満月には少し足りないコロンとした「檸檬の月」
「檸檬(レモン)の月」という歌、ご存知ですか?
歌っているのは小川美潮(おがわみしお)。
「檸檬の月も小川美潮も知らない」という方でも、昔、東芝さん系のCM曲
「はじめて」
(♪はじめて 見つけたのもの 何
はじめて さわったもの 覚えてる? 以下略)
を歌っていたアーティストと申し上げれば、「あの歌声の」と思いだす方もいらっしゃるかも。
月齢17前後(&11前後)の月を見ると、
小川美潮の「檸檬の月」を思い出します。
薄雲の中、暗くてわかりづらいのですが、
こちらは10月12日明け方の月。
ボケボケなので小さく紹介。
形はおわかりいただけると思います↓
月齢17.8。輝面率87%
(つまり、まんまるから13%分欠けた月)。
丸みがあるけれど少しとんがりもある。
この形、レモンみたいだな~と思います。
檸檬の月
「檸檬の月」(詞:工藤順子)では
「黄色いれもんの月」
「欠けるのか 満ちるのか 曖昧で 微妙な感じ」
「丸くない 尖らない」
と歌われています。
さて、いつごろの月を見上げたら、レモンの形に見えるのでしょう。
上から輝面率 82% 90% 95%です。
82%ですとほっそりしすぎますね。
輝面比87~95%ぐらいの月がレモンの形かなあと思います。
アストロアーツさんのステラナビゲーターでシミュレーションして
年内の「檸檬の月」が見える時をピックアップ(主観で)してみました。
11月3日(旧暦で閏9月11日)/月齢10.6頃/輝面比85%
11月4日(閏9月12日)/月齢11.6頃/輝面比93%
11月10日未明(閏9月18日)/月齢16.8頃/輝面比90%
12月3日(10月12日)/月齢11頃/輝面比90%
12月9日(10月18日)/月齢17頃/輝面比91%
月齢と欠け具合は厳密には一致せず、月々で異なるのですが
およその目安として
空にレモンの月が輝くのは
旧暦の日付でいうと11日~12日と17日~18日頃、
満月の2~3日前と2~3日後でしょうか。
澄んだ空にくっきり輝くレモンの月。
秋の夜長に愉しみたいですね。
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