シダーローズ第二弾 もうすぐ落ち頃、拾い頃
シダーローズってご存知ですか。
シダー(ヒマラヤ杉)の松ぼっくり(松笠)です。
杉なのに松ぼっくり?と思われるかもしれませんが、マツ科なので松ぼっくりという言い方でいいようです。
こちらがシダーローズ。
バラの花のようですよね。だらこそ「シダーの薔薇」の意味で「シダーローズ」と呼ばれています。
去年、このシダーローズを朝の散歩道でたくさんみつけて、拾って、クリスマスリースをつくりました。
(詳細は2013.12.7のブログに)
こんなバラの形のものが、地面のあちこちに落ちている様子はとてもラブリー。
けれども、ヒマラヤ杉の枝のあちこちにこのバラが成っている様子はさらにラブリーですよね。
と思いきや。
木の上でなっている時は楕円形のボックリ(以下球果と記します)なんです。
その先端部分が分かれて落ちると、バラのように見えるというわけです。
どんな風に球果が成長するのか観察したい!と思い10月にこのスポットに出かけてみました。
(あとになってわかったことですが球果は1年以上かけて成長するらしいので一年中観察すべきでした)
■2014年10月14日、台風19号が通り過ぎた後、訪ねてみると。
薄い緑色で硬いものが落ちていました。 葉っぱつきで。
ヒマラヤ杉は2種類のものをつけます。
ひとつは雌株がつける球果。
この先端部分だけがぽろっと落ちてシダーローズになるのですね。
もう一つは雄株がつける雄花。
こちらは穂のようにふさふさしていて、11月頃に地面に落ちると毛虫みたいに見えるもの。
「球果拾った!」と喜んだのですが、↑は球果ではなくて、毛虫になる前の雄花なのかもしれません。
長さは約2.5㎝。
去年採ったシダーローズを並べてみると。
このくらいの大きさの差があります。
■2014年11月3日
あきらかに雄花だとわかるものがいっぱい。
球果は目視できず。
雄花のアップ
これがヒマラヤ杉の全体像です。
■2014年11月23、24日
こちらが球果。成長していますね~。
こんがり焼けたミルフィーユみたいな色合い。
(赤ちゃん時代を撮ってみたかった(>_<) )
上を向いてたくさん成っています。
よく見ると(画像の中央左)、球果でも雄花でもない剣のようなものがあります。
拡大。
この剣のようなものは球果の芯のようです。
球果は先端がぽろっと落ちます。
それがシダーローズになります。
その下の笠は花びらのようにハラハラと落ちます。
そしてこの芯のようなものだけ木に残るようです。
こちらは地面に落ちた雄花。
うじゃうじゃ毛虫みたいで一瞬ぎょっとします。
アップで。
地域によって違うのかもしれませんが、雄花が地面に落ちる方が、シダーローズが落ちるよりも早い気がします。
シダーローズはこれから落ち頃、拾い頃かも。
クリスマスリースを作るのにナイスなタイミングですね。
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