涙腺決壊、水野敬也×鉄拳の『それでも僕は夢を見る』
泣かせる本に出会いました。
それは水野敬也著、鉄拳画の『それでも僕は夢を見る』。
それでも僕は夢を見る
鉄拳のパラパラ漫画大好きです。
6月に行った「医は仁術」(国立科学博物館)では場内で上映されていた鉄拳のパラパラ漫画にも泣かされたばかり。
さて、『それでも僕は夢を見る』
の水野さんといえば、『夢を叶えるゾウ』でおなじみですね。
この本は、夢をあきらめてはいけない、がんばれ系のメッセージを放つ、感動させるための本。
そう思うと、少しすれた大人は、
「あざとい」までいかなくても「狙い」を感じて、泣かされてたまるかと思うのでありますが・・・
泣かされちゃいました
ちなみに私のまわりの大人4人は涙が出なかったとのこと。
「全米が泣いた」ではなく、大人の5人に1人は泣く、ぐらいかもしれません。
鉄拳ファンの方、ドライアイの方、あたたかい気持ちになりたい方、ぜひ読んでみてくださいね。
以下、ネタバレになりますので、淡い色の文字にします。
ネタバレOKという方のみご覧ください。
PCでご覧になっている方はピンク色の文字部分をドラッグしていただくと、青字に反転。
見やすくなるかと思います。
「ユメ」と夢をかなえられないでいる「若者」の話かと詠みはじめたところすぐに、
「若者」が老人になってしまってびっくり。
老いた「若者」は病床に伏します。
次のページをめくると。
ベットの脇に⌒の形のものが。そこに「ユメ」という文字が読み取れます。
つまり「ユメ」の頭が見えているのです。
このページで、やばい!と思いました。
若者が夢を忘れて老いても、「ユメ」はいつもそばにいてくれたということですよね。
そして次のページで、涙腺ダム、決壊!
ベッドの下から顔を出す「ユメ」。その「ユメ」も老人になっていたのです。
こころなしか、サッカー日本代表チームを率いたザックさんに似ています。
このあとは最後まで私は涙放流がとまりませんでした。
お互い、年とっても性格がかわらないと主人公とユメが笑いあう様子もいいですね。
最後に語られるメッセージにも心をぐっとつかまれました。
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