイトレース」を買いました!!
20140507orlaya1

二つの楕円形の花びらが寄り添う様子がハートみたいなのも女子のツボを心得ていますよねえ。
20140507orlaya6
下の方に大きなハートが3つ。
上の方は小さなハートが3つ。
なぜアンバランスなのでしょう。

中心の球状のものをアップするとこんな感じです。
20140507orlaya5

おしべでしょうか、めしべでしょうか。
ぴよんぴよんと飛び出た様子をアップで。
20140507orlaya2
この花はこぼれ種で翌年も咲くということなので、来年も楽しめたらいいな~と思います。

青葉農園シリーズINDEXはこちら

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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