沈む三日月は不思議な眺め
月とは一週間、ごぶさたでした。
「晴れ」と記録される日でも月のまわりは雲で覆われていたり、
月が見えている時、私が外にでられない状況だったりで、
9月21日に月齢26の月を見たあとが昨日28日の月となったのです。
月齢は4.2ぐらい。ですので厳密には三日月ではないのですが、
細い角のような「三日月型」という広義の意味で三日月と呼ばせていただきます。
夕方、暮れ始めた南西の空に三日月が現れました。
(17:29)
カメラのスポット測光設定だと
まだ明るさが残る空も真っ暗に写ります。
アップで。
クリックで拡大します。
矢印のところが「危機の海」。
不思議なこのものでこの(↑)画像ですと、
照らされて三日月型に浮かび上がるシルエットに目が行きますが、
同じ画像をこんな風(↓)に回転させると、
影の部分含め「球体」であることに目が行きませんか。
クレーターも撮れました。
クリックで拡大します。
中央下のところ
ひっかき傷みたいに見えるのがレイタ谷(赤い線)。
三角形に並んで見えるクレーター(水色部分)は左から時計まわりに
ファブリシウス、ブレンナー、メティウス。
ファブリシウスを囲っているようにみえる大きなクレーターがジャンサンですね。
私の住んでいるところは9月27日ごろ金木犀が香り始めるのです。
この月もベランダで金木犀の甘い香りに包まれながら、眺めました。
家にいながら、月の谷が見えるなんて!!
テレポテーションで別世界に行った気分です。
28日は昼間、土星食がありました。
私は見ることができませんでしたが、夕方の空、月と土星が並んでいる様子が写せました。
地球照もほのかに見えています。
わかりづらいかもしれませんが画像右下に土星が。
クリックで拡大します。
西の空低く、月の入り20分ぐらい前の月です。
夕陽が赤く見えるように、低い月は赤くみえます。
4分後、住宅街の向こうに月の角が半分隠れ始めました。
闇の中でにょきっと伸びた角は少しシュールな眺めです。
ブレてます。
最後はこんな感じ。
西の空に傾きながら、どんどん色濃くなる月。
焼肉屋で網の下で燃えている炭火のようなオレンジ色でした。
朝陽や夕陽。丸い太陽が地平線から昇ったり水平線に沈むのは日常の光景ですが、三日月型が地平線にニョキっとしている眺めは少し非日常感、不思議な感覚があります。
西に開けたロケーションが近くにある方は、今日の月の入りをぜひご覧なってみてください。
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